東急プラザ酒井歯科室

田邊陽 院長

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渋谷駅前に建つ東急プラザ。そのなかで45年以上に渡り変わりゆく渋谷の街とともに時を重ねてきた「東急プラザ酒井歯科室」を訪ねた。「患者さんのためにできることを真剣に考えながら診療にあたりたい」と語るのは田邊陽院長。その実直で明るい人柄にふれ、自然と心も和んでくる。丁寧な態度と言葉でわかりやすい説明を心掛けながらも、時折交じるのは小さな笑い。「クリニックを出る時に、あの先生面白い話をしてくれて、ちょっと楽しかったなと思ってほしい」という田邊院長に、日々の診療への思いを語っていただいた。
(取材日2011年01月25日)

苦痛はなるべく少なく、小さな「笑い」でリラックスしてほしい

―こちらで開業されたのはいつですか。


45年以上前になりますね。渋谷東急プラザの開業当時から、ずっとここにあるんですよ。ただ、酒井歯科室自体の歴史は古く、義理の祖父が渋谷で開業して、もう80年以上になるんです。僕はここへ来て5年目を迎えました。今、酒井歯科室は、この東急プラザの他に渋谷マークシティのなかにもあり、そちらでは義兄が院長をしています。

―どのような患者さんが来院されるのでしょう。


近くでお仕事をされている方はもちろんですが、やはり歴史ある歯科医院なので、地域の方や高齢者の患者さんもたくさんいらっしゃいます。高齢者の方は、昔の古い治療が残っている場合が多いので、それを普段どうケアすべきかお話するようにしていますね。新しいものに全て取り替えてしまうのは簡単ですが負担も大きいですから。そして何より一番心がけているのは、高齢者に失礼なことをしない、ということ。よく、くだけた話し方で親しげに接しているのを見かけますが、それはフレンドリーなようでいて実は違うと思うんですよ。確かに今はリタイアされていらっしゃるかもしれませんが、かつては社会の一線で活躍されていた方。当然、失礼のないよう丁寧なごあいさつをすべきですし、きちんとした口調でしっかり説明をして、「少しでもお力になりたい」、という気持ちで接したいと思っています。最近は専門医が増えていて、例えばインプラントだけとか矯正だけ、審美だけといったような医院もありますが、僕は、なるべくそうはなりたくないですね。歯は1本で使うわけではありません。咀嚼(そしゃく)器官の一部です。患者さんの都合もありますし、いろんな意味で全体像を見失うことなく、なるべくその患者さんに合った治療を提供できればと思っています。

―診療する際にどのようなことを心掛けていらっしゃいますか。


とにかく丁寧に説明することを心掛けています。患者さんご自身の身体のことですから、身体の一部である歯のことをきちんとわかっていてほしいし、なるべくいろいろなことを教えてさしあげたい。これからこう悪くなる可能性があるよといったことも、その患者さんに合わせてリーフレットを作ったり絵を描いたりして、わかりやすくお伝えできるようにしています。そして、例えば再治療になってしまうような場合にも、都合のいい嘘をつくことなく、きちんとお話をするようにしています。僕自身、友達に治療してもらう時はやはり怖いですから、「こういう思いをしたら来たくないだろうな」と実感するんですよ。ですから、なるべく苦痛は少なくしてあげたいですし、あと、「クスッ」でもいいので、笑いをとってあげたいと思っているんですよ。実は、勤務医時代からずっと自分のスローガンに掲げていたことがあって。それは「都会のオアシスになりたい」ということ。治療で悩みを解消するのはもちろんですが、いらした患者さんをどうやって笑わせて疲れを癒してもらえるか、そんなことばかり考えていました。まず歯科医院に来る、というハードルを下げてあげるために、ここに来て「あの先生面白い話をしてくれてちょっと楽しかったな」「スタッフも色々と話しかけてくれて楽しかったな」と思っていただければうれしいですし、なおかつ、治療も痛くなく、情報も得られて心配も解消されれば、それが一番ですよね。

記事更新日:2016/01/24

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