小竹向原こころのクリニック

小竹向原こころのクリニック

石垣 和寿院長
頼れるドクター掲載中

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2017年4月に開院した「小竹向原こころのクリニック」を訪ねた。ゆったりした院内は、待合スペースをL字型にすることで、受付や患者同士の視線が合いにくいようになっており、緊張せずに過ごせる空間だ。院長の石垣和寿先生は、東京武蔵野病院で医長を務めた後、「精神科の病院とは違う、地域に密着したメンタルクリニックを」との思いから、同クリニックを開院。心の悩み、精神的な症状はもちろん、認知症の治療に関しても豊富な臨床経験を持つドクターだ。そんな石垣院長に、開業までの経緯や、治療において重視していることなどを聞いた。
(取材日2017年4月27日)

身近で通えるメンタルクリニックをめざして

―まずは開業の経緯を教えていただけますか?

開業前は、当院からも近い東京武蔵野病院に勤務していました。東京武蔵野病院は入院施設もある大きな病院ですので、入院患者を含めて重度の患者さんが多く、急性期、慢性期とさまざまな症状の患者さんを診てきました。その一方で、この地域にはメンタルクリニックが少ないことに気づき、精神科の病院とは違う、地域に密着したクリニックがあってもいいのかなと思うようになったんです。精神科と聞くと「敷居が高い」と感じてしまう方も、当院には気軽に足を運んでいただけたらと思っています。

―開業にあたっては、どんな思いがありますか?

「これって病気なのかな?」と迷っている方が、最初に相談できるクリニックとして、幅広い層の患者さんを診ていけたらと思っています。クリニックを受診する方は、症状としては比較的軽い方も多いと思いますが、症状が起こる原因に、その方の人生や日常生活の悩みが関係していることも多いので、患者さん一人ひとりに合わせることが大事だと感じています。また、心の悩みを扱うのはもちろんですが、勤務医時代に4年間、認知症の方を専門に診る病棟を担当していましたので、当院では、認知症についてもご相談いただけます。最近は認知症になる前の段階での治療も注目されていまして、当院でももの忘れの専門外来を設けました。これから地域の方に広く発信していけたらと思っています。

―メンタルクリニックで認知症を診るのは意外に思う方も多いかもしれませんね。

認知症は、不眠や不安、場合によってはうつや妄想など精神的な症状を伴うことがありますので、実は精神科や心療内科の領域でもあります。当院では、まずはお話を聞き、もの忘れの検査を行います。頭部の画像検査(MRI)に関しては、連携している東京武蔵野病院で検査を受けていただき、検査結果を当院でお伝えします。治療に関しては、認知症にはいくつかの種類がありますので、ケースバイケースで行っています。また、家族からの相談にも対応しています。認知症や、認知症が疑われる家族がいる場合、介護について心配している方もいらっしゃると思いますが、これまで多くの認知症の患者さんを診てきた経験からご家族へのアドバイスも行っていきますし、介護サービス導入の意見書を書くといったサポートもしていきます。



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