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病気やがんの発見に役立つ
胃・大腸の内視鏡検査

二本木クリニック

(安城市/東刈谷駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

「二本木クリニック」の馬渕龍彦院長は、消化器内科が専門で、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。「胃カメラ」「大腸カメラ」と呼ばれる、胃、大腸の内視鏡検査については、総合病院での勤務医時代から数多くの経験があり、「できるだけ患者さんに負担のかからない検査を」と心がける。内視鏡検査は「怖い」「苦しい」というイメージを抱く人が多いが、馬渕院長は、「検査で病気がわかることは多いです。40~50代になったら『がん年齢』であることを意識しましょう」と警鐘を鳴らす。胃がんも大腸がんも早期発見であれば、治すこともできるがんといえる、とのこと。ほかでもない自分自身の体を守るための内視鏡検査。その内容やメリット、患者の負担軽減のために行っていることなどについて詳しく聞いた。

(取材日2019年1月18日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような人が胃・大腸の内視鏡検査を受診すればいいですか?
A

胸やけがする、食道がつかえる感じがする、食欲がなくなった、腹痛がするなどの症状がある方、また、以前がんなど大きな病気を患った方、慢性胃炎、萎縮性胃炎と言われた方は年に1度、胃の検査を受けたほうが良いでしょう。胃がんに関しては女性より男性のほうがなりやすいことがわかっています。大腸については、健康診断が普及しましたので、検便で陽性となって検査を受け、早期がんや進行がんが見つかることが増えました。大腸がんは女性に多いと言われますが、個人的には、なかなか仕事を休めないポジションにいて、症状が進行してから来られる男性が多いという印象です。不調があれば、ぜひ早めに来ていただきたいですね。

Q検査の負担を少なくするために行っていることはありますか?
A

胃カメラは経鼻と経口とがあり、患者さんによって使い分けています。経鼻のファイバーの径は細く、嘔吐反射もほとんどありません。逆に、鼻から入れるのは怖いという方は経口にしています。大腸カメラは、腸のカーブに沿ってなめらかに曲がるもので、お子さんにも使用可能な細いものを使用していますので、患者さんの負担は少ないと思います。また、検査後のおなかの膨張感をできるだけ軽減するため、腸を広げる際には空気ではなく、体に吸収されやすい炭酸ガスを送気しています。検査には看護師が2人つき、手際よく処置を進めて時間短縮に努めるとともに、患者さんの背中をさすったり話しかけたりして、安心していただくよう配慮しています。

Q検査中にポリープや腫瘍が見つかったら、どうするのですか?
A

胃においては、色や形、出血の様子などを見て良性か悪性かがわかることもあります。腫瘍性のものが疑われるときは、鉗子を使って1ミリほど組織を採って検査に回し、10日後に結果をお話しすることになります。悪性のものかどうか細胞レベルで確認できることが大きなメリットですね。大腸の場合も組織を採って調べる場合もありますし、それほど大きくないものでしたら、内視鏡の先から電流を流す輪っかを出して引っかけて、あるいは電気メスを出して切り取ります。大きさや数によっては入院になることもあり、病変が悪性で転移がないかどうか精密な検査で調べたほうが良いと判断したときは病院へ紹介しています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診、触診を受け、検査の予約をする

受付で問診票に、現在の症状や既往歴、内服薬などを記入する。健診で異常を指摘されていたら、検査結果を持参しよう。診察では、問診に加え、おなかにしこりがないかを触診で確認する。内視鏡検査の予約をし、日時を確定する。同院では基本的に1日に胃カメラは2人、大腸カメラは1人を受け付けているそう。腹痛がひどい場合やアニサキス症が疑われる場合など緊急性があると判断されると、その日のうちに内視鏡検査を行うことも。

2検査前日から検査に備える

前日の夜9時までに食事を済ませ、朝食は抜く。患者の都合などにより午後の検査の場合は朝食から昼食も抜く。胃カメラは、体を締め付けないリラックスできる服装で。大腸カメラは、更衣室で検査着に着替え、3時間ほどかけて下剤を飲む。リカバリー室にはカーテンで仕切られた椅子が2つあり、専用のトイレもあるので安心だ。鼻、喉、肛門それぞれの検査に合わせて局所麻酔をする。麻酔はスプレータイプとゼリータイプがある。

3内視鏡検査がスタート

胃カメラも大腸カメラも、横向きに寝て検査を受ける。同院では車で来院する人が多いため、鎮静剤は使わないので、経鼻での検査中は、先生や看護師と会話ができる。カメラが体内に入っている時間は、胃で5~6分、大腸で15分ほど。ポリープを切除するときは、個数に応じて時間がかかる。看護師が緊張をほぐすように体を優しくさすってくれることも。

4体調が回復するまで体を休める

検査室とリカバリー室はつながっているので、検査後は歩いてリカバリー室に移り、ゆったりと座って過ごす。おなかが張って苦しいときや血圧が上がってしまったときは長めに休む。座ったまま、看護師から検査後の注意を受ける。組織採取やポリープの手術をしたときは、傷痕から出血する可能性があるため、1週間ほど飲酒や力仕事、激しい運動を控える。食事は繊維質の少ない消化の良いものを。

5後日、検査結果の説明を聞く

病気が見つかってすぐ対応できるときは検査当日に薬が出ることもあるが、基本的に後日に来院し、改めて説明を聞く。撮影した胃や大腸の画像をモニターで見ながら、わかりやすく教えてくれるので、しっかり聞き、不安や心配なことは何でも聞こう。追加治療が必要な場合などは、病院を紹介してくれる。

ドクターからのメッセージ

馬渕 龍彦院長

内視鏡検査では、がん以外にも胃潰瘍や逆流性食道炎、潰瘍性大腸炎、炎症性の腸の病気などが見つかることがあります。胃も大腸もバリウムでの検査もありますが、カメラのほうがカラーで色合いがはっきり見えますので、凹凸が少ない病変でも発見しやすいという利点があります。胃がんも大腸がんも、今は早期に発見すれば他のがんと比べて比較的治りやすいものとなりました。男女問わず40~50代になったら、「がん年齢」ということを頭の隅に置いて、症状があればもちろん、なくても隠れた病気があるかもしれないと意識していただくといいかもしれませんね。数十年前に比べれば、器具も進歩し、検査の苦痛は軽減されていると思います。

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