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岸 智 院長の独自取材記事

なかはら内科クリニック

(川崎市中原区/武蔵中原駅)

最終更新日:2019/08/23

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JR南武線武蔵中原駅より徒歩12分の場所に位置する「なかはら内科クリニック」。2017年12月に岸智先生が院長に就任し、リニューアルオープンした内科クリニック。岸先生は地域医療に注目する、生活習慣病治療のスペシャリスト。日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本循環器学会循環器専門医の資格を有するほか、多数の専門知識を持ち、現在も米国ジョンズ・ホプキンス大学の研究員として動脈硬化の研究を続けている。自身の経験や研究内容を根幹とし、エビデンスに基づいた治療を提案するという岸先生に、クリニックの診療や専門である生活習慣病について詳しく聞いた。
(取材日2017年12月21日)

予防から治療まで、専門性の高い医療をめざす

地域医療に合わせ、生活習慣病の診療についても専門性が高く、経験も豊富だと伺いました。

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金沢医科大学に在学中、医師のいない地域で研修する機会などがあり、地域医療の大切さを痛感しました。交換留学生として渡米し、マーサー大学で家庭医療医(かかりつけ医)について学んだのですが、アメリカでの家庭医療医は出産までカバーし、いわば内科、産科などという専科に分ける発想はないんですね。これには衝撃を受け、将来の医師人生に大きく影響された出来事でした。その後、混合病棟のある三井記念病院に入職し、さまざまな病気の診断と治療を経験しました。開業して地域医療を、という思いはずっとありましたので、必要と思われる専門医資格数種類を取得し、質の高い医療を提供できるようにしました。一般的な臨床から研究まで、とことんやってきたということは自分の誇りです。

さまざまな専門知識を持った先生に診てもらう患者のメリットとは?

糖尿病、高血圧症、脂質代謝異常、これらは脳梗塞や心筋梗塞といった、命に関わりのある病気の原因にもなります。日本内科学会認定専門医だけでなく、生活習慣病に関わる高血圧についての専門知識や日本糖尿病学会が認定する糖尿病専門医資格を取得していますので、その知識と経験を基に治療を行い、また日本循環器学会循環器専門医の資格も有することから、心筋梗塞に対する予防医学、ならびに病気になったときの診断や治療まで、同院で専門的に行うことができます。また、心筋梗塞、脳梗塞を再度発症しないようにするための2次予防まで提供できることは、患者さんへのメリットにつながるのではないでしょうか。近隣のクリニックで、生活習慣病を悪化させないように食い止めたい、というのは私の気持ちでもあります。

同院に通われている患者さんはどんな方が多いですか?

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この辺りは人口が増加している地域で、ファミリー世帯が多く住んでいることもあり、現在は働き盛りの人が多いです。前院長は内視鏡検査を得意としていましたので、これまで来ていた患者さんの期待に応えられるよう、聖マリアンナ医科大学東横病院から内視鏡専門の医師を招いています。僕のめざすところは「一緒に年を重ねていける医療」。同じ世代の人たちを、予防医学によって将来病院と長い付き合いをせずに済むようにしたいという思いがあります。目先の治療だけではなく、何十年かたってから、健康を実感できるような医療を提供したい。その健康に貢献できていれば幸せなことですよね。また、6歳以上のお子さんは診療していますので、気軽にお越しください。僕にも子どもが3人いて扱いには慣れていますし、子どもは大好き。歓迎いたします。

人それぞれの生活や価値観に合わせた治療を提案

診療時、心がけていることはありますか?

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病院勤務の時、外来にたくさん患者さんが来てあふれかえってしまうことが気になっていました。大きな治療が終われば、かかりつけ医などの地域のクリニックなどにお返ししなければならないのですが、そのまま通う患者さんは「地域に良い医者がいない」と仰るんです。患者さんの言う”良い医者”というのは捉え方にもよるので難しいのですが、例えば話を聞いてくれる、テンポが合う、求める医療の質の高さが合っているなど、さまざまな理由があると思います。地域医療を充実したものと感じてもらうためにも、患者さんの思う”良い医者”になれるよう、努力しなければなりませんね。

では、先生の考える”良い医師”とは?

僕はフランクな接し方をするほうなので、それが良いことかどうかはわかりませんが(笑)、話はよく聞きます。実は、生活習慣病は病気の症状よりも背景にある生活環境を見ることが大切な面もあります。一人暮らしなのか家族世帯かにはじまり、趣味や食事の嗜好、それらがすべて合わさって、健康診断の結果や検査の数値がなぜその値になったか、という話につながるのです。その人の生活を見ずに、ある意味理想でしかないような”健康的な生活”というものを画一的に提案しても、心に響かないですよね。僕はよく、現在の状態から見えてくる将来について、ポートフォリオにして患者さんと人生設計を立てます。すると具体的な話ができるので、人それぞれの価値観に合った治療の提案ができるのです。

生活習慣病の治療は、自分の生活を改善しなければならないので継続が難しいですよね。

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理想と現実にギャップがある場合、その落としどころを見つけてあげるのも医師の重要な仕事でもあります。例えば薬の効用について、医師の見解より患者の期待度が上回っていることが多いのですが、それは説明不足から起こることであり、そのままにすれば不満につながるでしょう。現状や薬で得られる効用などをきちんと説明し、その上で飲んでる薬の量を減らしたいなどの要望があれば、塩分摂取の制限や生活習慣の見直しを、できそうな範囲で提案していきます。急に生活を変えるのは難しいので、継続可能なことから、コツコツと続けることが大事ですね。

適切な時期に適切な医療連携を

医療連携についてはどんなお考えがあり、どのような対策を取られていますか?

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もしも病状が悪化してしまった場合、または手術などが必要な場合、適切な時期に適切なドクターへ医療連携することが重要です。三井記念病院に勤務していたことや留学経験から、人脈を強く広げることができており、「心臓手術ならあの先生、カテーテルならあの先生」と、信頼できるドクターをきちんと紹介できるというのは、自信を持って言えることですね。自分で解決できないと判断したら、抱え込まずに助けを求め、みんなで治す。そして、治療が済んでこちらに戻るときにもしっかり連携を取り、質を落とすことなく診療していきます。ただ、必ず当院に戻ってほしい、という気持ちは僕にはなく、患者さんが自分の価値観に合わせてかかりつけ医を選んでいただければいい、と思っています。

ところで、先生はなぜ医師を志したのですか?

3歳の頃、弟を病気で亡くしているんです。断片的な記憶ですが、お葬式の場面などが強く心に残り、お医者さんになりたい、と子ども心に思っていました。時がたつにつれ気持ちは薄れ、思春期の頃には遊びも楽しく忘れかけていた思いでしたが、高校3年生の夏に祖父が心筋梗塞を起こし、目の前で倒れたんです。救急車を呼ぶことくらいしかできず、本当に何もできなかった。そのときに、「そういえば自分は医者になりたかったんだな」と思い出し、そこから勉強を始め、医師になりました。医師となり、開業して地域医療に貢献する気持ちを最初から持っていましたが、論文を書くことが趣味と言えるくらい研究に没頭し、それも忘れかけていた時代もあります。その時々で転機になるきっかけがあり、今ここで開業している。いろんな人や事柄に感謝しています。

最後にメッセージをお願いします。

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自分の生活面や健康面を把握してくれている医師がそばにいることはかけがえのない財産です。特に紹介状を持っていく際にきちんと自分の情報が記載されているかが大切です。地域のクリニックの強みは病院のように外来担当医が頻繁に変わらないところです。人口増加が見込まれているこの中原区で、地域の皆さんの心と体の健康を保つことに貢献していければ、と思っています。そのために、これからもずっと勉強を続けるつもりです。休診日には三井記念病院へ通い、勉強と最新医学情報のキャッチアップをしていますし、ジョンズ・ホプキンス大学の研究員として、動脈硬化の研究も続けています。院長は僕に変わりましたが、スタッフは同じですので安心してください。またこれまでの経験や知識に加え、生活習慣病についても勉強し、みんなで患者さんのマネジメントをしていきます。まずはお気軽にいらしてください。

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