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早期の医療介入と管理で
心不全のリスクから命を守る

前羽クリニック

(茨木市/茨木駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

高齢化に伴い、心不全の患者が急増し、社会問題となっている昨今。多くの人が心不全で命を落としているにもかかわらず、心臓集中治療室には、重症化してから運び込まれる患者が多いという。そんな現状に警鐘を鳴らしているのが「前羽クリニック 」の前羽宏史院長だ。心臓集中治療室にて循環器救急疾患を中心に診療経験を積んできた前羽院長は、早期検査・治療に重要性を強く訴えていると同時に、発症化リスクのある生活習慣病の患者にリスクを見越した治療を行うことの重要性を日々説いている。「気軽に検査を受けていただき、初期診断・早期治療を行っていきたい」と熱く語る前羽院長に、循環器クリニック受診の必要性について話を聞かせてもらった。

(取材日2021年5月12日)

心不全予防には早い段階での介入と管理が重要。発症リスクのある生活習慣病の患者は特に注意を

Q循環器の疾患について詳しく教えてください。
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▲早期発見・早期治療に努める

循環器疾患とは、血液の循環にかかわる臓器である心臓や血管の病気のことです。人間が生きていくために血液の循環は一瞬たりとも欠かせないものですから、循環器疾患を放置しておくととても危険です。代表的な疾患として高血圧、狭心症、心筋梗塞、弁膜症、不整脈、閉塞性動脈硬化など、聞いたことがある病気は多いのではないでしょうか? また、心不全は有名ですが疾患名ではなくさまざまな循環器疾患により、心臓がポンプとしての役割を十分に果たせなくなった状態のことを言います。循環器疾患を放置していると、最終的には心不全に至りますので、早め早めに手を打つことで、心不全を発症させないいようしっかり管理することが大切です。

Q循環器疾患には、どのような症状があるのでしょうか?
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▲健康診断を受けることを勧める前羽先生

循環器疾患の関与が考えられる症状は、息切れや動悸、胸や背中の圧迫感や違和感、足や顔のむくみ、歩行時の足の痛み、ふらつきやめまい、失神発作、だるさ、疲れやすさなどです。どれも、精神的なものや他の病気でも起こる症状ですが、症状を聞いただけでは判断できないものです。患者さん自身が自覚できるくらいに症状があるならば、一度詳しく検査をしてみたほうがいいと思います。さまざまな疾患があっても、自覚症状のない方も多くおられますので、健康診断を受けられることをお勧めします。高血圧や不整脈、弁膜症などは、検査をしてわかることがほとんどです。そのため、これらの異常の発見には健康診断が大きな意味を持っています。

Qクリニックを受診したほうがいい人の特徴はありますか?
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▲心不全発症のリスクを抑えるために受診してほしいとのこと

まずは自覚症状がある場合や、健康診断などで再検査と言われた場合ですね。特に、高血圧、糖尿病、動脈硬化疾患などの生活習慣病のある方や、家族や親族に循環器疾患を持っている人がいる場合には、積極的に受診していただきたいと思います。さまざまな心不全の患者さんを見てきた循環器を専門とする医師から見れば、生活習慣病は心不全の発症リスクの初期段階といえます。発症リスクを抑えるためにも、先を見越しながら生活習慣病の管理をしていただきたいので、放置せず、早めの受診をお勧めします。また、循環器疾患は年齢に関係するものばかりではありませんので、自覚症状があれば若くても気軽に受診してください。

Q検査や治療を後回しにすると、どんなリスクが考えられますか?
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▲検査や治療を後回しにすることのリスクを話す前羽先生

一言で言うと「寿命が短くなってしまう」に尽きると思います。私は心臓血管疾患集中治療室で働いていた経験があるのですが、とことん悪くなってしまってから入院される患者さんが多いことをいつもたいへん残念に思っていました。残念ながら、心不全など不可逆の症状が重症化してしまうと、何もなかった頃と同じ状態に戻ることはできません。だからこそ初診の段階で的確に診断し、治療することがとても大切なのです。「薬を飲みたくない」「副作用が心配」と言われる方も多く、お気持ちはよくわかりますが、必要な薬を飲まずにいるデメリットもしっかり考える必要があり、そこをわかっていただくまで説明するのがわれわれの役割だと思っています。

Qこちらのクリニックで受けられる検査について教えてください。
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▲検査機器も充実している

健康診断や、心電図、心血管エックス線、心臓超音波検査など、各種検査を行っています。当院では一人でも多くの方に検査を受けていただきたいという考えのもと、予約なしでの検査を実施しています。クリニックの診療時間内であれば、どなたでも気軽に検査を受けていただけます。特に心臓超音波検査は、検査しながら患者さんご自身にもモニターを見ていただくことが可能です。動いている自分の心臓を見て異常がないことを確認することで、安心できる方もいらっしゃると思います。患者さんが不安や不快感を感じているのであれば、まずは医学的な見地から検証することが大事。そのためにも、迅速に気軽に検査を受けていただければと思っています。

ドクターからのメッセージ

前羽 宏史院長

心不全は、初期段階のステージAから末期状態であるステージDまでに分類され、高血圧、糖尿病、動脈硬化疾患などの生活習慣病がある方は、実はそれだけで心不全発症リスク状態のステージAに該当します。これらの病気は自覚症状が少ないため、自分に心不全のリスクがあると理解してもらうのは難しいかもしれません。しかし、心不全を発症すれば、病態によっては寿命に必ず影響が出ます。健康で長生きするためには、心不全を発症しないようにコントロールすることが大切です。今一度自分の体を振り返り、不安があればぜひ一度クリニックへ足を運んでください。

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