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宮本 昌之 院長の独自取材記事

みやもとクリニック

(立川市/立川駅)

最終更新日:2019/08/23

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立川駅南口から徒歩5分、にぎやかな繁華街の一角に「みやもとクリニック」はある。院長である宮本昌之先生は、消化器外科の医師として長きにわたり研鑽を積んだベテランドクターだ。その経験を生かし、痛みの少ない内視鏡検査や、内視鏡では診られない周辺臓器の丁寧な超音波検査を得意としている。ビルの2、3階を使った2層構造になっており、2階は受付と診療・処置室、3階は検査室と分かれ、検査着を着た患者と一般の患者が一緒にならない配慮がされている。宮本先生は、患者の話をじっくり聞き、生活背景を踏まえた上で”なぜその症状が出るか”を患者とともに考え適切な治療を行う。患者の気持ちに寄り添った診療を体現し、心の温かさが伝わってくるような院長に、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2018年1月17日)

”病気の向こう側”にある何かを一緒に考える診療

タヌキのロゴも親しみやすく、温かい雰囲気の院内ですね。

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タヌキのモチーフは、私の後姿を見て妻が原案を考えてくれました。開業前、院名を「ぽんぽこクリニック」にしようと思っていたのですが、家族から大反対されまして(笑)。見た人がクスッと笑ってくれるような、親しまれるクリニックにしたいですね。床の色合いや全体のカラーも、来院した方に少しでもリラックスしていただけるように工夫しました。また、受付や診察室などのある2階は青、検査室がある3階は赤とコンセプトカラーを変えて、ご高齢の方にも違いがわかりやすいよう配慮しています。以前勤めていた病院の患者さんも通院しやすい場所を探し、縁があってこの地に開院することができました。古くからの街並みや商店街も残っていて、自分に合っている場所だな、と感じています。

ホームページの「いらした皆さんを全員幸せにしてお返しする」という言葉が印象的です。

それは常に意識しており、患者さんの生活に密着した診療を心がけています。患者さんがどんな暮らしをして、何によってストレスを受けているのか、そうした生活背景を見極めた上での医療を提供したいんです。例えば風邪が1ヵ月治らず原因がわからないといったとき、「それはなぜなのか」を一緒に考えています。話を聞いて、「それは仕事量が多いよ」「部屋が乾燥していない?」など、病気の向こう側に何があるのかを一緒に考え、答えを導き出すようにしています。解決すれば病気が治るだけでなく、患者さん自身も心を軽くして帰れるのではないでしょうか。また、スタッフは私が信頼できる人材を集めました。患者さんに寄り添うことができ、優しく気遣いを持てる人です。スタッフ全員で患者さんやそのご家族が何を求めているかをしっかり考え、幸せにしてお返ししたいと思っています。

どんな年齢層の患者さんが多いですか?

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比較的働き盛りの若い世代の方が多く、メタボリック症候群、ストレス性の胃炎や機能性胃腸障害、過敏性腸症候群などで来られる傾向があります。それらの病気の症状は生活背景が大きく関わって現れていることが多く、何がストレスになり体が疲れるのか、睡眠時間は十分とれているかなどといった暮らしの背景を聞かなければ治療につながりません。特に若い方で胃が痛い、下痢をするといった場合、先ほど申し上げた病気や逆流性食道炎であることが多く、よく話を聞いていくと初診では聞けなかった生活の事情が出てくることが多いんです。言葉のキャッチボールを繰り返すうちに信頼関係が生まれ、日常生活のアドバイスをしながらプラスアルファとして薬を処方し、治療をする。これは、これまでずっと自分の診療スタイルとして守ってきた姿勢です。

痛みに配慮した内視鏡検査と充実した健康診断内容

消化器外科で活躍された経験は、今大いに役立っているのでは?

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そうですね。人の生き死にの第一線に長くいましたから、症状を診て緊急性があるかないか、ある程度の予測がつくことは強みだと思います。教科書に書いていないような体験も多くしてきましたから、検査だけでなく触診、聴診の大切さも身にしみていますし、小さな症状をそのままにするとどんな病気が起こり得るかなど経験を踏まえた説明もできます。加えて、1次診療でしっかりと診断することの重要さがわかった上で診療しますので、2次、3次病院への紹介が必要なときにもエビデンスを示したデータとともに紹介状を書いてお渡しすることができます。治療が終わって当院に戻られたときも、病診連携を取りデータの共有をしますので、病後の診療も安心、安全のための体制を徹底していますよ。

得意とされる診療はありますか?

これまで消化器外科で培った経験を生かし、つらくない内視鏡検査を行うことをめざしています。経鼻、経口ともに細径ファイバーを使用し、希望があれば鎮静剤を用いて、寝ている間に検査を終えることもできます。また内視鏡検査だけでなくその周辺臓器も診られるようにエコー(超音波検査器)も導入しました。現在は甲状腺、頸動脈、心臓、腹部のみですが、いずれは臨床検査技師を雇い、ニーズに合わせて乳腺エコー検査も行えるようにしたいですね。呼吸器、循環器の検査のための心電図測定装置、血圧脈拍検査が一体となった装置、肺機能検査のためのスパイロメーター、デジタルエックス線、これらの検査で得られる情報はすべて電子カルテに集約しました。システムが整ったことで、そのぶん私は患者さんの診療に専念することができます。

設備、システムに強いこだわりをお持ちなのですね。

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患者さんに安心して帰っていただくための検査だと思っていますから、設備や機器もきちんと整えました。一般的な健診に加え”トータルエイジング検査”として、血管年齢、骨年齢、肺年齢を測定するセット、そのうちのどれか一つを行う”プチ・エイジング検査”といったセットをつくり、健康診断の内容を充実させています。また、がん検査のための”キャンサーチェック検査”という、腫瘍マーカー検査のセットをつくりました。男性は大腸・肺・食道・喉頭・皮膚・膵臓・胆管・胆のう・前立腺、女性は前立腺を卵巣と子宮頸部に内容変更し、全身のがん検査をワンセットで受けられるようにしています。血液検査だけで手軽に行えるため、がん検査の最初の一歩として有効です。

来てくれた人を幸せにするクリニックをめざして

先生の患者思いの姿勢はどこから来るのでしょう。

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私の叔父が開業医で、近隣の人々の性格や生活背景などをよく把握し、その情報から病気の原因やなりやすい病気などを見立てて診療をしていました。小中学生の時からそんな叔父に影響を受け、人の生活に密着した内科の開業医になりたいと思っていました。ところが大学6年生の時に母が胆のうがんになり、余命いくばくもないという状態の中、国家試験の勉強をしながら看病をすることとなりました。この経験から、医者になる前に患者家族の思いを身をもって知ったんです。気持ちに寄り添った診療をしたいという気持ちがより強まった経験でしたね。その時の執刀医の先生に「お母さんの敵をとらないのか」と言われ、そこから消化器外科に入局しました。そして外科医として経験を積み、十分に「敵討ち」を達成したなと判断した時、そろそろ最初にめざしていた地点に戻ろうと。複数のクリニックで修行を積んだ後、このクリニックをオープンしたんです。

休日のリフレッシュ法など教えてください。

開業する前は大学の剣道部で監督をしていたのですが、引退してしまったんですよ。たまに教えに行っていましたが、開業してからは忙しくて顔を出せていませんね。おいしいお酒を飲むことも大好きで、この周辺にはお店も多いので開拓したいですね。これからはいろんな人たちと交流を深め、仕事とは違う経験も増やしたいと思っています。時間がつくれるといいですね。

最後にメッセージをお願いします。

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来てくれた人を幸せにするクリニックをめざしています。親身になって話を聞き、相談に乗るという診療を心がけ、そのスタイルを守りたいという気持ちは強く持っています。ただそうすると、どうしても診療時間が長くなってしまうので、無駄な時間を省いてできるだけお待たせしないで済むように、すべての業務を一括で管理できるシステムを整えました。ウェブでの予約もできますし、順番が近づいたことをメールでお知らせする機能も整っています。また、時間外の対応もしていますので、緊急の場合にはクリニックの留守番電話にメッセージを入れてくださればこちらから折り返しご連絡をします。消化器系の症状じゃないからと遠慮せず、どんな小さな病気でも気軽にいらしてください。

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