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無痛分娩の利点やリスクを理解して
納得の選択で満足できる出産を

きりんウィメンズクリニック武蔵野

(武蔵野市/三鷹駅)

最終更新日:2023/03/15

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  • 保険診療

出産を経験した人は、陣痛の痛みを「生理痛の100倍くらいの痛み」「腰が砕けるような痛み」「気が遠くなるような痛み」などと表現する。出産を控える妊婦はもちろん、将来的に妊娠出産を考える女性にとって、「陣痛の痛みに耐えられるか」というのは大きな不安となる。そこで、注目されるのが無痛分娩だ。三鷹駅近くにある「きりんウィメンズクリニック武蔵野」では、無痛分娩を選択する妊婦が増えているという。高橋文成院長は「完全に痛みをなくすものではありませんが、陣痛の痛みの緩和を図ることで、落ち着いて出産に臨めて体力の消耗も少なくて済むことが期待できる分娩方法です」と語る。母と子の安全を重視した出産を心がけている高橋医師に、無痛分娩について解説してもらった。

(取材日2023年2月9日)

陣痛の痛みの緩和を図ることで、落ち着いて出産に臨み、余裕を持って赤ちゃんとの生活を始めることをめざす

Qまずこちらで対応している分娩について教えてください。
A
1

▲豊富な経験をもつ高橋院長

当院では、普通分娩(経腟分娩)、帝王切開による分娩、無痛分娩を行っています。普通分娩は自然の流れに任せて進行する出産方法で、陣痛に合わせて、お母さんご自身の力で息んで赤ちゃんを腟から産む方法です。帝王切開は、お母さんか赤ちゃんに何らかの問題が生じたり、経腟分娩が難しいと判断された場合に、手術で出産する方法です。無痛分娩は、局所麻酔を使用し、陣痛の緩和を図りながら行う分娩方法です。最近は硬膜外麻酔法が多くの施設で無痛分娩の際に行われています。

Q硬膜外麻酔法を用いた無痛分娩とはどのようなものですか?
A
2

▲安全性を重視した無痛分娩を実施

具体的には、背中から細いカテーテルを留置し、そこから出産が終わるまで麻酔薬を投与します。全身麻酔とは異なり意識はありますが、陣痛の痛みを和らげるのに役立ちます。計画的に日にちを決めて行う方法と、自然に陣痛が発来するのを待って行う方法があります。詳しい内容は、担当医にご相談ください。

Q無痛分娩は誰でも選択できますか?
A
3

▲無痛分娩が行えるかどうかは状況によるという

お母さんの状態によっては、希望されていても無痛分娩ができない場合があります。例えば血液が固まりにくい疾患の方や、背骨等の手術を行ったことのある方の一部では行えないことがあります。他にもさまざまな状況で無痛分娩が行えるかどうかの回答は変わりますので、詳しくは担当医にご相談ください。無痛分娩を選択した場合の、妊娠中の生活や出産に向けての準備は、自然分娩と変わりません。規則正しい生活やバランスの整った食事、十分な睡眠、問題がなければウォーキングなど適度な運動をすることを心がけてください。

Qこちらでは無痛分娩についての説明会を行っていると聞きました。
A
4

▲患者の疑問や不安を解消するために月に2回の説明会を実施

当院で分娩予約をされている方を対象に、月に2回、無痛分娩の説明会を行っています。硬膜外麻酔の流れや、麻酔に伴う合併症、無痛分娩のメリットやデメリットをお話しします。リスク&ベネフィットを理解していただけるよう努めています。また、私は、日本母体救命システム普及協議会での活動も行っていますので、当院でも日頃から、母体の急変の察知や急変対応などの勉強会を行っています。万が一、無痛分娩でトラブルが発生したときもきちんと対応できることをお伝えしています。

Q出産の不安に寄り添った取り組みをされているのですね。
A
5

▲患者に寄り添う診療方針を優しく語る高橋院長

できるだけ安心して出産に臨んでいただけるように工夫しています。例えば、妊婦健診に加えて、助産師によるカウンセリングも行い、バースプランも一緒に確認しています。メーテルクラスという母親学級や、私が指導するヨガ教室も開催しています。食事にも力を入れていますし、出産後は母子同室が原則ですが、お母さんがゆっくり休みたい場合には赤ちゃんをお預かりします。生後2〜6ヵ月の赤ちゃんを対象としたベビーマッサージクラスもあります。親子のスキンシップにもなりますし、スタッフやママ友と話すことで、自信を持って育児にも取り組んでいただけると思います。

ドクターからのメッセージ

高橋 文成院長

無痛分娩は、痛みへの不安をなくし、落ち着いて出産に臨めるようにするために有用な分娩方法です。体力の消耗を抑えることも望め、産後の回復の早さも期待できます。メリットと、デメリットについてきちんと理解した上で、選択していただきたいと思います。「痛みを感じて産むことが大切」という考えもあるようですが、陣痛の痛みがあってもなくても母児関係に影響はありません。大切なことは、お母さんと赤ちゃんの安全、そしてお母さん自身が安心して出産に臨み、心身ともに健やかに赤ちゃんとの生活を始められることです。無痛分娩に興味のある方は、ぜひご相談ください。

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