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口の中に乾きや不快感を感じたら
一人で悩まず早めの相談を

きたがわ歯科クリニック

(広島市安佐南区/下祇園駅)

最終更新日:2026/01/29

きたがわ歯科クリニック 口の中に乾きや不快感を感じたら 一人で悩まず早めの相談を きたがわ歯科クリニック 口の中に乾きや不快感を感じたら 一人で悩まず早めの相談を
  • 保険診療

唾液の分泌が減少し、口の中が乾いた状態になる「ドライマウス」。不快なだけでなく口内炎や痛み、味覚障害を伴うことが多い。食事が食べられなくなったり誤嚥性肺炎の引き金になったりすることもあるほか、虫歯や歯周病のリスクも高くなるという。原因はさまざまで、どの世代の人でも起こり得る可能性がある。違和感を感じたら早めに専門家に相談することが大切だが、何科を受診すればいいのかわからず困っている人も多いだろう。そこで、広島大学病院口腔検査センターで助教として、16年間ドライマウスの診療を手がけてきた北川雅恵副院長に、発症した際のケアや予防の具体策について教えてもらった。

(取材日2026年1月16日)

虫歯や歯周病の原因にもなるドライマウス。違和感を感じたら早めに専門家に相談することが大切

Qドライマウスとは何ですか?
A
きたがわ歯科クリニック ドライマウスの患者を多く診てきた北川雅恵副院長

▲ドライマウスの患者を多く診てきた北川雅恵副院長

ドライマウスは、「お口の乾き」です。唾液の分泌量の減少により起こる症状で、口の中が乾くだけでなく、口内炎や痛み、味覚障害などを伴うこともあります。口臭が気になって調べたらドライマウスだったという人もいます。また、口内の守りが弱くなっている状態でもあるので、虫歯や歯周病になりやすくなります。口の中がネバネバして我慢できないほど不快な症状が出ている場合、虫歯や歯周病も進んでいるケースが多いですね。ですから、早めに見つけて治療することが大切です。急に発症することもありますが、徐々に症状が進み、気づいた時には進行していたということもあります。

Qドライマウスになる人の特徴はありますか。
A
きたがわ歯科クリニック 口の中が乾くという悩みがあれば、早めに相談しよう

▲口の中が乾くという悩みがあれば、早めに相談しよう

ドライマウスは、シェーグレン症候群や加齢、ストレスによる自律神経の乱れなどが背景にあるといわれています。シェーグレン症候群は主に唾液腺や涙腺に炎症が起きる自己免疫疾患で、急に発症することがありますが、その原因ははっきりわかっていません。ドライマウスは高齢者や更年期以降の女性に多いといわれていますが、シェーグレン症候群の患者さんの場合、若くても症状が出る人もいます。また、糖尿病や腎臓疾患が原因で、口が乾くこともあります。ストレスを抱えている人のドライマウスは一時的な場合もあり、ストレスのもとになっている悩みが解消するのと同時に自然に収まるケースもあります。

Qドライマウスの治療法を教えてください。
A
きたがわ歯科クリニック 定期的なケアが大切

▲定期的なケアが大切

一番の問題である「乾き」をケアするために、うがい薬や軟膏で保湿をしていくことが基本です。診察ではまず、口内の乾燥具合や唾液の量を検査します。専用機器で舌の上から乾き具合を測定し、さらに、通常とガムを噛んだ場合での唾液量をそれぞれ計測します。結果をもとに口の中の状態や重症度を診断し、うがい薬や軟膏の種類を決めます。当院では、基本的には1日3~4回使用していただきます。場合によって、体質改善のための漢方を処方することもあります。急激に悪化する病気ではありませんが、症状が落ち着くまでは2週間に1回来院してもらい、その後は1ヵ月に1回、2ヵ月に1回とだんだん間を開けていきます。

Q治療において大切にしていることを教えてください。
A
きたがわ歯科クリニック ドライマウスの原因はさまざま

▲ドライマウスの原因はさまざま

まずはしっかりと患者さんの話を聞くことを大切にしています。ドライマウスは専門的に扱っているところが少ないこともあり、「内科や耳鼻咽喉科で相談しても、納得のいく結果が得られなかった」という患者さんが一定数いらっしゃるんです。また、ドライマウスの原因を探るために、口の乾き以外の症状や既往症、飲んでいる薬、生活習慣など多岐にわたって話を聞く必要がありますので、当院では初診で1時間の診察枠を取っています。そのくらい時間をかけないと聞き取りができないほど思いがたまっている人が多いので、まずはしっかりとお話を聞かせてもらい、今後のプランを見据えながら治療しています。

Q治療後に気をつけるべきことはありますか。
A
きたがわ歯科クリニック 患者の生活環境に寄り添った治療プランを提案している

▲患者の生活環境に寄り添った治療プランを提案している

ドライマウスは長く付き合っていく病気です。口の中が虫歯になりやすい状態ですので、定期的なケアをしに来院いただき、歯のメンテナンスもしながら治療をしていく形をお勧めします。症状の緩和や予防面では、ストレスをためない、無理をしないことが肝心です。原因不明といわれるシェーグレン症候群は、疲労が引き金になる場合がありますので、上手に休息を取りながら生活することが大事ですね。あとは、しっかり噛んで食べること。使わない筋肉が萎縮するのと同様に、唾液腺もしっかり使ってやらないと唾液が出にくくなってしまいます。顎を使ってよく噛み、唾液がたくさん出るような食事の仕方を意識していただきたいと思います。

ドクターからのメッセージ

北川 雅恵副院長

ドライマウスで困っている人はたくさんいらっしゃる反面、症状が出たときどこに行ったらいいかわからず、半ば諦めている人も多いと思います。悩みすぎてそれがストレスとなり、症状を悪化させていることもあります。クリニックできちんと検査して、問題ないとわかった途端に症状が落ち着くこともありますので、まずは悩まずに来院していただきたいですね。当院では、一人ひとりに合った治療プランを提案しています。一人で悩まず、少しでもおかしいなと感じたら早めに受診していただきたいと思います。