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藤本 智子 院長の独自取材記事

池袋西口ふくろう皮膚科クリニック

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2019/10/24

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池袋駅西口を出て徒歩2、3分。池袋郵便局前交差点からほど近い医療ビルの3階に、2017年5月に開院した「医療法人社団紬心会 池袋西口ふくろう皮膚科クリニック」。待合室は広々として明るく、木のぬくもりにカラフルな小物が映える。院長の藤本智子先生は、東京医科歯科大学附属病院や都立大塚病院といった大規模病院に勤務、入院加療、外来診療に従事してきたが、地域のかかりつけの皮膚科の医師として一人の患者に長く寄り添いたいと開院を決意したという。また多汗症の専門外来で長年診療を行ってきた経験もある。優しい笑顔と気さくな語り口が印象的な藤本院長に、診療への思いや、得意とする多汗症治療についても話を聞いた。(取材日2017年5月25日)

いつもそばにいて患者の心に寄り添っていきたい

明るく、優しい色合いが印象的な院内ですね。

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病院は緊張したり、あまり行きたくない所だと思いますから、来院される方が少しでも安心できる場所にしたいというのが一番でした。特にお子さんが怖がらないでいられるよう、優しく明るい雰囲気を大切にしています。ですので、キッズスペースは一番日当たりが良く、受付からもよく見えて目が届く場所に設けました。

クリニック名の由来について教えてください。

この場所に開院が決まり、池袋の街をよく知りたいと歩き回っていたら、区役所や古い神社などあちこちに「ふくろう」の像があったんです。池袋はターミナルビルのイメージが強かったので驚きましたね。街に溶け込みたいという思いもあったので、池袋のシンボルのふくろうをクリニックの名前に入れようと決めました。ロゴマークのふくろうを4羽にしたのは、「親子やご家族、お子さんからご高齢の方まで幅広く来てもらいたい、地域の方々のホームドクターでありたい」との思いを込めました。

開院のきっかけと、先生が診療で大切にしていることを教えてください。

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私は大学病院と関連病院に長く勤めてきたのですが、2、3年で異動になることが多く、一人の患者さんをずっと診ていくことができなかったのを残念に思っていました。皮膚科の診療は頭からつま先まで、出ているところすべてに関わります。目に見える場所だけに、心に影響する病気もたくさんあるので、いつもそばにいて患者さんの心に寄り添っていくことができたらと思い始めたのが、開業に至った大きな理由です。患者さんは皆、何か理由があって来院するわけですから、どんな疾患でも最初にお話をよく聞いて意向をくみ取るようにしています。そして、わかりやすく説明しながら患者さんと一緒になって病に向かっていくという姿勢を大切にしています。誰もが通いやすく相談しやすい雰囲気を心がけ、あらゆる年代のあらゆる悩みに応えられるクリニックをめざしていきたいですね。

正しい知識を伝え、健康な皮膚であるための手伝いを

池袋で開院した理由を教えてください。

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私は東京出身ですが、池袋に縁はありませんでした。当院が入るビルは、私が長く在籍していた大学病院でお世話になった大谷先生のビルで、開院を考えていた時に声をかけてくださったのです。大学でもお目にかかっていましたし、私が開院前に勤めていた総合病院が同じ豊島区だったので、お話しする機会もありました。同じビルには大谷先生が開業する「池袋大谷クリニック」のほかに、「池袋心療内科メディカルオーククリニック」と「池袋西口小川原デンタルクリニック」が入っており、皆同じ大学病院出身の先生です。皮膚の不調は他の疾患と関係していることもあるので、とても心強いですね。

開院されて間もないですが、訪れる患者さんの年代や疾患の傾向はありますか?

オフィスで働く方はもちろん、赤ちゃんから90代の方まで、男女とも幅広い年代の方がおみえになります。巨大なターミナル駅の近くでも、少し行くと住宅地があり、意外に小さな赤ちゃんも多く来院します。患者さんの疾患はじんましん、湿疹、水いぼなどから、ほくろやおできなどの日帰り手術まで幅広いです。卒業後17年間、大学病院とその関連病院に勤務し、緊急度の高い状態や見逃したら大変なことにつながる病気も数多く経験してきました。患者さんが漫然とした治療で無駄に費用をかけることがないよう、適切な診断をし、病状によっては適切な医療機関を紹介していきます。

診療にあたられて気になることはありますか?

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肌に良いと思って使っていた化粧品でかぶれるなど、塗っていたものが肌の状態を悪化させていることもありますし、ステロイドに関する知識をインターネットなどで得て信じ込むのも危険です。正しい情報をメリット・デメリット含めすべてお伝えして、患者さんが使いこなしていけるようになるまでが診療だと強く感じています。また、アトピー性皮膚炎なら保湿、ニキビなら洗顔など、疾患を未然に防いだり悪化させないために、患者さんが来院する前の段階でできることがあるので、そういったことを診療の時に伝えていきたいですね。広く一般の方にもお伝えできるようホームページに「ちえぶくろう」というページを設けたので、そちらの内容も充実させ、より多くの方と皮膚の正しい知識を共有したいと思っています。皮膚の疾患以外でも、健康な皮膚であるためのお手伝いをしていきたいです。

多汗症の診療に長く携わってきた経験も生かして

先生は多汗症専門の外来で長く診療されているそうですね。

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浜松医科大学卒業後、東京医科歯科大学皮膚科に入局し、関連病院を経て、2005年から大学病院で発汗異常の外来が開設したのと同時に治療にあたってきました。多汗症を診られる病院はとても少なく、全国から患者さんが来院されていました。今でも専門に診ることができる病院は少ないですが、個人病院でも診療は可能です。私は現在も休診日に大学病院で診療しているので、そこで得た知識や経験も生かしながら当院で診療にあたることができます。当院でもホームページを見ていらっしゃる患者さんは多く、全体の5分の1が汗に関することで来院されています。

相談に来られる患者さんはどのような世代の方が多いのですか?

患者さんは10~30代が多く、汗が気になって学校に行けない、テストで実力が発揮できない、看護師、エステ、接客業などの職業に就けないなど、学業や職業で支障があり困っている方が多いです。また気分が落ち込んだり、消極的な思考になるなど、結婚や対人関係の悩みにつながることもあります。疾患が改善することで他のことが好転する場合もありますので、日常生活にお困りであれば早目にご相談いただけたらと思います。治療の選択肢も保険内・外の診療とも以前に比べて増えており、さらに新しい治療法も期待されるなど、進歩を遂げています。お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

ところで、先生が医師をめざしたのはなぜですか?

両親をはじめ身内に医師は誰もいないのですが、小さい頃から世話好きというか、人の話を聞いたり、相談に乗ったりするのが好きで、漠然と獣医さんや医師、看護師さんになるのもいいなと思っていました。また、ミッション系の高校に進学し、社会に還元する、奉仕の心を大切にするという理念のもとで学んだことで、人と関わりながら役に立つ仕事がしたいと思うようになりました。同じ頃、祖母が入院していた病院にお見舞いに行って医療従事者と接し、病院は怖い場所だけれど、人を助けてくれる場所だと、職業として意識しました。皮膚科を選んだのは、患部が目に見えるので、患者さんに説明しながら治療効果を共有できるところに、とてもやりがいを感じたからです。

お忙しい日々と思いますが、オフはどのようにお過ごしなのでしょうか?

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今は3歳になる子どもと遊ぶことですね。子どもが寝た後、お酒を少し飲みながら映画を観るのが自分のリラックスタイムです。洋画が好きでアクション系など明るい映画で元気をもらいます。最近は明るくスカッとするのがいいですね。子どもとの生活は新しい発見の連続ですが、病気に関しても自分が親になって見えてきたことがいろいろあります。乳児湿疹になった時は、自分が医師であっても、毎日薬を塗ってもなかなか良くならず不安になったこともあります。クリニックでは通常1週間後に見せてもらうことが多いですが、その間、一進一退を繰り返すこともある。親御さんが次の通院日まで不安を感じる気持ちがよくわかります。また、「子どもが患部を触らないように」と医師から言われても、実際は難しい。そういったことを身をもって実感しているので、親御さんへの声かけやアドバイスに生かしていきたいと思います。

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