ニキビに悩んだら市販薬に頼らず
皮膚科専門の医師の診療を
森の宮皮フ科クリニック
(練馬区/石神井公園駅)
最終更新日:2023/09/15


- 自由診療
思春期から成人まで、多くの人が悩むニキビ。治し方をインターネットで調べ、市販薬に頼ってしまう人もいるのではないだろうか。しかし、きちんと治療せずに放置したり、間違った処置をしたりすると、炎症や膿ができてしまい、ニキビ痕が残ることにもなりかねない。「森の宮皮膚科クリニック」の大垣淳院長によると、そうなることを防ぐためにもニキビの初期にあたる面皰(めんぽう)の段階で皮膚科にかかるのが理想だという。初期段階が過ぎて悪化していても、皮膚科専門の医師のもとで症状に合わせた適切な対応を受けることが大切だ。これまでなかなか良い結果が得られなかった人など多くの患者を診てきた大垣院長に、ニキビ治療の流れについて教えてもらった。
(取材日2023年5月17日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qニキビができる原因はどのようなものですか?
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A
10代から20代前半の「思春期ニキビ」は、性ホルモンのバランスの変化に伴い皮脂が増え、それが毛穴に詰まってニキビ菌が増殖することが原因となります。顔だけでなく胸や背中に広がることもありますね。20代から30代以降の多忙な女性に多い「大人ニキビ」は、口周辺や顎にできやすく、ストレスや疲れ、寝不足、月経にまつわるホルモンバランスの崩れが主な原因です。婦人科系の病気が隠れていることもあるので、注意が必要でしょう。最近ご相談が増えている男性の場合は、思春期ニキビの他、大人ニキビも女性同様、原因はさまざまです。当院には男女の医師が在籍していますので、異性の医師に悩みを話しづらい方も気軽にご相談ください。
- Qニキビ治療について教えてください。
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A
そもそもニキビは、9割の方が経験するともいわれるほど一般的です。ただ、身近な症状であるせいか皮膚科の受診率は低く、うっかり悪化させてしまって、後でニキビ痕に悩む方も多いですね。そうならないよう早期治療を基本として、次のニキビを生まないために予防も同時進行で行うことが大切です。ニキビは進行段階によって、症状も治療方法も変わります。顔の上に異なる段階のニキビが混在していることも珍しくありません。症状に合った治療のためには、一つ一つのニキビをきめ細かく診察し、適切な診断を行うことが求められます。市販薬に頼った自己流の治し方では悪化させる可能性があるので、きちんと専門の医師に診てもらいましょう。
- Qニキビの再発防止のためにはどうすればいいですか?
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A
思春期ニキビは、朝晩の洗顔や保湿などの日常のケアが重要になります。大人ニキビも同じですが、加えて、睡眠時間の十分な確保も必須だと考えています。また、塗り薬で症状が改善されたと感じたとしても、すぐに薬の使用を中断しないようにしていただきたいですね。次のニキビを生まないようにするために、薬をどれくらいの期間続けるかについては医師のアドバイスを受けると良いでしょう。さらに、何を食べるかも大事ですので、ぜひバランスの良い食事を意識してみてください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診票に記入する
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受付を済ませた後、問診票に症状を記入する。ニキビの状態によっては、医師の診察前に、別室で看護師によるカウンセリングを受けることもある。
- 2医師による患部の診察
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問診票に書かれた情報をもとに、医師が患部を診察。ニキビにはさまざまな種類があり、毛穴が詰まったような白いもの、赤く腫れているもの、黄色く膿んだものなど、ダーモスコープという専用の拡大鏡も使いながら丁寧に判別していく。また、患者も鏡で患部を見ながら、ニキビの状態や適切な治療法についての説明を聞く。
- 3塗り薬による治療や圧出、排膿の処置をスタート
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診察結果を踏まえ、医師が塗り薬や内服薬などニキビの状態に応じた治療方法を決定。具体的な説明を受けてから治療が始まる。必要に応じて、圧出や排膿の処置を診察室や処置室で受けることも。
- 4症状に応じてイオン導入やケミカルピーリングを受ける
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重症の場合や、赤みが気になる場合には、自費診療を選択することもできる。同院では内服治療や、ケミカルピーリング+イオン導入などのケアを行っている。ニキビ痕の相談についても対応可能。
- 5アドバイスをもとにケア。予防を意識しながら生活する
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朝晩の1日2回、ニキビをつぶさないよう優しく丁寧に洗顔をしてから、しっかり保湿を行い、用法どおりに薬を塗布する。塗り薬を使っているときは刺激を受けやすい状態なので、紫外線には気をつけよう。症状に応じ、2週間から1ヵ月後に再受診をする。
自由診療費用の目安
自由診療とはニキビの内服治療/6160円~、ケミカルピーリング+イオン導入/8580円~