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徳中 亮平 院長の独自取材記事

南青山TOKUNAKAクリニック

(港区/外苑前駅)

最終更新日:2021/10/12

徳中亮平院長 南青山TOKUNAKAクリニック main

表参道駅・外苑前駅から歩いて6分ほどの場所にある「南青山TOKUNAKAクリニック」。ビルの外観や内装はおしゃれなサロンのようで、良い意味でクリニックっぽさがない。これは院長の徳中亮平先生が意図したことで、少しでも患者が通いやすいように設計を工夫。徳中先生は、これまで総合病院や大学病院に勤務。交通事故や病気で大きな傷を負った患者の治療や手術を行ってきた。子どもの頃から手を動かすことが好きだった徳中先生にとって、形成外科の医師という道は天職だと言う。日常生活で生じるケガや皮膚疾患の治療、加齢に伴って起こりやすい眼瞼下垂の手術、脱毛や二重手術などの美容外科を扱っている。穏やかでおっとりとした雰囲気の徳中先生に、診療に対する思いや診療内容について話を聞いた。

(取材日2018年5月21日)

保険診療をメインとした町のかかりつけ医院

先生が医師を志すことに決めたのはなぜですか?

徳中亮平院長 南青山TOKUNAKAクリニック1

小さな頃から医師という仕事が身近にあったからです。私は体が弱くて病気がちな子でした。なので病院によく通ったものです。しかも、工作が好きでしたからカッターでケガをしてしまうこともよくありました。作業中に腱を切ってしまって親指が動かなくなり、病院で治療してもらったこともあります。そんなわけで、少年時代から病院や医師という存在が身近にあり、中学生の頃には将来の夢が医師になっていました。実際に医師になってみると、自分の選択は間違っていなかったと感じます。勤務医だった頃は毎日手術で手を動かしていましたし、開業してからは患者さんと話す時間も増えました。大きな病院と町のクリニックでは仕事内容や役割が違いますが、どちらも自分にとってやりがいのある仕事です。

形成外科を選ばれたのはどうしてですか?

私が在籍していた昭和大学は、形成外科の分野に古くから力を入れている学校でした。実際の治療現場を見学したとき、自分には形成外科が向いているのではないかと思いました。例えば、口唇口蓋裂という生まれつき口が割けてしまっている疾患があります。赤ちゃんの頃から成人になるまで何度も手術していくのですが、きれいな状態に回復させるには術者の技術力が求められます。先輩方がきれいにこの疾患を治していくのを見た時に、昔から手を動かすことが好きだった私の心も動かされました。口唇口蓋裂の手術は全身麻酔が必要なので、大学病院や総合病院で行います。開業した今、私が手術に携わることはできませんが、成人してからの細かな調整は当院でも可能です。

開業経緯を教えてください。

徳中亮平院長 南青山TOKUNAKAクリニック2

大学病院時代の尊敬する先輩が去年に開業し、その先輩の話を聞いているうちに開業医としての道を魅力に感じました。私は北海道の旭川出身ですが、開業の地として青山を選んだのは妻の実家が近かったからです。いずれは当院の規模を拡大する計画でいますが、まずは患者さんがどんな医療や設備を必要としているのかを知るために、少し小さめのスペースで開業しました。この地域には、美容皮膚科や美容外科は多くあるのですが、保険診療をメインに扱っている皮膚科や形成外科がほとんどありません。でも、近くにはマンションもあり、オフィス街にも近いので多くの人が住んでいます。それで、地域医療に貢献できるのではないかと思い、この場所を選びました。

家族ぐるみで気軽に通えるクリニックとして設計

開業にあたりこだわった設計や設備などはありますか?

徳中亮平院長 南青山TOKUNAKAクリニック3

クリニックっぽくないデザインを意識しました。当院の設計をお願いした設計士さんは、クリニックだけでなく仕事場や事務所のデザインも手がけておられるので、私が思い描いたとおりのクリニックが完成しました。クリニックは決して通うのが楽しい場所ではありませんが、それでも美容室に行くような感覚で通ってもらえるような雰囲気にしたいです。当院のメインは保険診療なので、お子さんから年配の方までご家族で来てもらって、家族ぐるみでお付き合いができれば幸いです。設備面では大きな病院で使われているのと同じ電気メスを導入しています。これは皮膚を切る道具ではなく、止血するための道具です。ケガの処置や手術でかなり重要な道具なので、最初から導入しようと決めていました。

こちらのクリニックではどのような診療を行っていますか?

切り傷や擦り傷などのケガ、皮膚腫瘍の治療や手術といった保険診療をメインに行っています。また、眼瞼下垂という加齢に伴って発生しやすい病気の治療にも力を入れています。まぶたが下がって目が開きにくくなる病気で手術が必要です。手術を受けた後は、一時的に視力が悪くなったりドライアイになったりする場合があります。そこで当院では、術前術後の検査を院内で行えるよう、眼科の先生に非常勤で来ていただいています。美容外科では、脱毛ケアや二重手術が可能です。

複数の科を標榜していますが、患者さんが多いのはどの科ですか?

徳中亮平院長 南青山TOKUNAKAクリニック4

皮膚科の患者さんが最も多いですし症状も幅広いですね。皮膚疾患は、じんましんやかぶれなど、子どもから高齢者まで羅患(りかん)するものが多いので最も需要があると思います。皮膚疾患は痛みのない場合があります。患者さんも、皮膚に何かができていることはわかっているけれど痛みがないから放置していて、別の理由で来院されたときに「これは何ですか?」と聞いてこられることがあります。実はそれが皮膚がんだったということもあるので注意してください。皮膚がんは早めに処置してしまえば予後は良好ですし、当院で当日手術も可能です。気軽になんでも相談できる雰囲気を出していきたいですね。

形成外科を軸に、皮膚から筋肉、眼科疾患まで広く対応

形成外科と整形外科の違いを教えてください。

徳中亮平院長 南青山TOKUNAKAクリニック5

両方の科で扱う症状もありますが、基本的に形成外科では皮膚から筋肉にかけての疾患を治療します。骨折のように骨に関わる分野は整形外科の領域です。日常生活でのケガ、例えば指を切ったり頭をぶつけて出血したりといった場合は、形成外科で治療できます。交通事故のように動かしてはいけない状況以外ならクリニックで治療可能です。特に頭をぶつけたり切ったりすると出血が多いのでびっくりすると思いますが、ガーゼや清潔なハンカチで患部を圧迫して止血してください。通常は10分も押さえていれば出血しなくなります。お子さんがケガした場合は特に不安になると思います。病院に行くべきかどうか、正しい判断ができるように親御さんを助けるのも医師である私たちの使命だと思っていますので、お気軽にご相談ください。

印象に残っているエピソードはありますか?

以前、群馬県の前橋赤十字病院に勤務していました。その病院には高度救命救急センターがあったので、ドクターヘリで県外から患者さんが搬送されてくることもありました。重症の患者さんを治療することが多く、脚の付け根から切断しなければならなかったケースや、治療自体が困難に思えるケースもあったんです。そんな中で、救急科や外科とともに私も形成外科の医師としてチームで患者さんの治療にあたりました。切断面に皮膚を形成する手術や、頭頸部のがんを切除した後に、顎を再建することもありました。治療期間が長かった患者さんが無事社会復帰されるときはうれしかったです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

徳中亮平院長 南青山TOKUNAKAクリニック6

形成外科はどんな症状を診ているのかイメージしにくいかもしれません。当院では、皮膚疾患から目のトラブルまで幅広く診察可能です。特に最近増えているのは眼瞼下垂。30代から症状が表れてきますので、一度セルフチェックしてみてください。まず姿勢を正して椅子に座ってください。それから、正面を向いた状態で目をつぶって眉毛を押さえます。その状態をキープしたまま目を開けてください。眉毛を動かさずに前が見えるなら問題ありませんが、眉毛が動くようであれば眼瞼下垂の初期症状が始まっている可能性があります。この疾患の治療は、早めに済ませておくと年を取ったときにダメージが少ないです。検査自体は簡単にできるのでご相談ください。その他も疾患についてなど、わからないことなどあればお気軽に来院してみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脱毛:5000円~

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