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子どもの歯を守るのは親の役目
妊娠中から取り組む予防歯科

いとうファミリー歯科クリニック

(揖斐郡大野町/モレラ岐阜駅)

最終更新日:2022/10/04

いとうファミリー歯科クリニック 子どもの歯を守るのは親の役目 妊娠中から取り組む予防歯科 いとうファミリー歯科クリニック 子どもの歯を守るのは親の役目 妊娠中から取り組む予防歯科
  • 保険診療

わが子に「虫歯のない健康な歯に育ってほしい」と願わない親は、おそらくいないだろう。小児歯科の大切さは、着実に世の中に浸透しつつある。だがその前に、親自身はどうだろう。子どもの歯のことを歯科医院任せにしていないだろうか。親自身の虫歯が少ないと子どもの虫歯も少ないという調査結果があるという。これは言い換えれば、親に歯科の知識や関心がないと子どもも歯の健康を損ねやすいと言えるだろう。また、妊娠中に歯周病にかかると、胎児に影響する可能性も指摘されている。マタニティー期こそ歯科診療は重要なのだ。そこで小児歯科やマタニティー歯科の診療にも尽力している「いとうファミリー歯科クリニック」の伊藤彰宏院長に、妊娠期の治療や、親子で取り組む予防歯科の大切さについて話を聞いた。

(取材日2021年6月15日)

妊娠中の治療やケアで子どもの健康を守るマタニティー歯科。小学中学年までは仕上げ磨きで子どもをサポート

Q虫歯治療は妊娠中も行えるのですか?
A
いとうファミリー歯科クリニック 受付スタッフが優しく対応してくれる

▲受付スタッフが優しく対応してくれる

妊娠中も虫歯治療は可能ですが、できれば妊娠14週から27週までの安定期に、治療を開始して終了するようしてください。抜歯などの体に負担のかかる治療は、緊急性がなければ、出産後に行うことをお勧めしています。また妊婦さんは、ホルモンバランスの変化によって、妊娠性歯肉炎といった歯周病にかかりやすくなります。歯周病は早産や低体重児との関連も指摘されていますので、歯茎から出血するなどの症状があり、気になる方は定期的に通われるといいと思います。こちらも安定期に通院してください。妊娠中は、歯磨きでつわりの嘔吐症状も出やすくなりますので、歯磨きをしたくない時は頻繁にうがいをするといいでしょう。

Qエックス線検査や麻酔、薬が胎児に影響しないか心配です。
A
いとうファミリー歯科クリニック モニターも利用したわかりやすい説明が受けられる

▲モニターも利用したわかりやすい説明が受けられる

エックス線検査は今はデジタルが主流なので、安定期であればほぼ影響ないと考えています。麻酔についても基本的に問題ありません。ただしエックス線や麻酔を避けたいという方もいらっしゃいますので、最初にどういう治療をしたいかをよくご相談させていただいて、状態を診た上で、ほかの治療法をご提案させていただきます。お薬の処方については、薬の成分が胎盤を通ったりすることもあるので、抗生物質などはあまり出さずに、成分が弱めのものを処方するようにしています。あとは出産後、赤ちゃんに授乳をする場合ですが、気になる方もいらっしゃるので、基本的に抗生物質は出さないようにしています。

Q親が虫歯だと、子どもの歯にも影響するのですか?
A
いとうファミリー歯科クリニック 丁寧な治療を心がけている先生だ

▲丁寧な治療を心がけている先生だ

はい。親が虫歯だと、子どもも虫歯になりやすいといわれています。親と同じスプーンで食事を与えると虫歯菌がうつることがありますので、気をつけていただきたいですね。お子さんは、3歳くらいで乳歯が生えそろいますが、その時に虫歯が多いお子さんは、その後も虫歯菌が多く常在し、虫歯になりやすい口内環境になってしまいます。逆に、子どもの時に虫歯ができなければ、成長しても虫歯になりにくいでしょう。ですからお父さんやお母さんから虫歯菌がうつらないように気をつけていただきたいですし、親御さんはお子さんの歯が生えてからではなく、生えそろう前にぜひ虫歯を治療しておきましょう。

Q乳歯だからと油断せずに、予防に取り組むことが大切ですね。
A
いとうファミリー歯科クリニック 子ども連れでも安心して受診できるように配慮している

▲子ども連れでも安心して受診できるように配慮している

はい。お子さんの歯が生え始めたら、しっかり歯磨きをするようにしてください。甘いジュースやあめ玉などを口にすると、お口の中が酸性になり、その状態が長く続くとより虫歯になりやすくなります。生えたての歯はひ弱ですし、特に奥歯などは歯ブラシが届きにくいですから、噛み合わせや内側の部分を中心に、親御さんが念入りに仕上げ磨きをしてあげてください。「6歳臼歯」という奥歯が生えるまでは、親御さんにも歯磨き指導をしています。お子さんが小学生になると仕上げ磨きをやめてしまう親御さんが多いですが、虫歯を予防するために、できれば小学3、4年生までは習慣として続けていただきたいです。

Qこちらの歯科医院は親子で通院しやすいよう配慮されていますね。
A
いとうファミリー歯科クリニック 親子で予防歯科に注力しよう

▲親子で予防歯科に注力しよう

院内は土足不可ですが、ベビーカーを利用することができ、おむつ交換台やキッズスペースも用意しています。キッズスペースの隣に診療室があり、窓からのぞいて、親子が互いの姿を確認することもできるので安心です。治療でも針を使わない麻酔や、麻酔のいらないレーザー治療器などで、お子さんになるべく痛みを感じさせない治療を心がけています。親子で一緒に歯科クリニックに通うことで、親御さんも歯に関する知識や意識を高めることがめざせますし、お子さんもそんな親御さんの姿勢を見て、自然と歯を大切にする習慣が身につくと思います。当院では1歳前後から小児歯科に通っていただけますので、ぜひ親子でお越しいただければと思います。

ドクターからのメッセージ

伊藤 彰宏院長

子どもの時の虫歯が大人になってから影響することもあるので、子どものうちから歯磨きをする習慣をしっかり身につけておくことが大切です。お子さんが大人になってからなるべく治療をしなくてもいいように、親御さんは歯磨きやフッ素の塗布などを手助けしてあげて、お子さんのお口の健康を大事にしてあげてください。また、妊娠中の方は、ご自身とお子さんの健康を守るためにも、虫歯や歯周病を早めに治療をすることをお勧めします。予防歯科は、お子さんがおなかにいるうちから始まっています。妊娠中の歯のトラブル、お子さんの歯のご相談がありましたら、どうぞお気軽にお声がけください。

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