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中島 拓人 院長の独自取材記事

形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック

(岐阜市/西岐阜駅)

最終更新日:2023/08/29

中島拓人院長 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック main

2015年に中島拓人院長が開業した傷と美容を専門とする「形成外科・美容皮膚科ぎふスキンケアクリニック」。人目を引くモダンな外観、おしゃれなインテリアと清潔感あふれる院内は、吹き抜けの明るい待合室やキッズスペースがあり、パウダールームも設けられている。これらはすべて患者に特別な空間を提供したいという院長の思いを形にしたもので、細部まで配慮が行き届いた空間は、ゆったりと過ごすことができるだろう。開業前には、形成外科の分野でがんややけど、けがなど数多くの手術を行ってきた中島院長は、その技術を派生させ、美容の分野にも注力している。丁寧なカウンセリングと説明を心がける優しい笑顔が印象的な中島院長から、治療のモットーや今後の展望などじっくり話を聞いた。

(取材日2018年7月14日)

見た目のクオリティーを高めるのが形成外科の役割

形成外科とは、どのような診療・治療を行う科目なのですか?

中島拓人院長 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック1

わかりやすく言うと「見た目を良くするための皮膚の外科」で、手術を用いて治療する傷の専門分野です。ケガをきれいに治したい、やけどを早く治したいなどの要望に応えることができます。そういった疾患を治したり、再建したりしながら、傷を丁寧に縫う処置をしていきます。傷痕のことまでを考慮し、外科の基本的なことを実践していくことで、患者さんに喜ばれ感謝されることが多く非常にうれしいですね。人々の生活の質の向上に関わっていく大きな影響力を与えられる重要な分野だと感じています。

形成外科を専門に選ばれた理由は何ですか?

救急救命や外科で人の命を救いたいと思い、研修で入ったのが、受け入れ患者数が多いことで知られる大垣市民病院でした。そこで学ぶ中、臓器別に細かく治療する耳鼻咽喉科に関心を持ち、研修が終わる頃には耳鼻科に進む意志が固まりかけていました。耳鼻科では、咽頭がんや舌がん、喉頭がんなどの頭頸部がんも扱うので、がん組織を切除する手術も行うのですが、その最終的な修復をするのが形成外科なんです。例えばがん切除後の咽頭や食道の再建手術には、腸の組織を患部に移植し、移植した組織が生着するよう、顕微鏡を使って2、3ミリの血管をつないでいくんですね。こういう技術を目の当たりし、形成外科という分野に魅了されました。形成外科はあまり知られていないのですが、とてもクリエイティブな外科なんだと知り、進むことを決断しました。

こちらのクリニックの特色、強みは何でしょうか?

中島拓人院長 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック2

1つは眼瞼下垂や逆まつげ、おできやほくろの切除、傷の膿を取り出すといった手術が、その日のうちにできるスピーディーさです。大きな病院では、待ち時間が長く、即日対応が難しいケースもあるでしょう。しかし当院では、診療日であればいつでも手術に対応していますし、土曜も夕方まで診察しています。完全予約制なのでお待たせすることもありません。2つ目に美容に関する相談も気軽にしていただること。形成外科は見た目のクオリティーを高めるための外科でもありますから、そこから派生する美容皮膚科や美容外科が一分野として位置づけられています。当院では化粧品、機器による治療、注射による治療、そして手術による治療など、保険診療から自由診療まで幅広く、患者さんのニーズに合わせて幅広い提案ができるもの当院の特徴だと思います。

患者との距離を縮め、居心地の良い空間に

治療において大切にしていることは?

中島拓人院長 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック3

一人ひとりの顔をしっかりと見て声かけをしています。患者さんには何か困ったことがあれば気軽に相談できる場所だと感じていただきたいですね。ありがたいことに当院には、傷を治したい、しわやしみが気になる、いつまでも若々しくありたいと、定期的に通院してくださる方が多くいらっしゃいますので、気持ち良く通ってくださるためにも患者さんとのコミュニケーションを何よりも大切にしています。あと、スキンケアに関しては、基礎化粧品やレーザー治療など私自身が実際に体感して、良さを患者さんに伝えています。「一緒にやっていこう」と励ましながら取り組むことで安心して続けていただけるようです。些細なことかもしれませんが、患者さんが帰られる時には私もお見送りしますし、スタッフもお辞儀をしてお見送りをしています。感謝と敬意を払う姿勢はこれからも持ち続けていきたいですね。

スタッフ教育にも力を注いでいるとお聞きしました。

スタッフには、私が患者さんにカウンセリングし、説明する様子を全部見せています。そうすることで知識を増やし、もし患者さんに診療について何か尋ねられても適切な説明ができるようになってもらいたいと思っているんです。患者さんには、現状の原因や予防について、生活指導などさまざまなアドバイスも行い、特に傷や美容にはホームケアの大切さもお伝えしています。日々の勉強も重要ですから、スキンケアの研修や学術集会にみんなで参加することもあります。スタッフには笑顔と優しさを忘れず、人として成長していってほしいと願っています。

スタッフみんなでつくり上げているクリニックなんですね。

中島拓人院長 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック4

スタッフに伝えている行動指針の一つとして「全員接客」という言葉を掲げ、1人の患者さんのことをスタッフ全員で共有し、患者さんへの対応を心がけています。患者さんがどんな治療で来院されているかスタッフ全員が把握していますので、院内のどこでお見かけしても「今日はどうでしたか?」とか、2階の治療スペースから降りてこられた時には「おかえりなさい」と声がけができるわけです。医師とスタッフが気持ちを一つにして、患者さんに手厚いサポートができるのもクリニックの良さだと思います。

傷と美容に特化し、皮膚をきれいにするサポートを

形成外科では、緊急の対応もできるよう配慮をされていますね。

中島拓人院長 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック5

やけどやケガの緊急の患者さんからお電話をいただくこともあります。なので、当院の診療は完全予約制ですが、1日のうちに数人の緊急の方を対応できるよう、あらかじめ余裕を持ってスケジューリングしているんです。特に、やけどやケガ、爪がはがれたといった急なご相談はお子さんが多いですね。親御さんは傷痕が残らないか心配されますから、形成外科へ連れていきたいと思ってくださるようです。また、「夜間救急で顔を縫ってもらったけどこれでいいですか?」と他の医療機関で治療を受けた後に相談に来られる方も少なくありません。そういった場合は形成外科の医師として、できることできないことや傷の経過をきちんと説明し、適切な治療法を提案しています。皮膚をきれいにする専門家として、地域の皆さんが安心して頼れるクリニックをめざしています。

今後、力を注いでいきたいことは何ですか?

地域貢献につながる講演活動をしていきたいと考えています。成人病や習慣病の予防などについては聞く機会も多いと思いますが、形成外科や美容皮膚科に関する話を聞くことは多くないのではないでしょうか。例えば、「傷治療は消毒、乾燥させてかさぶたを作ることはよくない」とか、「やけどは入浴をしてもいい」など、傷ややけどに対する正しい知識はなかなか普及していないようです。また、しみの予防やスキンケア、エイジングケアの話など、美容についてきちんと学術的な観点から知ることで役立つことは数多くあります。もっと多くの方に形成外科や美容皮膚科について知っていただき、利用していただきたいと思います。啓発していく上でも、地域の方々に向けてお伝えする機会をつくることが今後の課題です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

中島拓人院長 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック6

傷をきれいに治せるのは形成外科が専門だと知ってほしいと思います。また、美容皮膚科や美容外科は、レーザーなどの機器が進歩して切らずに美容的なケアができるようになり、赤くなったり腫れたりしないダウンタイムのないケアが主流になってきています。今や美容のことをクリニックで気軽に相談できる時代。皮膚科などでこれ以上きれいにならないと言われた症状など、セカンドオピニオンでご相談いただければ、形成外科医師として何かしら適切な方法をアドバイスできると思います。新鋭の医療技術や知識の習得を常に心がけていますので、スキンケアクリニックという名のとおり、きれいになるためトータル的なサポートをしていく皮膚専門のクリニックとして、どんどん活用していただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

カウンセリングのみ(初診・再初診)(30分以内)/2500円、しみのケア(レーザー)(全顔)/1万5000円~、しわのケア(レーザー)(全顔)/1万5000円~
※部位や状況により異なりますので、詳しくは医療機関にお問い合わせください。

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