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青戸 寿之 院長の独自取材記事

あおと整形外科クリニック

(岐阜市/岐阜駅)

最終更新日:2026/05/26

青戸寿之院長 あおと整形外科クリニック main

岐阜駅から車で10分ほど、大通りから中に入った閑静な住宅街の一角に「あおと整形外科クリニック」はある。2017年、青戸寿之院長が30年以上続くクリニックを継承し、地域医療を満たすべく新しく開業した。肩関節、関節リウマチを専門とし、大規模病院で数多くの手術を手がけるなど豊富な経験をもつ。「整形外科の分野においてトータルに治療し、患者の力になりたい」と語る青戸院長は、医師とスタッフが協力し合い、サポートをしていくチームワークを何よりも大切にしている。また、リハビリテーションを組み込んだ適切な治療計画作成にも力を入れる。穏やかな口調と笑顔で、どんな質問にも丁寧にわかりやすく答えてくれる青戸院長から、治療への思いや今後の展望を中心に話を聞いた。

(更新日2021年3月26日)

丁寧でわかりやすい説明で信頼関係を築く

開業に至った経緯について教えてください。

青戸寿之院長 あおと整形外科クリニック1

大学卒業後は、入局した京都大学整形外科の関連病院である岐阜市民病院に約10年間勤務していました。市民病院は手術をメインに治療を行っていく医療機関ではありますが、外来にも多くの患者さんがあふれています。なぜこれほどの患者さんが来ているのかというと、「総合病院の診察は安心でき、安心を得るために長時間待ってでも診察をしてほしいのだ」と感じました。それならば安心して診察を受けられる「かかりつけ医」に僕自身がなれば、待ち時間を短くでき、気軽に診察を受けていただけるのではと思い、開業を考えるようになりました。また、どこまで専門性を突き詰めていくのか迷っていたこともあり、ちょうどその頃にここで30年以上開業されていた先輩医師から承継のお話をいただき開業を決心しました。

通いやすい環境づくりをされているのですね。

診察時間が9時~12時、17時~19時と短かったので、患者さんから長くしてほしいと要望をいただいていましたので、時間の都合で来院できないことが少なくなるよう診察時間の変更を行いました。現在は8時45分~12時30分、16時15分~19時15分としています。かかりつけ医として生涯にわたり患者さんと関わっていきたい。理想的なことを言うと、状態が悪い時にはすぐ来院していただく。そして、治療が終了したら通い続けなくてもいい時間が長く続くような治療を行っていければと思います。

患者層をお教えください。

青戸寿之院長 あおと整形外科クリニック2

僕は肩関節と関節リウマチを専門にしていますから、特にそういった関連の肩凝りや五十肩、急性や慢性の「痛い」「肩が上がらない」といった症状を訴える患者さんが多いです。年齢は40~60代の方が中心です。また、午後は比較的若い患者さんが多く来院されます。部活などでけがをされたお子さんです。僕は大学時代に野球部だったので、外傷や骨折、靭帯損傷を体験したり身近に経験することが多く、それが今に生きていると思います。最近は、姿勢が悪く背骨が曲がったままで座るお子さんが多いので、まず背筋を正すことからアドバイスします。姿勢が悪いとけがをしやすいですからね。すべての患者さんに言えることですが、姿勢が悪くなるのは、スマホを触ってばかりで背中の筋力が落ちているなど、生活習慣も関係していると考えられるんです。家でこういう体操をしてくださいといった提案をすることもあります。

診療の際に大切にしていることは何ですか?

患者さんの話をしっかり聞き、説明を丁寧に行い、皆さんが理解できるようにお伝えすることを心がけています。まず、診察前に記入いただいた問診票を見ながらある程度の予測をつけて聞いていき、検査後は、今の状況や治療提案をわかりやすくお話しします。治療も人任せではなく、自分がどうなりたいというのがないと、例えば自主トレをしようといった意欲につながっていかないので、患者さん自身に理解していただくことが大切です。今後は、オリジナル資料を作成し役立てていきたいと考えています。

エコーを用い、的確な治療をめざす

注力されているのはどんな治療ですか?

青戸寿之院長 あおと整形外科クリニック3

関節注射などの治療の際に当院ではエコーを用いています。画像を見ながら適切に針を入れることを心がけています。なかなか手間がかかり所要時間もかかってしまうので、使いにくい方法ですが、感覚で注射を行うよりも確実性が高くなり期待する結果につながりやすいと考えています。また、実際の画像を患者さんにも見ていただき「こういう治療をしているんですよ」と改めて説明することで、治療に対して理解し安心していただける方も多いと感じています。

リハビリテーションも重要視されていますね。

はい。とても有用な方法だと思っていて、例えば僕の所見と、理学療法士の所見とで違うことがあります。そういう点で、治療に対して別の方法や角度でアプローチできるのは、とても重要だと感じます。週に1回のカンファレンスで、治療計画を相談したり話し合ったりして、理学療法士から効率的な計画を起こしてもらい、僕が最終的に確認をしています。また今後は、物理療法中心のスペースから運動器リハビリメインの配置にして、理学療法士が働きやすいようにレイアウトを考えてスペースを確保し、機器も少しずつ新しく導入して効率の良い診療がしたいと思っています。

スタッフとの連携はどうですか?

青戸寿之院長 あおと整形外科クリニック4

患者さんには受け身で治療されるのではなく、われわれスタッフと同じレベルで治療に参加していただきたいと考えています。そのために、以前のクリニックの名残りで、患者さんに対し「○○さま」と呼んでおりましたが、「○○さん」で呼びましょうと統一しました。また月に1回、部門のリーダーで会議をして、問題点や反省点を洗い出して改善していく努力をしています。これからは全員が参加して意見が言い合えるような会議にしようと計画しています。

かかりつけ医として地域医療に貢献

整形外科を選んだのはどんな理由でしょうか?

青戸寿之院長 あおと整形外科クリニック5

医学部へ入った時は外科医を意識していました。ただ、実習でいろいろな科を経験しているうちに整形外科での治療結果がダイレクトにわかるというのが非常に面白いと感じました。骨折の手術後などにエックス線写真で結果が出て、うまくできた手術って写真がとてもきれいなんです。骨ができていく経過もよくわかるのも魅力です。これまで行ってきた多くの手術経験は、現在にも生かされています。「どういう手術をするんですか」などと患者さんによく聞かれますが、その時に「こういう手術をします」と、ある程度イメージをお伝えすることができます。手術の必要な方には基幹病院を紹介しますし、手術後はリハビリや術後の傷の治療など、当院に戻って通院していただいています。

今後の展望を教えてください。

信頼・安心していただける診療を提供できるクリニックをめざしています。そういう意味で、地域で一番になりたいです。僕だけでなく、スタッフもそういった接遇を提供できるような環境づくりができるように育っていってほしいと思っています。患者さんが笑顔になって感謝してくださる時や、治療は終了ですとお伝えする時はやりがいを感じます。僕は小学生の時に出会った漫画で、何でも治してしまう外科医の主人公に憧れて医師になりました。整形外科の分野においては、何でも治したいという意識をずっと持ち続けていきます。

読者へのメッセージをお願いします。

青戸寿之院長 あおと整形外科クリニック6

痛みがあったり、どこかおかしいなど、整形外科の分野でしたら何でも診させていただきますし、見分けも適切に行いますので、とりあえず来院してほしいです。1日ちょっと様子を見てみようとか、よくなったら行ってみようとか、悩む時間はもったいないので、痛いときに来ていただき、適切な治療ができるように方向性を示していけたらなと思います。また、交通事故に遭った際はまず相談してください。手続きや治療方法などをアドバイスしますし、けがの診断書や終了診断書を作成いたします。後遺症にも関わりますから、早めの診察を受けてくださいね。