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矢加部 文 院長の独自取材記事

みやびクリニック

(春日市/大野城駅)

最終更新日:2021/03/04

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JR鹿児島本線の大野城駅から車で約10分、県道31号線から入ったところに、形成外科と美容皮膚科を診療する「みやびクリニック」がある。ケガややけどなどの外傷の治療から、レーザーを使ったあざ治療、乳がんで失ってしまった乳房の再建手術相談など、幅広い悩みに対応している。院長を務める矢加部文先生は、福岡大学病院の外来であざ治療を専門に担当してきたスペシャリスト。保険診療によるあざ治療以外にも、自由診療によるしわに対する施術に加え、しみやほくろの悩み相談にも対応し、「ノーファンデーションでいられる健康な肌づくりのお手伝いをしたい」と話す。そんな矢加部院長に、これまでのキャリアをはじめ、力を入れているあざの治療について、じっくりと話を聞いた。
(取材日2021年2月4日)

形成外科は患者のQOLを高めていく診療科

形成外科とはどのような診療を行うのでしょうか?

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ざっくりと言えば、体の外表面全体の外科です。例えば顔のケガや骨折を診るのも形成外科ですし、乳がんでバストをなくしてしまった方の乳房再建手術や子どもの先天奇形やあざの治療など、診療領域は多岐にわたります。身近なところではやけどやケガの治療、皮膚のできものの手術、あるいはしみやほくろのお悩み相談など美容外科的な診療も担っています。私自身、形成外科とは傷をきちんと治したり、コンプレックスを解消することで、患者さんの気持ちを前向きにしてQOLを高める診療科だと思っています。難しい分野ではありますが、その分やりがいも大きいですね。

形成外科の道に進もうと思ったきっかけや、これまでのキャリアをお聞かせください。

もともと医師の家系で、祖父、父親が外科医だったことが大きく影響しました。長崎大学で学び、形成外科という診療科に大きく魅了され、卒業後は母校の形成外科医局に入局しました。大学病院、長崎医療センター、福岡徳洲会病院に勤め研鑽し、日本形成外科学会形成外科専門医取得後、レーザー治療を学ぶために福岡大学病院でレーザーの外来を担当しました。レーザーの外来では、あざで悩む患者さんの多さを知り驚きました。患者さんはお子さんが中心ではありましたが、開業してからは子どもの時に治療ができなかった40代以降の方からの相談も多いんですよ。

開業しようと思われた経緯について教えていただけますか?

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大学病院のあざ治療の外来は週1回午前中だけの診療で、40〜50人の患者さんを診なければならず、待ち時間も非常に長く迷惑をかけていました。患者さんの多くは乳幼児なので、本人にも保護者にもストレスがかかってしまう。約5年間の勤務の中で、そうした悩みを抱えていたところ、地元である春日市で開業のお話をいただき、自分の知識と技術を生かしてもっと患者さんのためになる医療を提供したいと思い開業を決意しました。クリニックを開業してから約4年半がたち、親子3代でいらっしゃる方も増えてきて非常にうれしく感じています。患者さんは福岡県だけではなく佐賀や大分など遠方からの患者さんもいらっしゃいます。

早めの相談と必要に応じた治療であざの悩みを払拭

やはりあざの相談でいらっしゃる方が多いのでしょうか?

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そうですね。私がメインで取り組んでいるのがあざ治療なので、相談は一番多いです。近隣の小児科や産科、皮膚科の先生方からの紹介が一番多く、次いで患者さんからのクチコミやホームページを見てからも受診されます。私を含めてスタッフは全員女性なので、乳房乳頭に関する悩み、しみやほくろ、イボなどの女性の悩みも多いですね。もちろんケガややけどの治療にも対応していますし、傷痕を治したいという相談も増えてきました。開業当初は8割が女性でしたが、思春期の難治性ニキビ、イボやしみ、薄毛が気になるなど、男性の患者さんもかなり増えてきました。

先生が注力されているあざ治療ですが、実際にはどのような処置を行うのでしょうか?

乳幼児に多い苺状血管腫、単純性血管腫と呼ばれる赤あざや、太田母斑、異所性蒙古斑などの青あざに関しては、基本的にはレーザーを使って治療を行います。あざの色や種類によって適したレーザーを複数回照射して大きくなるのを抑えたり、色調改善をしていきます。また、色素性母斑という大きいほくろのような黒いあざについては皮膚の深くにまで色素があるため、切除して縫い寄せたり皮膚移植など手術による治療が必要です。ただ、1歳くらいまでは全身麻酔ができないため、希望される場合は自由診療になりますが、あざを薄くするために複数の種類のレーザー照射を組み合わせで行うこともあります。お尻にできる蒙古斑は、身長が伸び皮膚が厚くなることで、大人になるとほとんどの方が消えるものの、中には500円玉大くらいの濃いあざが残るケースも。その場合は保険診療でレーザー治療ができるので、気軽に相談ください。

あざの治療を行うタイミングとして最適な時期を教えてください。

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あざは顔や手足など見える部分にあると他人から指摘されたり、ご家族や本人がストレスに感じることがあります。皮膚が薄い乳幼児期のほうがレーザーが作用しやすいため、まずは早めの治療をお勧めします。あざの色や大きさによって前後しますが、1歳頃までに治療開始できれば、おおむね2〜3歳くらいには治療も終わります。レーザー治療でも再発しやすい茶色いあざは、1歳未満で治療することで再発率も減らすことが期待できます。成長に伴って薄くなったり消えたりするあざもあるのですが、悩んでいるのであれば一度受診ください。あざに関しての正しい知識をお伝えし、経過を観察しながら適した時期の治療計画を立てていきます。

診療以外でお肌に関する情報発信にも注力されているそうですね。

美容皮膚科では「ノーファンデーションでいられる健康な肌づくり」をコンセプトに掲げているので、肌に自信を持って健やかに過ごせるようになるためにも、治療だけではなくスキンケアや健康に関する情報発信にも重きを置いています。

ノーファンデーションの暮らしを実現する肌の主治医に

めざすクリニック像や、こだわっているポイントについてお聞かせください。

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スタッフたちにも徹底して伝えているのは、患者さん一人ひとりを自分の家族や大切な友人と思って接してほしいということです。地域のかかりつけ医になりたいと思っています。そのためにも患者さんとしっかりと対話をして悩みを聞き、ライフスタイルまでを把握した上で治療方針を決めるようにしています。だからこそ当クリニックは完全予約制。一人ひとりと向き合うためには、ある程度時間を確保しなければならないからです。しみ1個、ほくろ1個であっても、一度相談先に選んでもらったからには全責任をとりたいです。診療においても、一生の主治医として、一緒に頑張っていくというスタイルを貫いています。また小さなお子さんがいらっしゃる方でも安心して受診いただけるよう保育士の資格を持つスタッフもいますし、キッズスペースも設置しています。

レーザー治療以外に対応できる手術についても教えていただけますか?

皮膚のできもの、脂肪腫や粉瘤などの切除手術をはじめ、陥没乳頭で授乳が困難な女性の手術には保険診療で対応しています。加齢に伴ってまぶたが垂れてくる眼瞼下垂に関しても、まぶたが瞳孔にかかってしまい日常生活に支障がある方については保険診療での手術が可能です。いずれも基本的には日帰り手術ですが、入院や全身麻酔が必要な場合は、連携している福岡徳洲会病院や福大病院にご紹介しています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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あざはもちろん、しみやイボ、ほくろや赤ら顔など、「見た目」で気になることは一人で悩まずにまずは相談してください。しみ一つにしても、間違ったスキンケアを続けていると、悪化することもありますよ。またホームケアを一つ変えるだけでも、肌の状態は変化します。ぜひ皆さんの「ノーファンデーションの健康な肌づくり」のお手伝いをさせてください。スキンケアのポイントはこすらないこと。赤ちゃんを洗うように自分の肌も扱ってくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しわのケア(眉間、目尻)/3万3000円~
レーザー治療(色素性母斑)/1万円~5万円※大きさにより治療料金は変わります
すべて税込み価格

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