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神原 雪子 院長、神原 永長 副院長の独自取材記事

ゆきこどもクリニック

(八尾市/高安駅)

最終更新日:2019/08/23

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高安駅より徒歩3分。築80年の古民家をリノベーションしたという「ゆきこどもクリニック」を訪ねた。吹抜けの待合室は開放感にあふれ、白壁にアンティーク感ただよう梁(はり)など、木のぬくもりが印象的な内装だ。小児科を中心に大人の内科診療も行う同院では、医師である神原雪子院長と薬剤師である神原永長(ひさなが)副院長が夫婦でタッグを組み、診療および投薬指導にあたる。人情味豊かな八尾市に暮らし、自身も子育てをしながら医療に従事してきた2人は、2016年の同院開業以来、自分たちの子育て経験を生かした診療で患者やその親との絆を大切に育んでいる。院長と副院長にクリニックの診療やそれぞれの思い、今後の展望を聞いた。
(取材日2018年5月21日)

地域医療を通じ、子育て支援をしていきたい

お二人のご経歴や、こちらのクリニックを開業された経緯をお聞かせいただけますか。

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【雪子院長】大阪医科大学を卒業後、同大学の小児科に入局しました。その後、労災病院での研修を経て、また大阪医科大学に戻り、結婚・出産の後は八尾徳洲会総合病院の小児科で勤務しました。子どもが4人いて、子育てしながら2人で働いていたので、地域の方々からたくさんの支援をいただき、とてもお世話になりました。その経験から、地域の方々に医療面で還元していきたいという思いを強く持ち、子育て支援の場である「どんぐりハウス」を含めお子さんだけでなく、忙しい親御さんも一緒に通院できるクリニックの開業を決めました。
【永長副院長】第一薬科大学を卒業後、八尾徳洲会病院の薬局に入局、急性薬物中毒や救急医療を実務としていました。その間、武庫川女子大学の社会人大学院で臨床薬学を中心に研究しました。薬剤部に約10年在籍した後、治験センターに移り、治験コーディネーターとして勤務。2016年にクリニック開業を迎えました。

アンティーク感のあるすてきな雰囲気のクリニックですね。

【雪子院長】ここは築80年の古民家をリノベーションしているんですよ。オーナーさんもこの地域にお住まいでコンビニエンスストアを先に立ち上げられ、この辺りでコミュニティーの広場など地域の方が集う場所をつくっていきたいという思いがおありだったんですね。それでちょうどクリニックのことを考えていた私たちと意気投合し、ここで開業させていただくことになりました。
【永長副院長】たまたまこの古民家を使わせてもらうようになったので、やはりこの良い雰囲気は残しておきたいと思っていますし、なおかつ患者さんやご家族が落ち着くことのできる空間になればいいなと思っています。自分の家や実家に帰ってきたような気持ちでリラックスしてもらいたいですね。

クリニックの診療の特徴を教えていただけますか?

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【雪子院長】診療は、やはり風邪や予防接種の方が多いですね。お子さん中心のクリニックではありますが、親御さんやおじいちゃん、おばあちゃんの診療も行い、ファミリークリニックとしての役割も担っていけたらと思います。また、以前の勤務で中学生くらいの子たちを対象とした思春期の専門外来や起立性調節障害などの診療経験があり、発達相談の対応も可能です。設備面などでクリニックでの対応が難しい場合は、地域の病院と連携しながら診療を進めていきます。基本的な姿勢として、お子さんの成長を見守る立場でありたいなと思っていますので、お子さんが生まれてから成長していく過程の心身両面の健康を支えていきたいです。

子どもの頑張りを褒めて、楽しく通院してもらいたい

お二人でタッグを組まれるメリットはどんなものですか?

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【永長副院長】医師と薬剤師で職種が違いますが、医療に関して、最終的に患者さんを良くしていく、治療するということでは同じところをめざしています。患者さんにとって、院内薬局で薬を受け取れるということは薬について相談もしやすいと思いますし、私たちにとっても、患者さんの治療方針に関して薬物治療の相談を綿密にできるということはメリットであると感じています。

診療で心がけていることはどんなことですか?

【永長副院長】投薬するとき、お子さんが小さい場合は親御さんに説明しますが、ある程度大きい子になると本人に「この薬はこうだよ」と説明するようにしています。今の薬は昔と違って子どもが飲みやすい味になっていますが、やっぱり嫌がる子もいるんです。薬の大切さを実感してもらい、しっかりと飲んでもらうことができたらと思います。
【雪子院長】一番大事にしているのは、「不安を取り除くこと」です。客観的な診察はもちろん。お子さんへの声かけやお母さんとお話しするときも気を配ります。母親が子どもに声かけをするように抑揚をつけて話をすると子どもが安心するといわれているんですよ。お子さん自身が頑張ることができたときに褒めるのは、お子さんの自信になるから。親御さんと話をするのは、日々育児で疲れている心の支えになりたいからです。親子で達成感を身につけながら、楽しく通院してもらうことが大切だと考えています。

やりがいを感じるのはどのような時ですか?

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【雪子院長】長く小児科の医師として診療を続けていく中で、以前に診ていたお子さんが成長して出産し、その赤ちゃんを診察させてもらうこともあるんですね。そんな時は、なんだかおばあちゃんが孫を見るような気持ちになりますね。地域の方々が通ってくださるのもとてもありがたく感じます。また、思春期の専門外来などで、お子さん自身が問題を抱えていて、それをお母さんに伝えることができないこともありますが、診療を通して親子の不安を取り除くクッション役になれた時は本当にうれしく思います。

これからも「親子ともに元気になれる場所」の提供を

お忙しい毎日かと思いますが、お二人はお休みの日はどのように過ごされていますか?

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【永長副院長】温泉やお風呂が大好きなので、大阪の銭湯めぐりやスーパー銭湯などに行くんですよ。いまだに残っている所も多いので、小旅行がてら車でいろんな所に行くのが楽しみです。府内だけでなく、奈良や和歌山にも行きますね。あと、まだ行ったことがないんですが、お遍路さんを始めたいと思っています。健康のためにも運動していきたいと思いますね。
【雪子院長】私は長くお風呂に入っているとのぼせてしまうので、待っている間はリンパマッサージなどを受けています。エステ感覚で心身ともにリフレッシュすることができるんですよ。

今後の展望についてお聞かせください。

【永長副院長】これからも地域社会に密接したクリニックとしてやっていきたいですね。新しく母親になった「新人お母さん」が勉強できる場所であってもいいのではと思うので、医療の提供はもちろん、食育などのイベントも企画しています。また、当院では子育て支援の一環として院内子育てサロン「どんぐりハウス」も開設しています。クリニックの待合室で看護師やスタッフがメインでやってるんですが、看護師を交えての育児相談や不安に感じていることをみんなで気軽にお話しできる場です。お子さんと簡単な工作を制作をしたり、お母さん向けのハンドアロママッサージを行ったりもして、地域とのつながりがないお母さんなどもお子さんを連れて楽しんでいただいています。ぜひ参加してみてください。

最後になりますが、読者へのメッセージをお願いします。

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【雪子院長】病気のお子さんは病気を診ますし、元気なお子さんも健康に育っていけるよう、小児保健や精神的な部分も含めて成長をサポートできる存在になりたいと思います。そして、お子さんが健康に育つためにはお母さんが元気でいることがとても大切と考えます。お子さんや家族の健康に関して、気軽にご相談いただきたいと思っています。

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