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梅舟 仰胤 院長の独自取材記事

ファミリークリニックひきふね

(墨田区/京成曳舟駅)

最終更新日:2020/04/01

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京成曳舟駅から徒歩3分の「ファミリークリニックひきふね」を訪ねた。「梅ちゃん先生」の愛称で親しまれる梅舟仰胤(うめふね・ぎょうたね)院長は、内視鏡検査のスペシャリストで、東京大学医学部附属病院および都内の病院にて多くの内視鏡検査を実施し、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医として豊富な経験を持つ。「曳舟からがんで亡くなる方をゼロにする」を目標に、近隣住民をはじめ多くの人の内科診療、内視鏡検査を実施している。東京大学医学部附属病院や東京曳舟病院との連携体制も同院の特徴だ。「スタッフ一同、患者さまファーストを大切にしている」と話す梅舟院長に、診療方針や患者への想いなどを聞いた。
(取材日2017年6月28日/再取材日2019年2月25日)

がんで亡くなる人を減らすべく、内視鏡検査に注力

開業の経緯を教えてください。

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私は長らく東京大学医学部附属病院の消化器内科に在籍し、先進的な医療を行ってきました。治療を行っていく中で、次第に膨らんできたのが「もう少し早く見つかっていれば」という思いです。大学病院だと地域のクリニックから紹介されてから来院されることが多いので、そうなると症状が進行しているケースが少なくありません。「ならば自分が地域医療の現場に移って、予防・早期発見をしていこう」と決意し、「ファミリークリニックひきふね」を開業しました。院名は「誰もが気軽に立ち寄れるかかりつけのクリニック」というコンセプトからつけており、院名のとおりお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の方にご来院いただいています。

開業して3年がたちましたが、どのような患者さんが多いですか?

消化器内科が専門ということもあり、胃・大腸の内視鏡検査にも力を入れています。実際に、当院で内視鏡検査を受けた方の数は増えていて、開業した2017年から多くの方に内視鏡検査を実施しました。内視鏡検査はつらいイメージを持たれる患者さまが多く、敬遠される方が少なくありません。検査をしないことで、病気の早期発見が遅れてしまっては実にもったいないことです。ですので、少しでも検査を受けるハードルを下げられるよう工夫しています。

クリニックで実施する内視鏡検査には、どのような特徴があるのですか?

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まず、私自身は日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持ち、東京大学病院および都内の病院にて多くの内視鏡検査を実施しています。そして当院の内視鏡検査の特徴は4つです。1つ目は、より多くの方が通いやすいように、土曜、日曜にも検査を行っています。2つ目は、鎮静剤を使った苦痛に配慮した検査です。眠っている間に終わるようにしていますので、最初は皆さん驚かれます。この検査を受けた後、年に1回ペースで自ら検査を受けに来る方も増えています。子育てにお忙しいお母さま方からは、「ゆっくり休めました」と言われることもありますね(笑)。そして3つ目は、希望により胃と大腸の内視鏡検査を同日に行うことも可能だということです。4つ目は、大腸内視鏡でポリープが見つかった場合、事前の同意があれば、その場で切除可能です。後日、再び内視鏡を入れたり、入院して手術をせずに済みます。

大学病院とスピーディーかつシームレスな連携に努める

院内設備やインテリアのこだわりを教えてください。

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不安な気持ちを少しでも和らげて快適に過ごしていただきたいという思いから、院内はグリーンを基調としたインテリアで落ち着く空間にしています。また、お子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の方が来院されるので段差のないバリアフリー設計にし、子どもがぶつかっても大丈夫なように壁の縁を丸くしています。設備面においては、新モデルのエコー機器を導入。当院では血圧を測るのと同じ感覚で腹部エコーを実施しており、いつでも診断・治療につなげられるようにしています。エコー検査は患者さまの体に負担をかけることなく検査ができるので、何か症状があるときには積極的に活用しています。エコー検査と内視鏡検査は、病気の早期発見に努める上で重視しています。

診療方針を教えてください。

当院は「患者さまファースト」の方針のもと、徹底的な患者さま目線で診療しています。緑を基調としたインテリア空間もリカバリールームもすべて「患者さまファースト」という考えを形にしたものです。また、接遇面においては、こちらのちょっとした対応で患者さまの気持ちは左右されると思うので、「次にまた来たい」と思っていただけるようスタッフ一同、言葉遣いや表情、しぐさなど一挙手一投足に気を配っています。僕自身も、友人を自宅に招くような感じで笑顔でお迎えして、患者さまの話をよく聞き、表情豊かに接するように心がけています。また、できるだけ患者さまに利用していただきやすい診療体制でありたいという思いから、土曜日と日曜日も午前中も診療しており、水曜日は夜9時まで外来を行っています。当院は院内処方の体制をとっていますので、薬局が休みの夜間・日曜でも薬を受け取れます。

病院との連携にも力を入れているとか。

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東京大学病院や東京曳舟病院との連携しています。当院は、病気が発見されてから東京大学病院に入院するまでだいたい1~2週間ほどと短期間での入院手配が可能です。これは私の出身医局が東京大学病院であること、現在も非常勤医師として東京大学病院で消化器専門の診療を担当していることで実現できており、スピーディーかつシームレスな連携が可能となっています。また、曳舟病院でも非常勤医師として外来を担当していますので、同様のスムーズな連携が可能です。非常勤医師として内部に所属しているかいないかというのは、実は連携において大きな意味を持ちます。私はご紹介先の先生をよく知っていますし医局とも密な関係がありますので、その分顔が見える良好な連携が図れるというメリットがあります。

できるだけ多くの患者の命を救いたい

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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小学生の頃に、仲の良かった友人が骨肉腫という病気で亡くなってしまったんです。自分は何もできなかったという無念さが心の中にずっと残っていました。高校生になり進路を考えた時に、当時の無力感がよみがえってきて、「自分の周りにいる家族や友人の命を助けられるようになりたい」という思いから医学部を受験しました。消化器内科の医師になったのは、できるだけ多くの患者さまの命を救いたかったから。がんで亡くなる方は多くいらっしゃいます。そして、がんの中でも胃や大腸など消化器系のがんで亡くなる方の割合が圧倒的に多いんです。その現実を目の当たりにした時に、自分一人の力でできるだけ多くの患者さまの命を救うには、消化器系疾患を専門にする医師になるべきだと思ったんです。がんを早期に発見して、早期に治療するためには、内視鏡検査に携わることが一番だと思いました。

がんの予防について、日常生活におけるアドバイスはありますか?

胃がんに関しては、近年はピロリ菌の検査を受ける人も増えているので、ピロリ菌を除去することで胃がんの発生はこれまでより減少する可能性があります。一方、大腸がんは増える傾向にあります。大腸がんは体質も関係しているため一概にはいえませんが、生活習慣も原因になるといわれています。野菜を食べない、赤みの肉が好き、運動しないといったことは、ポリープができやすくなる原因といわれていますので、生活に気をつけるに越したことはありません。

今後の展望をお聞かせください。

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胃と大腸の内視鏡検査に関しては、35歳を過ぎたら、1回、検査を受けておくと安心です。1回受けておけばピロリ菌の有無や、大腸ポリープができやすいなどの傾向がわかるので、今後、どれくらいのペースで検査を受けるべきかご提案できます。また、がんに限らず、胃や食道、消化器系の病気も見つけることができます。当院の特色は、あらゆる病気を診ることができることと、おなかの病気のスペシャリストとして専門性の高い内視鏡検査に対応できることの両面があるところです。必要に応じてスピーディーに大学病院をご紹介でき、専門性の高い治療を継続して受けられる環境を提供することもできます。言わば「こんな内科クリニックが近くにあったらいいな」というのを形にしたクリニックですので、頼りにしていただけたら。何かお困りの症状があればいつでもお気軽にご来院ください。

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