当日の化粧や入浴も可能
赤あざ、赤ら顔のレーザー治療
池袋駅前のだ皮膚科
(豊島区/池袋駅)
最終更新日:2021/10/12
- 保険診療
- 自由診療
赤ら顔(毛細血管拡張症、酒さ)や赤あざ(血管腫)はいずれも見た目に大きく影響を与えるもので、コンプレックスとなりやすいもの。塗り薬や飲み薬での治療は困難だが、色素レーザーでの治療、特に2年ほど前から保険承認をとった新型機種での治療が長年の悩みの解消に役立っているという。その治療の流れや患者として気をつけるべき点などを、「池袋駅前のだ皮膚科」院長の野田真史先生に聞いた。
(取材日2018年11月21日)
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q赤ら顔や赤あざを治療できる色素レーザーとは?
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A
赤ら顔や赤あざの赤みは、皮膚の毛細血管が透けて見えることによるものです。その原因となっている毛細血管内の酸化ヘモグロビンにだけ反応するレーザー光を患部に当てることで、異常な血管だけを小さくし、赤みを薄くさせていくという仕組みです。しみやほくろ除去のレーザーとはまったく異なります。当院では、保険承認されている新型機種を使用。従来に比べ、レーザーが深くまで届き、術後も痕が目立ちにくいのが利点です。かさぶたにもならず、当日すぐでもお化粧が可能です。また、レーザーが照射される前に、皮膚表面を冷却するガスが出て皮膚が保護されることも特徴です。
- Q保険は適用されますか?
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A
赤あざをはじめとする血管腫や、赤ら顔といわれる毛細血管拡張症には、保険が適用となります。皮膚の荒れによる赤みであれば塗り薬の治療になりますが、血管由来の場合はレーザーを使用するのが良いでしょう。このほか、保険外診療になりますが、その他の顔の赤みの症状でも、治癒を早めることにつながる場合があります。
- Q治療回数や費用の目安を教えてください。
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A
濃い赤あざなどでも、4~5回の照射でかなりわかりづらくなると思います。治療頻度は、保険適用時には3ヵ月ごと。保険外診療では2週間から1ヵ月おきも可能です。費用はレーザーを当てる範囲で変わります。鼻の周りだけ血管が開いている毛細血管拡張症の場合では範囲が狭いのでその分費用は抑えられますし、顔全体や脚の広範囲でのレーザー治療では費用も上がります。自由診療の場合は、鼻のあたりは1万円、頬全体なら2万円、顔全体で3万円を目安としています。いずれの場合も、初診の際に治療方針とともに、計算して示すようにしています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1まずは初診でカウンセリング
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まずは問診票を記入して、医師に現在の悩みや状態を伝える。治療歴があれば、それも伝える。初診でも、その日のうちに診察からレーザー照射まで行うことも可能。当日の照射を希望する場合は、午前・午後それぞれ早めの時間帯に来院すればより確実。時間がない場合には、後日の時間予約を取って帰ってもOK。照射の出力や頻度などの治療方針を相談し、費用面も確認しておこう。
- 2施術前に洗顔を行う
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レーザーが化粧品や乳液、日焼け止めなどに反応する場合があるため、顔に照射する際には、洗顔してそれらは落として施術に臨む。治療部位がごく狭い範囲である場合には、その付近だけを落とすのでもかまわない。
- 3レーザーを照射する
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ベッドに横になり、患部にレーザーを照射。衣服で隠れる部位の場合は、その箇所のみ露出して照射する。実質的な照射時間は5分程度。照射中は強い痛みもなく、輪ゴムで弾かれるような感覚。鼻の周りなど、敏感な部分は人によって痛みを感じやすいこともあるが、気になる場合は少し強めのクリームタイプの麻酔を使用する場合もあるのだとか。
- 4レーザー照射後の処置
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皮膚の保護のため、冷やしたローションを塗布。専用品というわけではないので、自宅では普段使っているローションや乳液でのお手入れで十分。レーザー照射の直後は多少の赤みが出ることはあるが、1時間程度で引き、真っ赤になるようなこともないそう。出血をしたり、傷やかさぶたが残ることはまずないので、ガーゼでカバーする必要もなく、術後すぐに化粧をすることも可能。また、当日の入浴や洗顔、洗髪なども問題なく行える。
- 5経過観察のために再び来院
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初回のレーザー照射後は、その2週間後に再診を行うのが基本。レーザー照射が2回目以降の場合は、次回来院時に診るのでOK。あとは、初回カウンセリングで相談して決めた治療方針にそって、照射を重ねていくことに。術後、生活する上では、保湿や日焼け止め等は普段からやっておくとよいが、普段どおりで特に問題はない。
自由診療費用の目安
自由診療とは皮膚良性血管病変治療用レーザー/鼻周辺:1万円、頬全体:2万円、顔全体:3万円(自由診療の場合。範囲により金額が異なります)