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田中 茂美 院長の独自取材記事

たなか内科クリニック

(神戸市東灘区/御影駅)

最終更新日:2019/09/11

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阪急神戸本線の御影駅を出てすぐ、歩いて1分ほどの距離に「たなか内科クリニック」はある。緑が多く、閑静な街の雰囲気に合わせるように、広々として落ち着いたシックな内装のクリニックはまるでサロンのようだ。2008年に同院を開業した田中茂美院長は、明るく朗らかな雰囲気。「公平に、誠実に、一人ひとりの患者さんと正直に向き合いたいと思っています」と話す田中院長。長年、大阪の総合病院や労働者の健康管理などを行うために企業で勤務してきた経験を生かし、内科医師として症状・年齢を問わず幅広く患者の相談に乗る田中院長。患者への思い、医師としてのこだわり・やりがいなどについて話を聞いた。
(取材日2019年8月20日)

たくさんの経験をした勤務医時代から独立へ

田中院長が医師を志した理由について教えてください。

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親戚や知り合いにお医者さまだった人が多かったということもあります。でも本当のことを言ってしまうと、私は最初医師を志してはいなかったんです。実は芸術系に進みたかったんです。ただ父がたいへん厳しい人で、女性であっても自立し、世の中の役に立ちなさいと言われていました。誰にも頼らずに一人で生きて行くことが一人前の人間だという教育方針でした。子どもの頃は「無理無理っ」と怖気づいていましたが、父の意向で兵庫医科大学の1期生として入学しました。そこで内科・小児科の勉強をして医師となりました。

開業まではどういったお仕事をされていたのですか?

大阪市立北市民病院で内科医師として勤務をしました。最初は糖尿病や内分泌を専門に、と考えていたのですが、本当に忙しい病院で「来るものは拒まず」という雰囲気のよろず屋的な内科でしたので、毎日が大騒ぎでした。下町の病院でしたので、いろいろな患者さんがいらっしゃいましたね。毎日思いがけないことが起こり、つらいことも楽しいこともたくさん経験しました。その後は大阪市交通局で職員の方の健康管理を行うための常勤の医師として働いていました。こちらでもたくさんの職員の方の相談に乗り、内科的なことにとどまらず精神的な悩みごとなどを相談されることもたくさんありました。

どのような思いで御影での開業に至ったのでしょうか?

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長らく大阪市の公務員として仕事をしてきたわけですが、自分の理想とする医療を提供できる場を持ちたいと思いはじめました。患者さんが安心して通院して、患者さんがなんでも困っていること・悩んでいることを相談し、それに対して迅速で確実な改善案を提供できる、よろず屋のようなクリニックをつくりたかったのです。開業にあたり、大阪市内や阪神間のいくつかの場所を見て回ったのですが、ここ御影駅前が直感的になんだかうまくいくような気がしたんです。緑が多く、東からも南からも日が差すこの場所に来た時に、ホッと気持ちが落ち着いたのです。周囲の人にも女性が一人でクリニックをやっていくなら御影のような落ち着いた場所がぴったりじゃないかというアドバイスもあり、ここを選びました。開業以来、工事が進み、駅前がとてもきれいになりうれしく思っています。

人として向き合い誠実・正直・公平な診療を心がける

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

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中学生から、それこそ100歳近い方までいらっしゃいますよ。開業当初は乳幼児もたくさん来院していたのですが、最近は全体的に少し年齢層が上がったかなという感覚です。御影の住民の方は穏やかで落ち着いた方が多いですが、自分自身の生活や生き方にプライドを持っていらっしゃる方が多いように思います。

患者さんと向き合う時に気をつけていることはありますか?

私たち医師のところに来られる患者さんというのは心身に何らかの健康上の問題を抱えています。その方たちが安心して、気持ち穏やかに受診していただけるよう心がけています。なにか困ったことがあったときに「あ、そうだ。先生のところに相談してみよう」と思ってもらえるようなクリニックにしたいと思って開業しました。そのためには公平に、誠実に、正直に患者さんと接することが一番大事だと思います。当院では働き盛りの方も多くいらっしゃいますが、その中の大部分の方が「今、しっかりと働けているのだから問題ない」と考えてしまいがちです。しかし、生活習慣病ではすぐに治療が必要なことも多々あります。そんなときに、治療の必要性を説得するのは本当に難しいこと。ときには屈してしまいそうになることもありますが、患者さんと誠実に公平に接することが治療には必要だと思っています。

先生は往診にも力を入れていますね。

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往診というのは当院まで来ることができない方が対象になります。脳梗塞や心疾患の後遺症で足が動かない方であるとか、認知症の方などですね。そうした患者さんのもとに出向いて、その人らしい人生を送ってもらうための医療を提供する必要があると感じます。また万が一、異変があったときには、遅れることなく大きな病院で治療を受けていただけるような橋渡しをするために、常に気を配りながら診ることがとても大事だと思っています。

先生のやりがいについて教えてください。

例えば、いつも来院してくれている患者さんが普段よりもつらそうにしている、待合室から診察室まで来るのに時間がかかる、真っすぐ歩けていない、肩で息をしている、「おなかの調子が悪い・血便が出ているように思う」と言っている、など小さな変化を見逃さず、すぐに検査を受けてもらうと、実は肺がんや大腸がんの早期のステージであったり、心筋梗塞の一歩手前だったと判明することがあります。患者さんの疾患を早期で発見し、病状が悪化する前に治療を受ける手助けをできた時には、医師をやっていて良かったなと感じます。

学び続けていくことが患者のためになる

先生はお休みの日はどのように過ごされていますか?

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開業以来、患者さんが気になってしまって2日半以上家を離れることをしていないんです。出かけていても、ついつい心配してしまって。なのでお休みを長く取って遠くに出かけることはしません。もともと芸術系の道に進みたかったこともあり、近くの美術館や博物館に出かけていくのが好きです。クリニックのすぐ近くにも美術館があります。また有馬が近いので、温泉につかっておいしいものを食べてリフレッシュするのも大好きです。

先生は勉強会に出かけていくことも多いとお聞きしています。

もともと博士課程に進んだのも50歳になった時でした。そしてそこで睡眠時無呼吸症候群について学んだのですが、1つのことを勉強するとほかのさまざまなことにリンクしていくのでそれを常に学びたいと思っているんです。どんどん変化をしていく時代ですから、歩みを止めてしまうと、人はどんどんそこから後退してしまうんじゃないかと感じます。医師として一番重視すべきなのは、患者さん一人ひとりの命を大事にすることと、学び続けることだと身をもってつくづくと痛感しています。半分楽しみながら勉強しています。

患者さんにメッセージをお願いいたします。

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当院では患者さんの病気と病状、そしてその人自身、その人の人生、その人に今必要な方法は何かということを考えることが一番大事だと思っています。患者さんごとに必要な治療は異なってくると思っています。例えば働き盛りでお子さんがいらっしゃる方の中には、子育てや仕事などさまざまな壁にぶつかって、苦しい思いをしている方がたくさんおられると思います。そんなときに腰痛や頭痛を抱えていると、本来よりもひどく感じたり不安が増幅したりしてしまうこともあります。ぜひ当院に相談に来てください。病気の解明と、気持ちを和らげることに内科医師として全力で取り組みます。また仕事を抱えているとどうしても病状がひどくなってから来られる患者さんもたくさんいらっしゃいます。来る時にはつらくても、帰る時には笑顔で帰れるようなクリニックをめざしていますので、思い切って来院していただきたく思います。

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