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前田 朗 院長の独自取材記事

まえだ整形外科 博多ひざスポーツクリニック

(福岡市博多区/呉服町駅)

最終更新日:2023/09/20

前田朗院長 まえだ整形外科 博多ひざスポーツクリニック main

福岡都市高速呉服町ランプ近くに位置する「まえだ整形外科 博多ひざスポーツクリニック」は、2017年に院長の前田朗(あきら)先生が開業した。同院では、膝、肩・肘、足、腰、骨粗しょう症など運動器全般の幅広い症状により専門的に対応できるよう複数のドクターが在籍し、検査から治療、提携先での手術、そして同院に戻ってのリハビリテーションまで一貫して担える体制を構築している。膝関節、スポーツ外傷・スポーツ障害を専門としており、遠方から訪れる患者も多いという。「お一人お一人にオーダーメイドの治療を提供するとともに、今後はケガ予防の啓発にも注力していきたい」と話す院長。気さくで飾らない人柄が印象的だった今取材では、診療内容だけでなく、開院場所の決め手になったという博多祇園山笠にまつわる話も聞くことができた。

(取材日2023年6月5日)

膝関節、スポーツ整形外科の分野で長年研鑽を積む

医師を志した理由と整形外科を専門に選ばれた理由をお聞かせください。

前田朗院長 まえだ整形外科 博多ひざスポーツクリニック1

私は小さな頃から手に職をつけたいという気持ちが大きく、職人というものに憧れていました。医師という仕事は私の中で、手術をする職人というイメージが強く、高校生の頃には外科医になりたいと思うようになりました。基礎医学だけでなく臨床医学にも力を入れている大阪大学医学部へ進み、卒業後は整形外科に入局。失われたものをもう一度元に戻す、機能再建に尽力できる整形外科にやりがいを見いだしました。4年間研鑽した後、大学院で臓器移植学を専攻。膝の靱帯再建術についての研究に取り組みました。

ご出身は神戸なのですね。福岡にはどのような経緯で来られたのですか?

「職人としての外科医でありたい」という思いは大学院の頃も変わらず、メスを握る手が鈍らないよう、研究と並行して手術を含む臨床も行っていました。自分には研究よりも臨床のほうが向いていると実感したこともあり、軸足を臨床に戻して大阪厚生年金病院(現・JCHO大阪病院)の膝担当医長として勤務していたところ、私の大学の先輩が久留米大学に勤務していた時に縁のあった福岡の成田整形外科病院を手伝ってほしいという話になりました。38床ある整形外科の専門病院で、私はそこに19年間勤務。福岡に腰を据えました。

そして2017年、博多区下呉服町で独立開業されたのですね。

前田朗院長 まえだ整形外科 博多ひざスポーツクリニック2

はい。私の場合、遠方から来られる患者さんが多いため、博多駅や天神からアクセスの良い場所を探しました。整形外科はリハビリのための広いスペースが必要で、既存のテナントでは難しかったためこの場所に行き着き、一から医院を建てることにしました。クリニックの立地条件は良かったのですが、他に「よし、ここだ」と決めた大きな理由がありました。それが博多祇園山笠です。福岡に赴任して初めて追山を見たのですが、それはもうものすごい熱気で、あまりの格好良さに嫉妬するぐらい(笑)。山笠に参加している知人に話したら、「一緒に出よう」という話になり、すっかり熱中してしまいました。ですので、この場所が追山のコース上だと気づいた瞬間、すぐに決めました。「これは運命だ、ここで頑張ろう」と。

山笠がきっかけとなり、今では地域にすっかりなじんでいらっしゃるようですね。

われわれの仕事は、やはり地域の方に信頼されてこそだと思うんです。ここで開院して、そのことに改めて気づかされました。仕事への結びつきを意識して山笠に参加しているわけではありませんが、地域の方々とのご縁を深められたのは、結果的に山笠のおかげだと思っています。

検査から治療、手術、リハビリまで一貫して担う

こちらの診療の特徴を教えてください。

前田朗院長 まえだ整形外科 博多ひざスポーツクリニック3

膝、肩・肘、足、腰、骨粗しょう症などそれぞれの分野に精通したドクターが複数在籍し、より専門性の高い整形外科診療を提供しています。私はもちろん、運動器全般の症状に対応しますが、特に膝とスポーツ外傷・障害の治療を専門としていて、検査・診断・治療から社会復帰、競技復帰まで、責任を持ってサポートしています。患者さんの層はお子さんからご年配の方までと幅広く、遠方からわざわざ来てくださる方もいらっしゃいますね。当院2階には広々としたリハビリ室があり、医師と理学療法士が緊密な連携を取りながら、患者さんの状態や目標に合わせてリハビリを行っています。先進のリハビリ治療器なども積極的に導入し、治療の選択肢をできるだけ増やすよう心がけています。

ご専門の膝の疾患について詳しく聞かせてください。

膝の痛みは主に、半月板損傷や膝靱帯損傷、オスグット病などスポーツでのケガや使い過ぎによって起こるものと、変形性膝関節症といって高齢になると誰もがなり得る疾患があります。膝は長年使っていると、多かれ少なかれ傷んでくるものです。レントゲンや超音波エコー、必要であればMRIなどの検査を行い、状態を評価。今どんなことに困っているかなどを丁寧に聞き取り、その方の置かれているステージに応じて治療を選択します。リハビリ、薬の処方、ヒアルロン酸の注射、装具などを用いた保存治療が第一選択ですが、必要と判断すれば手術治療を提案します。当院は大きな病院と同レベルの1.5テスラ超伝導MRIを導入しており、基本的に一ヵ所ですべてが完結できるのも大きな強みです。MRIを撮るためにわざわざ別の病院に足を運ぶ必要がありません。

手術が必要な場合は、連携する医療機関において、院長自ら執刀されているとか。

前田朗院長 まえだ整形外科 博多ひざスポーツクリニック4

当院から3分の距離にある原三信病院と連携し、週に2日間私が出向いて手術をします。あまりにも近いので、ふらっと歩いて行ってます(笑)。連携先が至近距離なので、入院中の患者さんも私も安心して治療に専念できることが1番のメリットですね。入院後は、私と病院の医師が共同して手術、治療を行い、退院後はまた当院で治療やリハビリが受けられます。つまり、初診、手術、治療終了まで一貫して診ることが可能です。2つの医療機関の看護師、理学療法士、医療事務員も情報を共有しています。最近の傾向として、大きな病院は手術や入院に特化し、外来は一般のクリニックに任せるという流れがありますが、私としては、最初から最後まで一貫して患者さんに関わることができるシステムをどうしても構築したかったんです。この緊密な連携体制が整えられ、非常にありがたく思っています。

健康寿命を延ばすためのサポートをしていきたい

リハビリを担う理学療法士の役割も大きいですね。

前田朗院長 まえだ整形外科 博多ひざスポーツクリニック5

もちろんです。私と同じ想いと方向性をもって、患者さんとじっくり接することのできる理学療法士の存在はとても大きいです。当院は、医師、理学療法士、診療放射線技師、看護師など約20人体制ですが、相互のコミュニケーションはとても重視しています。全員で毎日朝礼をして顔を合わせ、スタッフ間の理解を深めるよう意識してもらっているんですよ。スポーツリハビリにも積極的に取り組んでいて、体系的な回復プログラムを作成して復帰をサポートしています。再発防止のスポーツ動作練習も行い、ケガの予防にも注力しています。

今後、特に力を入れたい分野は何ですか?

この長寿社会で私たち整形外科医が貢献できるのは、健康寿命を延ばすことだと思うんです。最期まで自分の足で歩いて、笑顔で過ごすことができるようなサポートができたらうれしいですね。健康教室を開いたりして、治療ばかりでなくケガ予防の大切さを啓発するような活動ができればと思っています。当院には骨粗しょう症を専門に診る外来も設けていて、女性の整形外科医を中心に診療にあたっています。腰椎と股関節の精密な骨密度測定も可能です。この女性医師はスポーツ整形外科への造詣も深いので、女性のアスリートはお気軽にご相談ください。

最後に、前田院長が思い描く今後のクリニック像についてお聞かせください。

前田朗院長 まえだ整形外科 博多ひざスポーツクリニック6

同じ病気やケガであっても、患者さんの年齢や性別、ライフスタイルなどによって求めている治療は異なります。それらに対応できる多くの引き出しを持ち、それぞれの生活に寄り添っていけるようなクリニックでありたいと思っています。また、長年行ってきているアスリートたちのサポートも、社会貢献のような意味合いで続けていけたらと。これからもいろいろなことにチャレンジして、「迷ったら、やってみる」ほうを選びながら、まだまだ頑張っていきたいと思います。

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