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山口 和男 院長の独自取材記事

やまぐち整形外科・リウマチクリニック

(茨木市/南茨木駅)

最終更新日:2020/04/01

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阪急京都線・大阪モノレールの南茨木駅を降りてすぐの場所にある「やまぐち整形外科・リウマチクリニック」。山口和男院長は、生まれも育ちも南茨木エリアという生粋の北摂っ子。4年前、地元に根差した医師になりたいと便利な駅前ビル内に開院。腰痛、膝痛などの一般的な整形外科疾患の治療から、関節リウマチ、骨粗しょう症の治療まで、「地域のかかりつけ医」としてあらゆる痛みの相談に乗る。勤務医時代からの専門である手外科(てげか)の分野では、腱鞘炎・手根管(しゅこんかん)症候群など、肘から先のあらゆる悩みに細かく対応している。「患者さんの『安心しました』という声が聞きたくて、日々、診察しています」と話す山口院長に開業までの道のりや手外科の症状・治療法についてたっぷりと話を聞いた。
(取材日2018年2月7日)

「一期一会」の精神で、地域の患者と向き合う

この地で開業された経緯を教えてください。

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私は生まれも育ちも、大阪の茨木市です。すぐ近所にある茨木市立天王小学校、同じく天王中学校を経て、大阪府立春日丘高校を卒業。進学したのも高槻市にある大阪医科大学です。その後も、高槻赤十字病院や大阪府済生会茨木病院など、何かと北摂との縁がありました。また、私の父もかつて茨木市内でクリニックを開院していました。私が医師になって10年ぐらいした頃に、体調を崩し閉院したのですが、当時の父の患者さんから「お父さんにとてもお世話になったんだよ」と、父の話を聞かせてもらう機会がありました。その頃は勤務医として外来以外にも入院、手術や救急などを通して患者さんと向き合う日々だったのですが「予防治療を中心に行いながら地域の人たちに頼りにされる父のような仕事のやり方もある」とも思うようになりました。

整形外科の道を選ばれたのはなぜですか?

大学生の時に、バスケットボール部の練習中に膝の靱帯(じんたい)を断裂するケガしてしまいました。入院し手術を受け、リハビリテーションを行い無事に回復できたのですが、その時の経験から整形外科に縁を感じ、専門に選びました。また、一般的な外科や内科では「ここまでは外科、ここからは内科」と症状によって治療の線引きがあるのですが、整形外科はそうした分け隔てが少なく、診療した患者さんに対しては自分で手術もしますし、保存治療もします。術後にはリハビリテーションを通して、患者さんが元気になっていく姿も見られます。患者さんを最後まで責任を持って自分で診たいという思いがあったので、整形外科を選びました。

来院される方はどのような症状の方が多いのでしょうか?

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この辺りは昔からお住まいの方も多いのですが、新しく来られた方も多いのでご高齢の方から若い人まで患者層は幅広いです。また交通の便も良いので通勤、通学途中に来られる患者さんも多いです。この辺りで育ちましたので、知り合いやその親御さんですとかも来院されます。あらためて昔からの知人と向き合うと、小っ恥ずかしいような、複雑な気持ちですが……。症状としては、やはり膝や腰の痛みを訴える患者さんが多くおられます。どのような患者さんが来られようと「一期一会」の思いで接するように心がけています。向き合った患者さんに今できる一番の治療を提供できるように。治療には的確な診断が必要なことは言うまでもありませんが「とにかく痛みをとってほしい」と言われる患者さんも多く、なるべく希望に沿えるような治療計画を立てたいと思っています。

手の専門家ならではのこだわりと自信

治療の得意分野はありますか?

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勤務医時代には一般的な整形外科疾患以外には専門としてはリウマチと手外科の診療にあたっていましたので、その分野での治療には特に自信があります。手外科と言うのは、肘から指の先にかけての痛み、ケガ、すべてを診察します。なじみのあるものでいうと、突き指や腱鞘炎もその一つです。最近ではスマートフォンの使い過ぎによる親指の腱鞘炎の方も多いです。そのような方にはなるべく両手で操作するように指導します。また、手くびで神経が圧迫されて指にしびれが出たり、OKサインのような形を作れなくなる手根管(しゅこんかん)症候群の患者さんもよく来院されます。腱鞘炎においては保存的治療で改善しない場合、日帰り手術による治療も当院で行っています。

手外科専門の医師に診察してもらうと、どういう点がいいのでしょうか?

手外科は骨折から神経、血管の損傷まで、肘から先のことをすべて担当します。例えば、切断指の再接着なども担当します。手指や手首の骨折では骨がつけば終わりというわけではなく、その後の機能障害をなるべく少なくするように治療方針を立てますし、細かいところにもこだわって治療を行います。また、手のしびれを心配されている患者さんでは、その原因が手首なのか、首(頚椎)にあるのかを見極めるのも、数多くの治療経験が役立っていると思います。手の症状でお悩みの方がおられれば、ぜひお気軽に相談してほしいと思います。

リウマチ治療や骨粗しょう症については、どのような方針ですか?

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関節リウマチをご心配されている患者さんの場合、早期発見、早期治療が最も大切です。近年、診断方法が進歩し診断基準も確立され早期の診断、治療が可能になりました。当クリニックでは抗リウマチ薬に加え、生物学的製剤を使った薬物療法を行っています。ただ、費用面のことなどもあるので、個々に患者さんの意見を聞きながら対処するようにしています。勤務医の時は骨粗しょう症が原因で骨折された患者さんの治療を行っていましたが、今は予防治療を心がけています。近年は骨粗しょう症の治療薬も進歩しています。適切な治療薬の選択、治療効果の判定をするために骨粗しょう症治療ガイドラインで推奨されている腰椎や大腿骨で骨密度を測定する測定装置(DXA法)を導入しています。検査は5分ほどで終わりますので骨粗しょう症がご心配の方はお気軽にご相談ください。

「安心しました」その一言が聞きたくて

待合室は広くて明るい雰囲気ですね。どのような思いでデザインされたのでしょうか?

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整形外科には何らかの痛みを抱えて来院される方が多いですよね。そんな痛みを我慢して来られた患者さんに少しでも元気になってもらいたいと、待合室の椅子を明るいグリーンにしました。グリーンは心落ち着く色なので気に入っています。またバリアフリーになるよう、各所の段差をなくしたのはもちろんのこと、トイレも広めに設計、ドアも押すだけで開くタイプのものを採用しています。点滴室にも、ゆったりと座れるタイプの椅子をそろえました。

患者さんのリハビリテーションには、どのような配慮をされていますか?

リハビリテーション室では理学療法士が各患者さんそれぞれに合った治療に取り組んでいます。その際、私自身が理学療法士に「この患者さん、どう思う?」と意見を聞いたりしています。診察だけではわからないことが運動の様子やその時の体の反応を見ることでわかることも多いからです。また生活動作や家庭環境が症状の原因になっていることもあり、リハビリ中のちょっとした会話の中に治療のヒントが隠れていることもあります。こうした意見交換を行うことで、よりいっそう患者さんのためになる治療が提案できるように努めています。

今後、どのような医師をめざしていきますか?

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患者さんに「安心しました」と言われる医師になりたいです。最近はインターネット上に情報も氾濫し、わずかなことで不安になられる方も多いです。痛みがあるだけで、心まで元気がなくなってしまう。そんな負の連鎖に陥らないためにも、ちょっとした症状でも不安があればご相談していただけたらと思います。その上で患者さんに「大丈夫ですよ」と言って、安心してもらいたいと思います。また、治療においても、なるべく明るい道筋を示した上で、前向きに治療やリハビリテーションに取り組んでもらいたいです。クリニックのロゴマークは来られた方が幸せを感じてもらえるように四つ葉のクローバーをイメージしてデザインしました。これからも生まれ育った、この茨木で「整形外科のかかりつけ医」として、皆さまに元気と安心を届けたいです。

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