睡眠総合ケアクリニック代々木

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井上雄一先生

医療トピックス

「睡眠負債」など近年注目される
子どもにも大人にも関わる睡眠病

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2017年の流行語大賞にもノミネートされたほど、「睡眠負債」という言葉が注目を集めている。スマートフォンのアプリでも、睡眠中のログを取って管理しようというものが人気だ。裏返せば、自分の睡眠について不満や不安を抱えている人が増えているということと言えそう。実際に、睡眠にまつわる病気やその潜在的なリスクにはどのようなものがあるのだろうか。「睡眠総合ケアクリニック代々木」では、あらゆる睡眠障害に対し、精神科・呼吸器内科・歯科・耳鼻咽喉科・神経内科などの見地から総合的に検査・診断・治療を行っている。睡眠障害における最近の傾向や対策について、日本睡眠学会の理事を務め、研究や後進の育成にも力を注いでいる井上雄一理事長に聞いた。(取材日2018年2月7日)

女性や子どもにもある睡眠時無呼吸症候群、高齢者を悩ます不眠症や過眠症、寝ぼけて暴れ食べ散らかす悩みも

最近話題の「睡眠負債」とは、どういうものでしょうか?

1 ▲井上先生をはじめ、睡眠障害のスペシャリストがそろうクリニック 実は新しい概念ではなく、80年代に米国スタンフォード大学で提唱されたSleep Debtという言葉です。わずかな睡眠不足も日々重なっていくと付けが貯まり、借金が膨らんで返せなくなるイメージです。俗にいう「寝だめ」は平日寝れなかった分を週末にたくさん寝て、睡眠の返済をしているわけです。今日15時間眠れば明日から3時間睡眠でよいのではありません。睡眠不足の常態化は生活や仕事の質を下げるだけでなく、不眠症やうつ病、高血圧症などにつながりかねません。また睡眠負債は免疫システムに影響して、がんのリスクを高めたり、認知症の原因物質が睡眠中に排出されるのを妨げ、発症リスクを高めるといった研究結果もあります。

睡眠の病気というと、「睡眠時無呼吸症候群」をよく聞きます。

2 ▲同院では睡眠時の呼吸や脈拍などを計測することも可能 常習性いびきの延長線上で、睡眠中に繰り返し呼吸が止まるようになる病気です。国民の4~5%が該当するといわれます。中高年の男性が多いですが、女性でも閉経に向け、呼吸に必要な筋肉の保護作用がある黄体ホルモンの分泌が徐々に減っていくので、閉経される年代以降は男女差なく見られるようになります。治療法としては、睡眠中に鼻マスクやマウスピースを装着して物理的に気道を確保する方法があります。子どもに多いのは、へんとう肥大で気道が塞がれているケース。この場合はへんとう切除手術を行います。就学児童ですと、睡眠の質の低下によって集中力や学力低下につながり、気にされた親御さんがご相談におみえになります。

その他にも、睡眠にまつわる病気はたくさんあると聞きました。

3 ▲各種検査や問診で病気を特定し、適切な治療を提供する 睡眠の病気や障害は、国際分類で約90種と多岐にわたります。訴えで多いのは、まず、なかなか寝付けない、途中何度も目が覚める、いくら寝ても日中眠いなど、睡眠の質や量の問題。睡眠時間は個人差はありますが、7時間を目安にしたいですね。そして、夜更かしや朝寝坊など、睡眠時間帯のズレの問題。社会的な時差ぼけとも言え、週末であっても寝起きのタイミングは2時間以上はずらさないのがお勧めです。最後が、睡眠中のいびきや呼吸停止、寝ぼけ、足のぴくつきなどの異常行動です。総じて不眠症は高齢女性に多く、寝ぼけ食べやむずむず脚症候群も女性に多い症状です。普段は紳士的でも、寝ぼけて暴れる症状は65歳以上の男性に見られます。

睡眠は大切とわかっていても、実現できていない人が多そうです。

4 ▲井上先生は、医師向けだけでなく一般人向けの本も多数著してきた 日本人の睡眠時間は、この30年で1時間ほども短くなっています。当院も開業して15年になりますが、睡眠をおろそかにすると健康上の弊害が大きいという知識の啓発はだいぶ進みました。ただ、ほとんどの方が、ご自分は大丈夫だと思い、不摂生を続けられているように見受けられます。24時間営業の店舗が増え、夜勤やシフトでの不規則な生活を強いられる人も増えています。社会全体が夜型化している中で難しいですが、できれば夜は11~12時には就寝し、朝6~7時に起床が本来は望ましいのです。睡眠導入剤などで不眠に対処したり睡眠リズムを調整するのも有効的です。

睡眠導入剤には不安もありますが、他にも対処法はありますか?

5 ▲臨床心理士によるカウンセリングを受けることができる 従来の睡眠剤は筋力を弱める作用があるため、高齢者などには、ふらつきや転倒リスクもありました。最近はそれを起こさない薬や、依存性も形成されない薬も出ています。その方の状況に合わせて最適な睡眠剤を考えることができますので、まずは相談いただきたいですね。そのほか、当院では認知行動療法による睡眠コントロールも行っています。臨床心理士による50分のカウンセリングを2~4週間隔で4~6回行いますが、次回カウンセリングまでに宿題で、自分の考え方や生活を見直してもいただきます。3~4ヵ月かけて改善していくので、即効性というよりは生活改善をめざすことができ、約8割の患者さんによい効果が見られます。

料金の目安

認知行動療法のためのカウンセリング:一回50分 7000円

ドクターからのメッセージ

井上雄一理事長

夜間睡眠に満足していない人は、日本人の4~5人に1人といわれます。そのうち、病気といえるのは、社会生活に影響があるものと考えれば、1割程度でしょう。不眠症は大抵かかりつけ医に睡眠剤を出してもらって服用すれば解消はするものです。ただ、それでも改善が見られずに、治療法をステップアップさせたいという方が当院にはよくみえていますね。また、薬を増やすのは患者さんも当院としてもなるべく避けたいので、いかに薬だけに頼らずに治療効果を上げられるかに尽力しています。とは言え、不調な時に薬を減らすのも良くないことです。患者さんの状況に応じた薬の変更や調整が大切ですので、悩みがあればぜひ一度ご相談ください。

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