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奥村 尚威 院長の独自取材記事

永福町駅前みんなのクリニック

(杉並区/永福町駅)

最終更新日:2021/07/30

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永福町駅からほど近い場所にある「永福町駅前みんなのクリニック」。診療科にとらわれず、子どもから高齢者まで気軽に通える総合診療のクリニックとして、2017年9月に開業した。院長の奥村尚威先生は穏やかな人柄でこちらの話を笑顔で受け止めてくれる。院内は木目調のパネルや白い壁、グリーンの家具が配されたナチュラルな雰囲気で、待合スペースの明かりはあえて暖色系に。「具合が悪い患者さんたちがリラックスできる空間にしたかった」という心配りからだ。そんな奥村先生に、総合診療のメリットや今後の展望、オフタイムの過ごし方などを聞いた。
(取材日2021年6月23日)

地域のために尽くした父の姿を見て医師の道へ

どのような経緯でこの地域に開業したのですか?

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大学卒業後、初めは大学病院の小児外科で手術などを手がけていたのですが、地元である東京に戻らなければならない事情ができてしまいまして。その時に少し幅を広げて内科の勉強をしようと、在宅診療のクリニックで高齢者を対象に診療をさせていただきました。その後、総合診療を得意としている病院に移って、小児科から内科、皮膚科、整形外科まで、来院した患者さんはすべて診るという経験を積ませていただきました。そして2017年に総合診療のクリニックとして開業したのです。永福町を開業の地に決めたのは、自宅から通いやすいことと、初めて訪れた時にちょうど商店街のお祭りがあって、地域の結びつきや住民の方の地域愛をすごく感じたんですね。それで「良いところだな。ここで皆さんのお役に立ちたいな」と思ったのです。

医師をめざしたきっかけはなんですか?

父も祖父も医師でしたから、子どもの頃からなんとなく意識はしていたと思います。ただ、中学生くらいまではパイロットやテレビ番組を作る人になりたいと思ったこともありました。高校生になって自分の進路を決めなくてはならなくなった時に、地域のために一生懸命忙しく働いていた父の姿や、喜んでくれる地域の人たちの姿を見てきたことで、「やっぱり僕も人の役に立つ仕事に就きたい」と思うようになったんですね。本格的に医師をめざすようになったのはその頃です。

小児外科を専門にしようと思ったのはなぜですか?

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もともと子どもが好きで、子どもに関われる仕事をしたいと思っていました。また医学部をめざし始めた頃から「子どもの手術のエキスパートになれたらな」とずっと考えていたんです。来てくれる患者さんは自分の子どものつもりで、家族のように診ることを大事にしていますね。なので、ときには少し厳しく言うこともあります。それは自分の子どもだったら、あるいは家族だったらという視点から、しっかりとした治療を受けてちゃんと治ってほしいと思うからです。また自分の家族のように診ることは、間違った判断を避けるという意味でも大切だと思っています。

気になる症状を総合的に診ることでわかることがある

どんな患者さんがいらっしゃいますか?

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主訴としては風邪や高血圧、けがなど幅広いです。新型コロナウイルス感染症がはやりだしてからは熱と倦怠感を訴えて来られる方も増えました。漠然とした不調は何科に行けばいいかわからないことも多いので、まずは私が診させていただきましょうという形でいつも対応させていただいています。年齢層も幅広くて、子ども・両親・祖父母の3世代でいらっしゃる方もいますね。まさに「老若男女」という言葉が正しいと思います。

総合診療やプライマリケアのメリットはどんなところでしょうか?

総合診療の診療所では、最初にいろいろな病気を想定しながら診断に結びつけていきます。そこから検査などをして、その時出ている症状がどんな病態かを明らかにし、治療に結びつけていく。これが1つの診療所でできる点がメリットだと思います。またほかの国では、最初に診療所を受診して、そこから必要に応じて大きな病院へ振り分けるというプライマリケアが体系化されているところもあります。これはとても合理的だと思います。漠然とした不調で最初から大きな病院に行き、実はなんともなかったという場合でも、例えば待ち時間が長かったり、初診料などでお金の負担が大きかったりということもあります。なので最初に診させていただき、大きな病院に行くべきかどうかの判断をすることで、患者さんが合理的に医療を活用できる。これがプライマリケアのメリットだと考えていますね。

どんな治療に力を入れていますか?

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さまざまな症状の患者さんがいらっしゃるので、専門性の高い特殊な治療や検査というよりも、適切な診断と適切な治療をいつも心がけています。いろいろな医療機関とも連携していますから、適切な診断をもとにご紹介などをさせていただいています。また時間がたつにつれて「今まではこういう治療が良いとされていたけれど、今ではしない」といったように、新しい医学に照らして適切な治療も変わっていくんです。常に知識をアップデートしながら、それに置いていかれないようにという点も大切にしていますね。

治療の際に心がけていることを教えてください。

丁寧に説明を行い、しっかりと情報提供をした上で一緒に治療の道筋を立てていくことですね。いかに難しい専門用語を使わず、わかりやすい説明をするかというのはいつも心がけています。また治療のためには患者さんが「こうしてほしい」と思うことが駄目だったり、「これはちょっと」と思うものが必要だったりということもあります。そういった場合にもなぜそれが必要なのか、また駄目なのか、代わりにどうすればいいのかといった点は、より細かく情報提供をしながら方針を組み立てていきます。もちろん治療の内容やリスクについてもしっかり時間をかけてお話ししています。

「まずは行ってみる」も歓迎する、みんなのクリニック

今後の展望を聞かせてください。

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今後は保険診療のほかにも必要に応じてさまざまな手段を組み合わせることで、隙間を埋めるような治療ができればと思っています。それを目標として、さらにたくさんの患者さんのお役に立てる診療所にしたいというのがビジョンですね。体調が良くなったあとも健康を維持できるようにサポートできればと思っています。

休日はどんなふうに過ごしていますか?

車が好きなのでドライブによく行きますね。1977年製の、もう40歳になる車に乗っていまして。古いだけにたいへん手間のかかる車なんですけど、修理しながら乗っています。古い車って毎日調子が違うんですよね。エンジンをかけると「エンジン音がちょっと違うな」とか、「今日は振動が多いな」とか「調子が良さそうだな」とか。患者さんの体を診るような感じですね。毎回コンディションを見ながら「大丈夫かな?」って心配しながら乗っています。それが楽しくもあるんですよね。あとは、料理のおいしい店などを食べ歩くのも好きです。この近くにもイタリアンの良いお店を見つけて、もう何度も行ってます。永福町はおいしいお店がいっぱいあると思うんですよね。患者さんと仲良くなったら、そんな話もできたらいいなと楽しみにしています。

読者へのメッセージをお願いします。

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体調で気になるところがあれば診させていただきたいなと思います。その体調の悪さや気分が思わしくない状態が異常のないものなのか、それともちゃんと治療や検査をしたほうがいいものなのかという判断もしっかりできるよう心がけています。気になることがあったらまずはお越しください。

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