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伊藤 彰宏 院長の独自取材記事

いとうファミリー歯科クリニック

(揖斐郡大野町/モレラ岐阜駅)

最終更新日:2021/10/12

伊藤彰宏院長 いとうファミリー歯科クリニック main

モレラ岐阜駅から西へ車で10分、国道303号沿いに建つ「いとうファミリー歯科クリニック」。2017年5月に開院し、伊藤彰宏院長の子どもが描いた家族のイラストがクリニックのロゴに使われている。土足不可のクリニック。院内は白で統一されており清潔感がある。入り口には、子ども目線の位置にアクアリウムがあり、泳ぐ魚を紹介する「お魚カード」も添えられていてほほ笑ましい。診療室は、パーティションで区切られた開放的な診療台が4台並び、一番左はキッズスペースがのぞける窓つき。感染対策として器具消毒・滅菌機を備え、3DのCTスキャンなどの設備類も整える。おっとりとした口調の中にも、向上心の強さがうかがえる伊藤院長に、「痛みに配慮した治療への工夫」と歯科診療に対する思いを聞いた。

(更新日2021年5月31日)

ファミリー層に楽しい室内。感染症や痛みにも配慮

家族3人の笑顔が描かれたクリニックのロゴマークが印象的ですね。

伊藤彰宏院長 いとうファミリー歯科クリニック1

あれは、うちの子どもが描いた絵をそのまま使用したものです。お子さんからご高齢の方まで幅広い方に来ていただき、家族一緒に診療していきたいという思いがありました。そのためクリニック名に「ファミリー」とつけましたし、家族の笑顔をロゴにしました。クリニックの設計でもキッズスペースをつくり、隣の診療室から保護者の方がお子さんの遊んでいる様子を確認できるように、壁に小さな窓もつくりました。また、私がもともと海水魚が好きなので、入口の横にカクレクマノミなどの海水魚が泳ぐ水槽を置き、皆さんに楽しんでいただけるように配慮しました。

待合室も白で統一され清潔感がありますが、感染症対策にもかなり配慮されているとか?

やはり患者さんは口の中を診てもらうにあたって、きれいな環境のほうがいいですよね。使い捨てできる紙コップ・グローブ・エプロン類はすべて使い捨てして、複雑な形状をしたハンドピースなどの器具やほかの診療器具も滅菌器やオートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)でその都度滅菌消毒しています。ほかに設備としては、3DのCTや一眼レフの口腔内カメラを備えています。3DCTは、インプラントのシミュレーションなどをする時に必要なものですし、一眼レフカメラも口腔内の状況を把握し、患者さんへわかりやすく説明するために役立っています。

痛みの少ない治療にも積極的に取り組まれていますね。

伊藤彰宏院長 いとうファミリー歯科クリニック2

そうですね。歯科医院に対して、怖さや不安を感じている人は多いと思います。そのため、小さな虫歯でも場合によっては麻酔をして、少しでも痛くないようにするということを心がけています。その麻酔を打つ時にも、なるべく痛くないように工夫しています。まず表面麻酔をしてから、針のないジェット噴流の麻酔をして、さらにゆっくり針が入る電動麻酔注射器を用います。麻酔薬も冷たいままでは痛みを感じやすいので、事前に温めておくことが必要ですね。ほかにも痛みの少ないレーザー機器や、歯を清掃するための音と痛みの少ない超音波スケーラーも用意しています。

子どもから妊婦・高齢者まで、歯を長持ちさせる治療を

こちらにはどんな患者さんがいらっしゃいますか?

伊藤彰宏院長 いとうファミリー歯科クリニック3

午前中は年配の方が多く、学校が終わる午後にはお子さんたち、その後は仕事帰りの社会人の方というように、近隣の幅広い年代の方に来ていただいています。診療内容としては、予防歯科でいらっしゃる方もいますが、初診は虫歯治療の方が多いです。中には、何年も放置しまっていたような方もみえます。やはり虫歯や歯周病などは早期発見が大事ですし、そのためには定期的なメンテナンスが大事になってくるので、それを理解していただくための説明はさせていただくようにしています。これからも患者さんにもっと定期的に来ていただけるように努めていきたいと思っています。

一般歯科のほかに、小児・インプラント・審美・矯正と幅広い診療に対応されていますね。

はい。小児歯科は小児ならではの配慮が必要で、虫歯を見逃さず、歯並びにも注意する必要があります。怖がるお子さんに対しては、無理に治療していくのではなく、できるようになるまで粘り強く関わっていくということを意識しています。妊婦さんについても注射やお薬の影響を気にされると思いますので、不安や緊張をほどけるようにしっかり説明しています。緊急を要さない場合は、妊娠初期や臨月の時期の治療はさけていただき、出産後にゆっくり治療していただくこともありますね。ほかの診療としては、院内技工室で簡単な義歯や詰め物の調整をします。また、矯正歯科やインプラントについては、専門の先生に来ていただき、対応しています。

先生は、大学院で歯内療法について学ばれたそうですが、どんなお考えを持っていますか?

伊藤彰宏院長 いとうファミリー歯科クリニック4

歯内療法は、歯の内部や根っこの治療をする分野です。肉眼では見えない部分ですし、細菌に対する治療もするので、細かい作業が求められ、一番難しい分野かなと思いました。だからこそ、そこの治療について学びたいと思ったんです。今でもやはり難しいところで、しっかり考えながら日々治療にあたっています。やはり歯は抜かないに越したことはないと思うので、残せるものは残していくという考えです。例えば、神経を抜くと、歯の寿命が短くなることが知られています。だから特に年齢の若い人たちには、神経を抜くような大きな治療をしなくても済むように、その前にしっかりと予防歯科に取り組んでいただきたいと思っています。

患者のために、日々、レベルアップをめざす

先生は、なぜ歯科医師をめざされたのですか?

伊藤彰宏院長 いとうファミリー歯科クリニック5

第一に、私の父が歯科医師でした。歯科医院を開業していて、地域の皆さんのお口の健康を守っている姿がすごく印象に残っています。子どもの頃は診療室で遊んだりもしていたので、自然と歯科医院の雰囲気にも慣れていたんでしょうね。虫歯の治療ももちろん父にしてもらっていましたから、歯科医院が怖いというイメージはまるでありませんでした。でも、自分が歯科医師になって、患者さんが怖がっている姿を見た時に、改めて歯科医院のイメージはそういうものなんだと気づかされた感じです。父からは「歯科医師になれ」と言われた記憶はありませんが、なにかしら影響はあったんだと思います。

診療では、どんなことを心がけていらっしゃいますか?

決して上からの目線ではなく、患者さんと同じ目線、同じ気持ちになって診療するということです。やはり歯科医院に来る皆さんは、怖い気持ちや不安をお持ちだと思いますので、なるべく怖い思いをさせないようにという意味で、同じ目線に立つように意識しています。治療内容を説明するにしてもレントゲンや口腔内写真などを使って、時にはさらに上から書き込んだりして、診療台のモニターで詳しく説明するようにしています。タッチパネル式なので操作も簡単なんです。治療前と治療後の違いなどをわかりやすく伝えられますし、口頭で聞くより視覚で見ると、やはり理解のスピードが上がるようですね。

これからの目標と、読者へのアドバイスをお願いします。

伊藤彰宏院長 いとうファミリー歯科クリニック6

目標は、自分の治療の技術を上げていきたいということです。時間を見つけてさまざまなセミナーや勉強会に参加するようにはしていますが、決して現状に満足せずに、最新治療や接遇など、いろいろな分野を勉強していきたいですね。それが結果、患者さんにもつながることだと思いますので……。お子さんをお持ちの方にアドバイスをするとしたら、虫歯予防には歯を磨くことが一番大切ですが、それだけではなく普段の生活にも気をつけていただきたいということです。例えば、間食の取り方や、お父さんやお母さんと同じスプーンを使って感染しないようにする、というところも知っていただくと良いかと思います。診療では、そのようなお話もさせていただいていますので、気軽にご相談いただけるとうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤー矯正/60万円~、小児矯正/35万円~、インプラント/22万円~

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