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松山 雅紀 院長の独自取材記事

松山眼科医院

(大阪市鶴見区/今福鶴見駅)

最終更新日:2019/08/28

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今福鶴見から徒歩1分、商業施設や飲食店が充実した通勤至便な住宅街にたたずむ「医療法人松真会 松山眼科医院」。院長の松山雅紀先生は鶴見区で開業して約30年になるベテラン医師である。先生の穏やかで優しい雰囲気同様、院内は窓からの自然光が明るく差し込み、木の床が温かく、全体に味わいのある雰囲気。1年程前に看板や入口の扉、窓のガラス部分を改装し、きれいで明るいエントランスが印象的だ。眼科の医師だった父親の背中を見てごく自然に眼科の医師をめざすようになったという松山院長、そのゆっくりと丁寧な話し口からは患者を包み込むような安心感が漂ってきた。ドライブやサイクリングがリフレッシュ法という先生に、診療方針、熱意などを語ってもらった。
(取材日2017年5月31日)

老化の一種である白内障、サングラスで進行予防も

鶴見区で開業して約30年ということですが、このエリアの特色はなんでしょうか?

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開業当初は、現在の場所から東に200mくらい行った辺りにあるショッピングモールの近くで開院したのですが、25年くらい前にこの地に移転しました。この近辺は、昔は住宅もあまりなかったのですが、1990年に花博があって、その辺りからマンションが増えたんです。以前は地元の人がほとんどという感じでしたが、マンションが建ったことで若い世代や小さいお子さんたちの人口がずいぶん増えましたね。

患者層を教えてください。

うちはもうだいぶ長くやっているので、全体を占める割合で言えばやはりお年寄りの方が多いです。もうずっと昔から通っていらっしゃるような方、またそういった患者さんのお子さんやお孫さんなどご家族も来院されます。高齢の方が多いので、白内障の患者さんを診る機会は多いですね。

白内障は必ず手術が必要なのですか?

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白内障は薬で治るものではなく、そもそも病気というより一種の老化なのです。歳を取って髪の毛が白くなるのと同じく、目の中のレンズが擦りガラスのように曇ってくるのですが、その程度には個人差があって白内障が出ていても気が付かない人も多いんです。日常生活に不自由さを感じるようなら手術が必要だが、実際、白内障の症状が出ていても手術の必要があるのは3〜4割。残りの方は進行を遅くする点眼を続けるなどして、手術せずに一生そのまま終わってしまうこともあります。また、進行を食い止める方法としては、夏場や天気のいい日は紫外線を避けるためのサングラスをするのが効果的です。ある程度の年齢になったらそういったことを意識してみましょう。

コンタクトは医療器具と考え、専門の人に診察を

コンタクトレンズも扱っていると聞きました。

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コンタクトレンズも扱っており、若い世代の方を多く診ています。コンタクトはメガネ以上によく見えてとても便利ですが、使い方を誤ると目に傷が付いたり、感染から失明する場合もあるので、せめて半年に1回、理想的には3〜4ヵ月に1回、定期検査をきっちり受けること。最近はカラーレンズの使用も増えてきて、量販店やネットで診察なしで買って、結果、目に障害が出てくることも多いです。ドライアイやアレルギーが強い人の場合は着けられない場合もあるので、専門店や眼科でまずはコンタクトに適している目かどうか購入前に診てみましょう。また、今は使い捨てのソフトが主流ですが、ハードに比べて傷が付いていても気付かずに過ごしてしまう場合が多く、症状がかなり進行して目に悪い影響が残ることもあり得るので、定期検査は欠かさずに。

診療の際に心がけていらっしゃることは?

どの先生もそうだと思いますが、患者さんが心配されていること気になっていること困っていること、それに対する丁寧な説明をしっかりすることが大事だと思っています。患者さん自身も自分の疑問に対してどれくらいしっかりと応えてくれるかということを期待して来られているので、こちらはしっかりとした治療としっかりとした説明で応えることが義務だと思うのです。言葉だけでは患者さんも理解できない場合もありますから、いろいろなパンフレットや写真を見せながら説明するようにしています。

さまざまな目の病気に対する早期発見に努めているとホームページにありました。

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「目が痛い」「目が腫れた」との訴えで来院されて、治れば納得されますが、目というのは普通の状態では目の奥まではわからないので、訴えと直接関係なくても詳しい眼底の検査をして、他に病気がないかどうかを診るのが医者の努めだと思っています。初めての患者さんの場合には、視力と眼圧の検査をひと通りやるのですが、内科においての血圧測定、採血検査などと同じ意味合いと考えています。中には必要ないとおっしゃられる患者さんもいらっしゃいますが、いろいろな場合を考えて、どんな患者さんにも視力と眼圧の検査を行うことはほかの病気を発見するために大事だと思っています。結果、早期発見につながることも多いです。

片目ずつの見え方に問題がないかの自己チェックを

眼科に来院するタイミングの見計らい方などありますか?

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何気なく生活していると、両眼で物を見ていますから片方の目が悪くなっても気がつかない場合が多いです。なので、一番手っ取り早いのが自分自身でたまに片方ずつ目を隠して、見え方に差が出ていないかどうかを見てみる。例えば、壁にかかっている時計やカレンダーの字を片目ずつ目をつむってみて見え方が悪くなっていないかどうかを試してみれば、自分でも何か問題があれば、気がつくことがあります。そういうのをときどきやるのは大事です。両眼では気づきませんが、試してみておかしいなと思ったら眼科に行った方がよいですね。

まつげ貧毛症治療もやっていらっしゃいますが、貧毛症は多いのですか?

まつげエクステなどで、まつげが痛み、その影響もあるのですが、若い方には多いですね。最近は貧毛症用の薬も新しく出ていて、うちでは最近取り扱いを始めました。一般の眼科で取り扱っているところはまだ少ないのですが、美容外科で行っているところは多いと思います。まつげの薬も毎日毎日、何ヵ月も続けないと効果がなく、止めてしまうとまた効果が取れてしまいますから、やはり何年にも渡ってずっと続けることでまつげもはっきりとしたかたちで濃くなって、長くなってくると思います。

眼科の医師としてやりがいを感じるときは?

今は手術はやっていないので、病院に紹介状を書いて送るのですが、手術から帰ってきて「よく見えるようになった」と喜ばれるときが一番うれしいです。中でも印象に残っている患者さんは、私が勤務医のとき初めて白内障の手術をした男の患者さんです。今とは手術のやり方が全く違って昔のやり方で時間がずいぶんかかりましたが、初めて一人で手術をやって、手術が終わったあとに「手術してよく見えるようになった!」とものすごく喜ばれたのを今でも覚えていますね。眼科の医師になってよかったなと感じました。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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IT社会でスマホやパソコンが生活必需品なので、自覚がなくてもドライアイの状態になっている人が結構多いです。目がボーッとしたり、充血したり、肩こり、頭痛などがドライアイから来ることもあります。ドライアイも一時的に目薬をしてすぐに良くなるものではないので、数ヵ月から1〜2年にわたって点眼を続けないといけない場合も多いです。また、画面などを長時間見ていると瞬きの回数が減ってくるので、自分で意識して目をぱちぱちと瞬きさせるだけでもだいぶ違ってきますよ。たとえ治療に時間がかかってもドクターを信じて治療をしていくこと、こちらも患者さんが納得いくまで説明をすることを心がけて日々治療に向き合っています。

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