糀谷こどもクリニック

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髙木優樹院長

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医療トピックス

いかに早く治療するかがポイント
知っておいてほしい低身長治療

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保険診療

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わが子が保育園や幼稚園に入園する時期になると、「うちの子、お友だちと比べてずいぶん小さいような?」と心配になるケースは増えてくる。背が低くても、家族性や体質など心配ないものも多いが、まれに病気が原因のケースもあるから油断はできない。治療可能な低身長が存在し、うまく治療を継続できれば標準的な最終身長に近づけることも可能だ。子どもの成長を専門に15年以上もの経験を積んできた「糀谷こどもクリニック」の高木優樹院長によれば、標準的な最終身長を獲得する鍵は「早めに気づき、迷わず専門家を訪れ、できるだけ早く治療を開始すること」だという。低身長の原因、治療法にはどんなものがあるのか、親にできることも含めて院長に話を聞いた。 (取材日2017年8月1日)

病気の発見・治療が早ければ早いほど最終身長は伸ばせるので、気になることがあれば迷わず受診を

そもそも低身長とは何を指すのですか?

1 ▲低身長の検査から治療まで、町のクリニックで受けることができる 医学的には、平均身長と比較して標準偏差(SD)値がマイナス2以下を低身長としています。低身長といってもいろいろで、そのほとんどは親御さんの背が低いなどといった家族性だったり、その人の体質だったり、心配のないものです。しかし中には、病気によって体の成長を妨げられている場合もあります。なかなか気づかないことも多いのですが、3歳児健康診断で指摘されたり、保育園・幼稚園に入園した時に他の同年代の子と比べて小さいことが気になり始めた、などというケースが多いですね。他の子と比較して気づくという意味では、きょうだいのいる子は比較的早く見つかりやすいと思います。

治療が可能な低身長の原因では何が多いのですか?

2 ▲院長は低身長治療に長く関わってきた。優しく丁寧な人柄 最も多いのは、成長ホルモン分泌不全症。名前の通り成長ホルモンが何らかの原因で十分に分泌されない病気です。この病気は、乳幼児期から症状が現れることも珍しくないので、最終身長のためにも早期発見・早期治療が重要です。診断にあたっては、2つの要素で決まります。1つは、SD値マイナス2以下の低身長であること。もう1つは、ホルモン分泌負荷試験をいくつか行い、基準値よりも低反応であることです。負荷試験は通常1から2時間と検査スペース、また専門的な知識を要するため、大学病院や総合病院で入院して行われるのが一般的。しかし、当院では入院ではなく外来で検査を行っていきますのでお子さんやご家族の負担を軽減できます。

成長ホルモン分泌不全症の治療方法は?

3 ▲移動の必要はなく、院内で注射や点滴でホルモン補充を行う 主な治療は成長ホルモンの皮下注射です。注射は毎日寝る前に打つのが理想なため、ご家族や本人が打つことになります。注射はほぼ痛みはありませんがお子さんにとっては大変な治療。治療を継続するためには「どうしても背を伸ばしたい」というモチベーションが重要で、私も治療開始前に治療に対する意思をよく確認しています。治療期間は決まっていませんが成長が止まるまでは治療は可能。3歳から始めて10年以上治療する方もいます。治療は、基準を満たし成長ホルモン分泌不全症と診断されれば保険適用になります。東京都は乳幼児医療費助成制度が中学3年生まで使えます。他県で自費負担がある場合は小児慢性疾患の申請をするのが一般的です。

家族ができることはありますか?

4 ▲小児の肥満や糖尿病、甲状腺疾患も専門的に診ることができる院長 早期発見が最も大切ですが、ご家族だけで判断するのは難しいもの。成長曲線をこまめにつけるのがポイントですが、そこまで熱心な方は少ないかもしれません。思春期になれば背が伸びると思っている方も多いかもしれませんが、伸びる身長にも限界があります。思春期に入るまである程度身長を確保しなければ当然成人身長は低くなります。気になることがあれば迷わず専門家のもとへ足を運ぶべきです。受診してSD値マイナス2までいかなかったとしても「治療できないから終わり」ではありません。低身長に成長期が早くきてしまう思春期早発症を合併すると、さらなる低身長になりかねないので定期的に小児科へ通うなどのフォローも必要になります。

その他の低身長にかかわる病気について教えてください。

5 ▲内分泌疾患について困ったときなど、頼りになる存在だ 成長ホルモン分泌不全症の次に多いのは、染色体の数の違いによるもの。中でも頻度の高いのは、女児で染色体が1本少ないことで起こるターナー症候群。低身長以外の合併症を持つこともあります。それから、先天的な骨の疾患も低身長の原因です。背の伸びは骨の成長ですが、軟骨が作られにくい病気を持っていると、身長や、特に手足の伸びが悪くなってしまいます。また、近年はSGA性低身長症という、小さく生まれた赤ちゃんがいくつになっても身長SD値マイナス2に追いつかないものも治療の対象と考えられています。他にもいくつか原因はありますが、これらはすべて一定の基準を満たせば成長ホルモン注射による治療の保険適用が認められます。

ドクターからのメッセージ

高木優樹院長

お子さんの身長について少しでも引っかかることがあれば、不安なままにせず一度専門家に診てもらってください。お子さんの成長はノンストップで、成長する期間にも限りがあります。早めの受診と治療スタートが平均身長に近づけるための鍵になると心得ましょう。一般的には、大きな病院でしか診てもらえないことが多いのですが、当院は低身長の検査から治療まで一貫して行っています。気軽に足を運べるクリニックとして、病気の早期発見に貢献し、お子さんの低身長治療のお役に立てればと思います。また、小児糖尿病や甲状腺の病気、思春期早発症などの小児内分泌疾患も積極的に診察しておりますので、気になることがあればご相談ください。

記事更新日:2017/09/01
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