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小森 広嗣 院長の独自取材記事

小森こどもクリニック

(国分寺市/国分寺駅)

最終更新日:2022/02/03

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2018年に開院した「小森こどもクリニック」。小森広嗣院長の名前から着想した森を思わせる木のぬくもりにあふれた院内はとても広く開放的。院長が小児外科出身であることから、ケガや皮膚疾患、風邪、アレルギー疾患、成長・発達と幅広く診られるのが大きな強みだ。3児の父でもある小森院長の、保護者の心情をおもんばかりながら診察にあたる姿勢も魅力の一つだろう。地域のかかりつけ医としての真摯な想いをたっぷりと聞いた。

(取材日2021年10月20日)

内科も外科も小児をトータル的に診療

医師を志した理由を聞かせてください。

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幼少期から小児科にお世話になることが多く、医師という職業は身近で憧れでした。当時から子どもながらに人体に関心があり手先も器用だったので、いつの頃からか外科の医師をめざしていました。大学入学後は小児診療にも興味を持ち小児外科へ。外科でトレーニングを積んだ後、日本小児外科学会小児外科専門医の資格を取得し小児外科へ進みました。卒業後は東京都立清瀬小児病院と都立小児総合医療センターで多くの経験を積ませていただきましたが、立場が上がるにつれ実際に子どもたちにふれ診療する時間が少なくなり、現場でもっとお役に立ちたいという思いから開業を考えました。

こちらの特色は?

小児外科では、内科的な病気やリスクのあるお子さんに対して、また成長・発達のことを考えながら外科的な治療をする、ということを行ってきました。そうした「幅広く診られること」が当院の強みです。ケガなどの外科系疾患は得意ですが、同時に風邪や喘息、アレルギー、アトピー性皮膚炎といった一般的な小児内科の疾患も診ますし、成長・発達に関するご相談にも対応します。子どものことなら何でも相談できる場と思っていただければうれしいですね。また、傷ややけどの治療はきれいに治すことを最終目標としています。ほかにも、肛門が腫れる、膿が出るなどの肛門周囲膿瘍、左右の小陰唇が癒着して腟口が隠れてしまう陰唇癒合(いんしんゆごう)、舌の裏側にあるひだが生まれつき短い舌小帯短縮症の処置や、イボの治療などは得意です。乳腺や体にできた腫瘤の相談に応じるのも小児外科医ならではの強みですね。もちろん腹痛や血便も診ています。

子どもと一緒に親も診てもらえるんですね。

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お子さんが風邪をひくとウイルスを家族でシェアしているような状態になります。そんなとき、お子さんはクリニックでしっかり診てもらっても、親御さんは看病しながら家庭の置き薬などでしのぐため完治まで時間がかかり疲弊してしまうケースもあるでしょう。だからこそ当院では親御さんの診療も行います。漢方薬も処方しており、漢方薬は妊娠・授乳中でも服用できるものが多いですし、西洋薬にない良さもあるので組み合わせてお出しします。お子さんの漢方の服用もココアに混ぜるなどの方法があるので、併せてアドバイスしています。また、エコーを備えており、腸重積、急性虫垂炎などの外科疾患や、私が専門とする便秘症を診断する上で非常に重要な役割を果たします。ちょっとした気になるしこりもエコーで診ることで、患者さんに根拠を持ってご説明できます。エコーを地域医療の中で役立てられるのも、これまでの経験が生かせていると実感しています。

医師であり子育て仲間でもある頼もしい存在に

病院との連携にも注力されていますね。

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長く私が勤務した都立小児総合医療センターには今も仲間が多くおりますので、専門的な治療の必要なお子さんへの適切な対応が可能です。逆にあちらから当院へ患者さんをご紹介いただくこともあり、強い連携を持って診療を行っています。都立小児総合医療センターから完全に出て一人で診療しているというより、仲間たちと多摩地域の大きな医療チームの中で診療している感覚でいます。

診療する上で心がけていることは?

親御さんは大変な思いをして来院されますから、診察室に入ってきた時より親御さんの表情を和らげてお帰りいただきたいと思っています。これまで、経過の中で手術の必要性や治療の難しさを告げられ泣き崩れる親御さんと時間を共有することも多々ありましたが、みんなで力を合わせて病気に立ち向かえばご自身の中で少しずつ納得できるものになっていくはずです。私のミッションは、「成長の感動や喜びを世界の子どもたち・家族と共有すること」。小児外科では手術後も長いお付き合いが続きますから、お子さんの成長や発達をともに喜びながら、親御さんの気持ちや、気持ちの移り変わりを感じることをずっと大切にしてきました。

“親御さんと一緒に子育てしている”のですね。

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正しい治療はとても大事で、一定の質を保った治療を提供する努力は当たり前。ですがそれ以上にお子さんだけではなく、親御さんのお気持ちを受け入れ寄り添うことも大切で、それを含めて治療だと私は思っています。私も3児の父ですので、同じ親としてお子さんを心配する気持ちや子育ての大変さはよくわかります。特に大汗をかきながら一生懸命お子さんを連れて来られているお父さんを見ると、勝手にパパ仲間として親近感を持っています。先日関係の近い親族が初産をしまして、いろいろな心配事を妻を通じて聞くのですが、ちょっとしたことが気になったり不安になったりするのですよね。“こんなことが気になるのだ”と知ることができ、新鮮な気づきも多く、改めて親御さんの心に寄り添うことの重要性を再認識しました。何が不安で悩んでいるかを知り、一つずつ解決していくことが、前に向かって安心して子育てできることにつながるのだと。

確かに、子どものこととなると些細なことでも不安になります。

何げない医師の一言が気になることもあると思います。気を引き締めようと決意したところです。今は「産後うつ」や「ワンオペ育児」など子育て中の親御さんを取り巻く問題は多いです。周りに情報があふれすぎて不安になることも多く、不安が大きすぎて具体的な言葉にできないこともあるでしょう。聞いていいのかな?と思わずに、不安や困り事があればお気軽に何でもご相談ください。

心身ともにたくましく、楽しく生きるためのサポートを

子どもの便秘の診療がご専門とのことですが、どのような対応をするのですか?

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便秘や夜尿症の治療は根気強さが重要。治療は長期間にわたることもありますが、お子さん、親御さんと伴走しながら一緒に取り組んでいます。また、便秘や夜尿症のほかにも、アレルギー、スキンケアなど、子どもの疾患は根気良く治療を続けることが必要なものが多く、いかにお子さんの個性やそれぞれのご家庭の事情・背景に合わせてきめ細かく、粘り強く治療を進めるかが大切だと考えています。

小児科医になって良かったと思うのはどんな時ですか?

治療過程を見守った数多くの子どもたちの親になった気持ちでいるので、彼らの成長を感じるのがなによりの楽しみです。元気に顔を見せに来てくれるのは本当にうれしいです。重度の排便疾患は年単位で治療に関わりますが、お子さんも親御さんも頑張って治療卒業になると私もこみ上げてくるものがあり、まさに感無量ですし、治療が終わった後も、手術と関係なく別のことで相談に来てくれることがうれしいです。また小さなお子さんが、自分できちんと便を出すことができた、と報告に来てくれる時のきらきらとした自信にあふれた表情や親御さんの笑顔を見ると思わず目頭が熱くなります。

今後の展望をお聞かせください。

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まずは、便利で何でも相談できる地域のかかりつけ医として地盤をしっかり築きたいと思っています。診療はもちろん、育児に関するお悩みがあれば同じ親として親御さんの気持ちに寄り添ってお話を伺いたいです。一人では解決できなくても二人三脚で前に進んでいける、「小森こどもクリニック」があるから安心して子育てできると思っていただけるような場所にしたいですね。そして、病気を診るだけではなく、お子さんやご家族が強くたくましく、楽しく、自分の人生を生きられるように、それぞれが生き方の軸を見出して幸せに生きられるように、サポートする存在でありたいと思っています。

それは具体的にはどのようなことでしょう?

幸せに生きるには、体の健康だけではなく心も元気であることが必要ですよね。「体のサポート」としての診療を主軸に、「心のサポート」としてベビーマッサージや勉強会、イベントの開催をはじめ、人間の成長過程で必要な習慣を構造化した「7つの習慣」の実践会など、エンターテインメントを提供していけたらと。皆さんが楽しみながら豊かな人生を送るための後押しができるよう、活動の幅を広げていきたいです。

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