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子どもの咬合から、妊娠・育児中の口腔ケア
親子で通う歯科医院

近藤歯科

(大阪市天王寺区/谷町九丁目駅)

最終更新日:2021/10/12

近藤歯科 子どもの咬合から、妊娠・育児中の口腔ケア 親子で通う歯科医院 近藤歯科 子どもの咬合から、妊娠・育児中の口腔ケア 親子で通う歯科医院
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歯並びや噛み合わせの不正は、歯の磨き残しを発生させ、虫歯や歯周病などのリスクを高めるという。それを避けるには、子どものうちに歯並びや噛み合わせを整え始めることがベストだと話すのは、予防歯科に力を注いでいる「近藤歯科」の近藤勢鯨院長。また、妊娠中や育児中の女性はどうしても自分のことが疎かになりがちで、この時期に口の中のトラブルに見舞われることも多いそう。子どものうちから歯並び・噛み合わせのチェックを勧めるとともに、妊娠中や育児中もうまく歯科医院を活用して口の健康を保ってもらいたいと訴える近藤院長に話を聞いた。

(取材日2018年7月13日)

子どもの正しい噛み合わせと、妊娠・育児中の口腔ケアの大切さ

Q子どもの正しい噛み合わせは、なぜ大切なのでしょうか?
A
近藤歯科 噛み合わせや歯並びに問題が見つかったら早めに相談

▲噛み合わせや歯並びに問題が見つかったら早めに相談

まず、噛み合わせが悪いと、食事の際に食べ物をちゃんと噛みつぶせず、胃などの消化器官への負担が大きくなります。本来正しい噛み合わせであれば、しっかり歯と歯が当たって擦れることで汚れが落ち、歯そのもののに自浄作用が働くのですが、正しく噛み合わさっていないと、その働きが落ちてしまうのです。また、歯並びが悪いと虫歯になりやすかったり、歯肉炎や歯周炎が進行しやすくなったりします。そして、体の基礎がつくられていく幼児期をそのような歯並びが悪い状態で過ごすと、だんだん骨格面に影響が表れてくることも。噛み合わせや歯並びに問題が見られましたら、早い段階で対処するほうがいいですね。

Q何歳頃に相談をするのが良いのでしょうか?
A
近藤歯科 こまめに定期検診を受けることが大切

▲こまめに定期検診を受けることが大切

乳歯が生えそろった時点で歯並びが良くないと気づいたら、それが一つのきっかけです。ですが、歯並びが整っていても噛み合わせに問題がある場合は、親御さんが判断するのは難しいでしょう。その場合は自治体などが行っている3歳児健診を受診しますと、問題があればそこで指摘が入ってきます。まずは健康診断を受けていただくことが、最初のステップですね。3歳に次いで、6歳臼歯が生えてくる6歳の頃も一つのタイミング。とはいえ、子どもの体は変化していくものです。ある健康診断時に「△」の判定でも、時間がたてば「×」になることもあり得ます。まずは親御さんがお子さんを観察して、気になることがあれば歯科医院に相談してほしいです。

Q具体的な治療法や治療期間について教えてください。
A
近藤歯科 子どもの矯正は筋肉のバランスを整えていく

▲子どもの矯正は筋肉のバランスを整えていく

お子さんの矯正は、骨格の成長にアプローチできるんです。うまく育っていない部分の成長を促したり、あるいは問題が表れている箇所の発育を抑制したりします。治療には矯正装置を用います。例えば顎が出てくるのは、筋肉のバランスが関係している場合もあるので、その際は舌が下顎を押す力を排除する矯正装置を入れ、直接に歯を動かすのではなく、筋肉のバランスを整えて正常な状態に導いていきます。治療期間に関しては個人差がありますので、一概に言うのは難しいですね。私の感覚として平均2~3年ですが、状態によっても変わりますし、装置を決められた時間どおりに入れてくれているか否かでも、結果に差が出ると思います。

Q妊娠中や育児中に、口腔ケアで気をつける点はありますか?
A
近藤歯科 「忙しい時こそ歯科医院を活用して定期検診へ」と語る院長

▲「忙しい時こそ歯科医院を活用して定期検診へ」と語る院長

妊娠中はホルモンバランスなどの影響で、歯肉炎が悪化しやすいんです。妊娠前と同じような歯磨きの仕方だと、歯茎が腫れて血が出たり、親知らずが痛くなってきたという方が増えてきます。ですので、いつも以上にしっかりとお手入れをすることが大事です。また子育て期間中のお母さんは、手のかかる子どもさんが中心の生活なので、ご自分の歯磨きがおざなりになりやすい。歯を磨く頻度も少なくなり、歯のトラブルが増えてくる傾向があります。お忙しいでしょうが、妊娠中・育児中だからこそ定期検診やメンテナンスを受けましょう。そして自分のことが疎かになってしまいがちな時期だからこそ、歯科医院を上手に活用してほしいですね。

Qホワイトニングも行っているのですね。
A
近藤歯科 ホワイトニングから予防歯科に興味を

▲ホワイトニングから予防歯科に興味を

ホワイトニングに来られた方もお口の中の状態を診ますので、そこでご本人に虫歯などに気づいてもらえることもあります。美容的なケアであるホワイトニングはきれいな歯にすることが一つのゴール。そのためには虫歯があるままでは、きれいになりません。私は健康があってこその美容だと思っていて、ホワイトニングも健康へのアプローチの一つと捉えていますので、妊娠中や育児中の方も、まずは興味本位でも構いませんのでお試しいただきたいですね。ホワイトニングが歯科医院で口の状態を診てもらう習慣づけのきっかけになれば、それが当院が重視している予防歯科につながるという考えです。

ドクターからのメッセージ

近藤 勢鯨院長

噛み合わせや歯並びが正しくないと歯磨きの精度が落ち、虫歯や、歯肉炎や歯周病にかかるリスクが高まり、お子さんの場合は、それが健全な発育を阻害する要素にもなり得ます。噛み合わせや歯並びを整えようとした場合、治療を開始するのは、体の成長の力を借りることができる子どものうちに始めるのがベストだと考えます。健康診断で指摘されたり、親御さんが見て問題があるかもと感じましたら、早めの来院をお勧めします。また親御さんも、妊娠中や育児中はどうしてもご自身のことが後回しになり、お口のケアが疎かになって問題が発生しがちなんです。そんな時こそ歯科医院をうまく活用していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オフィスホワイトニング:60分1万5000円、90分2万5000円 /ホームホワイトニング:1万5000円(薬液2本、約10日分付属)、2万5000円(薬液4本、約10日分付属)、薬液追加購入:1本2万500円、4本8000円/平日15時から17時は上記価格の半額

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