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野田 和宏 院長の独自取材記事

平和通ハート内科

(岐阜市/岐阜駅)

最終更新日:2024/01/18

野田和宏院長 平和通ハート内科 main

岐阜駅から車で20分ほど、住宅街の一角に構える「平和通ハート内科」。野田和宏院長は長良医療センターに長年勤務し、循環器内科の医師としてカテーテル治療、ペースメーカー手術などを数多く手がけた後、2017年に開業。青い外壁が印象的なクリニックの院内は明るく、家庭での運動の方法や病気に対する新しい知識を掲示するなど、患者への情報発信にも尽力しているクリニックだ。同院では、クリニックと病院の中間のような医療機関でありたいとの考えから、充実した検査機器を備え、即日検査と迅速な結果の提示をモットーに診療を行っている。また治療だけでなく、食事や睡眠、運動など生活全般にわたるきめ細かいケアを重視し、患者の健康維持に貢献していくことをめざしている。野田院長に、診療に対する思いや今後の展望などを詳しく聞いた。

(取材日2023年11月21日)

迅速な検査体制で、病気の早期発見に努める

この地を選ばれた理由、地域の特徴、患者層などについて教えてください。

野田和宏院長 平和通ハート内科1

もともと近くの長良医療センターに長く勤務していましたので、なじみのある土地でした。ここは交通の便が良くバスでのアクセスがとてもいい場所です。内科のクリニックで高齢の患者さんが多いため、通いやすいことが大事だと考えてこの地を選びました。通りに面し、駐車場も広く、前の職場にも近いため今まで診ていた患者さんも通いやすい場所だと思います。この地域は昔からの閑静な住宅地という感じですね。私は循環器内科が専門ですので、50代くらいからの生活習慣病などで定期通院されている患者さんが多いですが、女性ホルモンの変動や自律神経のバランスが崩れることで起こる心臓の不調を相談にいらっしゃる10代、20代の女性の患者さんもいらっしゃいます。

開業までのご経歴や開業のきっかけについてお話しください。

岐阜大学医学部を卒業後、2003年からは長良医療センター循環器内科に勤務していました。循環器内科というのは内科の中では外科に近く、私は病院ではずっとカテーテル治療やペースメーカー手術を中心に対応していました。カテーテル治療はほぼ右手で操作しますが、血管に施すとても細かい作業なんです。それが1時間、2時間続く体力仕事で手術が終わると疲労がたまり本当に大変でしたが、今思いかえせば充実した毎日だったと思います。最近は働き方改革で病院での仕事の仕方がいろいろ変わったこともあり「何も制限されず仕事をしたい」との思いから開業を決めました。

病気の早期発見のため、検査に注力されているとお聞きしました。

野田和宏院長 平和通ハート内科2

循環器の医師として、心臓が苦しいと感じるような状態で来院された患者さんに対し、検査や診断をスピーディーに行うことモットーにしています。ですから、当院では患者さんの症状やニーズに合わせて、当日エコー検査を実施することが可能な体制が整っています。24時間心電図の検査や睡眠時無呼吸症候群の検査など精密に分析し、当日に検査結果をご提示することができます。また、血液検査も30分以内で結果がわかります。その結果、狭心症や心筋梗塞など緊急を要するような場合は、すぐに近隣の病院を紹介し、精密検査の予約が取れるようにしています。当院は理学療法士、管理栄養士、臨床検査技師など専門性の高いスタッフも在籍し、検査機器もそろえていますので、大きな病院とクリニックの中間くらいの立ち位置で、地域の皆さんのかかりつけ医として頼りにされる存在をめざしています。

病気の原因を探り解決することを治療の軸に

医師をめざされたきっかけ、中でも循環器内科を選んだ理由は何ですか?

野田和宏院長 平和通ハート内科3

高校時代、周りに医学部をめざしている友人が多かったので、その影響で自然と医学部に進みました。循環器内科を選んだのは、この科は検査や診断、カテーテルやペースメーカーなどの手術まですべて自分で行える診療科だからです。多くの内科の場合は、例えばがんを見つけたら手術は外科で行うことになりますから、診断も治療もできるということはたいへんやりがいのある診療科だと感じました。その分責任は重いし、仕事内容もきついのですが、重症だった患者さんが元気になって帰られたら本当にうれしく思いますね。

普段の診療で心がけていることは何ですか?

患者さんとお話しするときにはしっかり向き合い相手の顔を見てお話しします。まず患者さんの話をよく聞き、説明には患者さんが理解しやすいよう、わかりやすい言葉で話すことを心がけています。また、説明にはエコーの動画を使います。実際に、例えば心臓が動いている画像を見ながら説明することで、患者さんに納得してもらい、治療に前向きになってもらえるのではないかと思っています。さらに運動、食事、睡眠などのアドバイスもし、生活習慣病全般にわたるきめ細かいケアを重視しています。まずは薬、ではなく病気の原因を探り解決することが治療の軸となると考えます。

診療に漢方も取り入れられているとお聞きしました。

野田和宏院長 平和通ハート内科4

私は循環器を専門にしていますが、診療に漢方も取り入れています。というのも、検査をして特に問題がなくても何だか不調ということはあるんですよね。40代からの更年期に起こりやすい不調や、10代、20代の若い方によくみられるメンタル面からの不調、それから、寒さや冷えからくる不調など、原因はさまざまです。特に女性の場合、女性ホルモンの変動や自律神経のバランスが崩れることで心臓への影響が出ることもあります。そのような患者さんに、体のバランスを整えるために漢方薬を処方するようにしています。何か気になること、心配なことがありましたらどうぞお気軽にご相談ください。

予防や健康増進のための情報発信の場をめざして

クリニック内のこだわりについてお聞かせください。

野田和宏院長 平和通ハート内科5

私はデザインに興味があり、ここのデザインの多くは私が担当しました。外観は医療機関らしくない、よく目立ってかつ品がいい青色を基調にし、内部も青、ピンク、緑を基本にした明るい配色にしました。待合室のキッズスペースは周りを木のカウンターで囲み、お母さんが雑誌を読んだり、スマートフォンを使いながらお子さんを見られる造りです。また、心臓病の方はさまざまな感染症に対してリスクが高いので、心臓病の患者さんと感染症の患者さんが一緒にならないように気をつけています。一例としては、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの患者さんは、駐車場の車の中やクリニック入り口近くの2つの個室で診察・処置をするようにし、感染症のリスクを減らすような取り組みをしています。また、院内がなるべく密にならないように、予約診療やウェブ問診なども積極的に取り入れています。

今後の展望について教えてください。

病気の診断・治療だけでなく、私自身や当院が、患者さんに対して病気の予防や健康増進のための情報発信の場となっていけたら良いなと考えています。現在、岐阜県保険医協会の副会長をやっており、患者さんが安心して医療を受け続けられるような仕組みを整えていく活動をしています。このクリニックに来院される患者さんはもちろんですが、それだけでなく社会全体を見据えた活動ですね。またそれ以外に、薬剤師や歯科医師の方に向けて、心臓病をわかりやすく説明するような講演も行っています。これからは、他業種との連携も深めて、より良い医療が提供できるようにしていきたいと考えています。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

野田和宏院長 平和通ハート内科6

生活習慣病は継続して治療をすることが大事なので、当院では患者さんが途中で治療を中断してしまわないようにさまざまな工夫をしています。例えば、患者さんに伝えたいことを新聞にし毎月配布しています。ここに来れば病気に対する新しい知識を得られると思ってもらえたらうれしいですね。また、先ほどお話ししたように、人間の体というのは検査に異常がないからといって問題がないとは言いきれず、未病という病気の手前の状態という場合もあります。特に循環器、心臓疾患というのは、自覚症状が出た時にはかなり病気が進行していることもあり、そうなってからでは治療が困難になるため、病気になる前から予防していくことが大切です。循環器疾患というとなじみがないかもしれませんが、心臓病と生活習慣病は密接な関わりがあるので、高血圧などで心配な方は循環器を専門にするクリニックを受診されると、早期発見につながると思います。

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