全国のドクター9,411人の想いを取材
クリニック・病院 160,598件の情報を掲載(2022年8月16日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 豊島区
  4. 池袋駅
  5. 医療法人社団紬心会 池袋西口ふくろう皮膚科クリニック
  6. 藤本 智子 院長

藤本 智子 院長の独自取材記事

池袋西口ふくろう皮膚科クリニック

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2021/10/12

183407 top

池袋駅西口から徒歩2分、池袋郵便局前交差点からほど近い医療ビルの3階にある「池袋西口ふくろう皮膚科クリニック」。池袋のシンボルでもあるフクロウが4羽並んだロゴマークが愛らしく、木目調のナチュラルな雰囲気の院内にもホッと心が和む。院長の藤本智子先生は、東京医科歯科大学医学部附属病院や東京都立大塚病院などで多様な皮膚科疾患の診療経験を積み、大学病院の発汗診療でも中心的な役割を担ってきた多汗症治療のスペシャリスト。「肌のことで人知れず悩んでいる患者さんが、自分らしく社会生活を送る手助けをしていきたい」と語る藤本院長に、クリニックの特徴や専門とする多汗症治療、診療で大切にしていることなど、たっぷり話を聞いた。

(取材日2021年6月1日)

一人ひとりの患者の心に寄り添う診療を

開業から丸4年、クリニックの体制もリニューアルしたそうですね。

1

開業当初、ドクターは私1人でスタートしたのですが、池袋という立地もあり、予想以上に多くの患者さんに来院していただけるようになりました。院内のスペースが手狭になってしまったので開業1年で急きょレイアウトを変更し、二診体制で診療が行えるようになりました。現在は非常勤も含めて6人のドクターが在籍していて、予約システムを活用していただきながら、患者さんをなるべくお待たせしないような工夫をしつつ、診療にあたっています。ドクターは全員これまでに私と同じ職場で働いてきた信頼できる先生方で、互いを尊重し合いながらやっていける仲間に囲まれ、理想的な診療環境を実現できたと思っています。

どういったお悩みの患者さんが来院されますか?

池袋付近のオフィスで働く方はもちろん、0歳の赤ちゃんから90代の方まで男女とも幅広い年代の方がおみえになります。池袋駅は多くの路線が乗り入れていますが、少し歩くと住宅街もあって、意外と赤ちゃんの診療をする機会も多いんですよ。疾患としてはじんましん、湿疹、水イボ、ニキビのほか、私が専門としている多汗症、ほくろや血管腫の切除、脱毛症の相談など、本当に多岐にわたります。私は勤務医時代に、大学病院や関連の病院で外来を担当する中で緊急性の高い状態の症例も数多く診てきました。そうした経験のもと、一つ一つの治療を漫然と長引かせることのないよう、適切な診断をし、病状によっては専門の医療機関をスムーズに紹介しています。

診療にあたって大切にしていることはありますか?

2

皮膚科の診療は頭頂から爪先まで、すべてに関わります。患部が目に見えるだけに、心理面に影響するような病気もたくさんあるので、患者さんの心にも寄り添う診療をしていきたいと考えています。勤務医時代は2、3年で異動になることが多く、1人の患者さんを長く診続けることは難しかったのですが、開業して以降は患者さん一人ひとりとじっくり話をする中で、「実はすごく悩んでいたんです」と本音を打ち明けてくださることも多くなりました。医療を手がける1人として、新しい治療法など常に知識面のアップデートを図り、適切な医療を提供することはもちろんですが、皮膚に関することで何らかの悩みを抱えて来院された患者さんに、少しでも心の負担を軽くして帰ってもらえるような雰囲気づくりも大切にしています。

多汗症治療を数多く手がけた経験を生かして

先生がドクターを志したきっかけは?

3

両親をはじめ身内に医師がいたわけではなく、小さい頃から世話好きというか、人の話を聞いたり相談に乗ったりすることが好きで、漠然と医師や看護師、獣医師といった職業に憧れていました。ミッション系の高校に進学して、社会に還元する、奉仕の心を大切にするといった理念のもとで学んだことで、人と関わりながら役に立つ仕事がしたいと考えるようになったんです。そんな頃、祖母が入院していた病院で患者の家族として医療従事者と接する中で、「病院は人を助けてくれる場所だ」と実感し、進路として意識し始めたことをよく覚えています。全身のさまざまな疾患の中でも、皮膚の病気は、患者さん自身の目からもよく見えるので、説明をしながら患者さんと一緒に診療の過程を共有できるところにやりがいを感じ、皮膚科の道を選びました。

専門である多汗症についても、少し聞かせていただけますか?

多汗症は手足や顔面、脇の下などに大量の汗をかくことによって日常生活に支障を来してしまうことのある疾患です。私の恩師である教授が汗の病気のスペシャリストで、その教授の勧めもあり、2005年から東京医科歯科大学医学部附属病院で発汗異常専門の外来を立ち上げました。多汗症を専門に診られる医療機関はとても少なく、全国各地から来られる多くの患者さんの診療を手がけてきました。多汗症の患者さんは、汗が気になって学校に行けない、試験で実力が発揮できない、相手に不快感を与えてしまうことが心配で接客業に就けないなど、対人関係も含めた深刻な悩みを抱えているケースが多くあります。外来を開設した当初は本当に手探りでしたが、これまでに塗り薬や通電治療、内服薬など治療法も出そろってきていて、症状をある程度コントロールできるまでになってきたと思います。

多汗症の患者さんは、精神面にも大きなストレスを抱えているのですね。

4

人前で大量の汗が止まらなくなってしまうといった経験がトラウマになって、気分が落ち込んだり、消極的な思考になってしまう方もいらっしゃいます。対人関係にも影響しやすい病気だけに、学校や職場など患者さんの周囲にいる人々も「たかが汗」といった受け止め方からのマインドチェンジが必要なのです。かつては、思春期の肌の悩みであるニキビも「病気ではない」と受け止められていましたが、今では最初から皮膚科で治療をして痕を残さないようにするという考え方が浸透していますよね。多汗症についても同様です。「治療法がある病気」だということをより多くの方に知っていただき、早めに受診していただきたいですし、病気に対する正しい理解をさらに啓発していく必要があると思っています。

患者のウェルビーイングを支えるクリニックでありたい

最近増えてきている相談にはどういったものがありますか?

5

長引くコロナ禍でマスクによる肌荒れはもちろん、思うように外出できないストレス、不安感からよく眠れず肌の状態を悪くしてしまっている方が多くいらしていました。最近目立つのは、女性の薄毛のご相談です。男性のAGAとは治療法が異なり、内容によっては薬の副作用も強いため、当院では中等症くらいまでを対応し、必要に応じて専門のクリニックをご紹介しています。診察してみると、見た目はそれほど薄くなっていないのに、ご本人が過剰に気にしてしまっているケースもありますから、症状を正しく見極め、治療内容が過剰なものにならないように意識しています。

プライベートでは子育ての最中だそうですが、診療でご自身の経験が役立つ場面も多いのではないでしょうか?

子どもとの生活は新しい発見の連続ですが、病気に関しても自分が親になって見えてきたことがいろいろあります。わが子が乳児湿疹になったときは、自分が医師でありながら、毎日薬を塗ってもなかなか良くならず不安になったこともあります。クリニックでは通常1週間後に診させてもらうことが多いのですが、その間に症状が一進一退を繰り返すこともあるといったことも身をもって経験し、親御さんが次の通院日までに不安を感じる気持ちがよくわかりました。「患部を子どもに触らせないように」と医師から言われても、実際はなかなか難しいということも実感しているので、今後も親御さんへの声がけやアドバイスに生かしていきたいですね。

最後に今後の展望と、読者に向けたメッセージをお願いします。

6

開業以来、ここで皮膚の病気を診つつ、その先にある皮膚の健康や、自然でより良い状態を保つためのアドバイスを続けてきました。当院は保険診療が中心ですが、しみやしわ、薄毛、ほくろなど保険適用外であっても悩んでいる方が比較的多いご相談に対しては、レーザーなどの機器類もそろえるなど、患者さんの声を聞きながら柔軟に対応しています。皮膚の病気は命に関わるようなものは少ないですが、その方のウェルビーイングを損なうものが多くあります。皮膚の見た目で人知れず悩んでいる方が治療によって自信を取り戻し、自分らしく社会生活を送れるように、できる限りの手助けをしていきたいと思っています。これからも誰もが相談しやすい雰囲気を大切に、幅広いお悩みに応えられるクリニックをめざしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・イボ治療/1個1100円
・ニキビ治療(顔)/8800円~
・多汗症治療/手技料として5500円、治療薬1100円~
・ほくろの切除/顔・体ほくろ5mm未満1個7700円~
・血管腫の切除/550円~
・脱毛症治療/6600円~
・しみのケア/しみ2cm未満 3300円~、1cm1万1000円~ ※しみの種類により対応するレーザーが異なります
・しわのケア/6600円~


※詳細はクリニックホームページをご確認ください。

Access