全国のドクター8,840人の想いを取材
クリニック・病院 160,944件の情報を掲載(2022年1月17日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 渋谷区
  4. 恵比寿駅
  5. まみや内科胃腸クリニック
  6. 間宮康貴 院長

間宮康貴 院長の独自取材記事

まみや内科胃腸クリニック

(渋谷区/恵比寿駅)

最終更新日:2021/10/12

18185 1

恵比寿駅からすぐ、駒沢通り沿いの便利な立地にある「まみや内科胃腸クリニック」は長年、「間宮胃腸クリニック」の名で地域に根ざしてきた。今春、先代である父から医院を託されたのは間宮康貴院長。大学病院で最新医療の経験を積んだ消化器内科のエキスパートである。なかでも苦痛の少ない経鼻内視鏡検査による胃がんの早期発見に力を入れるとともに、肝臓病の治療にも高い専門性を持つ。そんな間宮先生は父譲りの温かい人柄もあって、幅広い年代から慕われるドクター。「気軽に受けてほしい」という経鼻内視鏡検査の効果とその内容、医師として大切にしていることや病気予防のアドバイスなどをじっくりと伺った。

(取材日2011年6月20日)

苦痛の少ない経鼻内視鏡検査で早期発見。頼もしい地域のかかりつけ

親子2代にわたって恵比寿で診療されているそうですね。

18185 df 1 1 1309488636

はい、僕は日本医科大学付属病院で勤務医をする傍ら、平成18年に父の仕事を手伝うようになりました。昨年からは常勤ですべての診療を担当し、この春、「間宮胃腸クリニック」を譲り受け、それを機に全面改装したんです。院名も「まみや内科胃腸クリニック」に改名して、5月にリニューアルオープンしました。なにしろ長い歴史を重ねてきた医院ですからね。患者さんにもっと快適に治療を受けていただけるよう、例えば診療室はプライバシーに配慮した半個室タイプにし、院内はバリアフリーに。待合室はちょっとホテルのロビーのような、明るくて居心地のいい雰囲気にしました。その一方で、エントランスなどは古くからの患者さんに馴染みのある雰囲気を残せたので、思い描いていたイメージに、だいたい近づけたと満足しています。

医師を志したのは、やはりお父様の影響ですか?

そうですね。残念ながら、ドラマのような劇的なきっかけはありませんが、ごく自然に、小さな頃から父を見て育ち、「僕もいつかお医者さんになるんだろうな」と思っていました。僕なりに葛藤もあったんですけどね。医師という仕事は人の役に立てる仕事だと思う一方、このまま自然な流れに乗ってしまっていいんだろうかと。でも、結果的には父と同じ仕事を選んでいました。僕は長く大学病院で勤務しましたが、そこで携わっていたのは最先端の医療です。おそらく大学病院勤務から実家の医院を継ぐことになったドクターは、みんな同じように悩むと思いますが、大学病院レベルの先進医療を町のクリニックで実践するのは環境的に難しいんですね。患者さんご自身が望んでいるのも先進医療ではなく、「かかりつけ医」としての安心感だったりします。そういう意味で父と患者さんの関係からは学ぶこともありました。また古くからの患者さんたちは、「院長に聞けば大丈夫、院長先生はなんでも知っている」とおっしゃって、父の患者さんからの信頼の厚さには驚きましたね。

胃の内視鏡検査を数多く行っていらっしゃいますね。

18185 df 1 2 1309488674

なかでも鼻から入れる胃の経鼻内視鏡検査を中心に行っています。経鼻内視鏡はどんどん性能が上がっていて、口から入れる内視鏡では、のどに触れることで吐き気を訴える方がいますが、鼻から入れる内視鏡の場合はそのような吐き気はなく、検査中に医師と会話をすることもできます。ただし5mm程度と細い分、医師が気を付けなければならない点もあり、医師側の注意が必要です。検査時間は何も異常がなければ10分もかかりません。鎮静剤も必要ないので、検査が終われば患者さんはすぐに帰宅できます。患者さんの受け取り方や医師のキャリアの違いなどで、つらいと感じる方もいれば、まったく平気だという患者さんもいますが、ひとつ僕が自負しているのは、僕が胃の内視鏡検査を受ける患者だったら、自分にやってもらいたいなと思っていることです。

医師としてのモットーは「患者の話を聞くこと」に尽きる

医師として記憶に残るエピソードはありますか?

18185 df 1 3 1309488540

医師になりたての頃、大学病院では当直が1ヵ月に20日あったことがあって、大変といえば大変だったんですが、僕は患者さんと話すのが好きだったので、それほど深刻に考えていなかったんですね。当時、医師の過労はあまり問題視されていなかったし、ずっと病院にいるわけですから、ほんの少しでも時間ができれば入院患者さんのところに顔を出したいという気持ちが強かったんです。そんな新人時代、僕は白血病の患者さんを受け持ちました。患者さんはみなさん無菌室に入っているため、人と接することが限られていましたから、僕はその日の仕事が終わると無菌室の患者さんのところへ行って、一緒にクロスワードパズルをしたり、おしゃべりをしたりする相手になっていたんです。そんな僕を待っていてくださる患者さんもいて、ご家族の方からも感謝されたことがありました。とてもうれしかったですね。

先生は温厚なお人柄ですから、患者さんも親しみやすかったでしょうね。

友人からは、「結構、短気かも」と言われることもあるんですけどね(笑)。ただ患者さんは、みなさん不安な思いをお持ちですから、そのあたりの心理状態を汲み取って考えられる医師でなければならないと思っています。ドクターとしてのモットーは何かと聞かれれば、患者さんの話をよく聞くことに尽きるのではないでしょうか。患者さんの話にじっくり耳を傾けることで、その患者さんの望む治療の在り方がつかめます。たくさんの患者さんとお会いし、診断と治療を行ってきたなかで、治らない病気の人にご説明する場面もあり、それはやはり大変なことでした。消化器のドクターとして、時にはがんを宣告することもあります。でも、がんは内視鏡検査で早期発見ができますから、ぜひがん検診を受けていただきたい。できれば内視鏡による検査をおすすめします。

消化器内科だけでなく、一般内科や肝臓内科まで幅広く診ていらっしゃいますね。

18185 df 1 4 1309488502

一般内科に関しては、最も利用していただける分野だと思うんです。ちょっとした体調不良や風邪の時って、近所のかかりつけにかかるのが一番ですからね。新たな院名に「内科」を加えたのも、患者さんに気軽におみえいただくためです。「胃腸クリニック」だと、胃腸に関する症状以外は診てもらえないのかな?と思われるようなんです。肝臓内科のほうは消化器のなかでも、もともと僕の専門だったので、力を入れていきたい分野ですね。脂肪肝、とくに「非アルコール性脂肪性肝炎」と呼ばれる病気は、以前は肝臓に脂がついているだけと言われていて警告サインで済んだのですが、実は肝硬変や肝がんになる可能性があることがわかり、近年では治療が必要な病気の対象となっています。またB型肝炎やC型肝炎といったウイルス性の肝炎も、慢性肝炎から肝硬変、そしてがんが出てくる病気ですから治療が必要です。ちなみに治療に使うインターフェロンの費用には助成制度があって、申請に必要な診断書を書けるのは日本肝臓学会認定の肝臓専門医だけなんですが、僕はその一人なので、そういった面でもお役に立つことができます。ちなみに渋谷区では大きな病院以外、当院を含めて2、3ヵ所でしょう。

より多くの患者を診るため、地域の役に立つために

最近はどんな病気が多いのでしょう?

18185 df 1 5 1309489127

消化器のドクターとしての立場から、胃腸とストレスのお話をしたいと思います。最近、ストレスが原因でお腹をこわす、いわゆる過敏性腸症候群が増えていて、その多くが働き盛りの男性です。仕事でお忙しいので、なかなか病院に行けないという人も多いでしょうが、早めに検査や診断を受けていただきたいんです。男性と女性の比率を考えると、女性のほうが積極的に検査を受けていますね。経鼻内視鏡にしても、「ちょっとやってみようかな」と前向きにトライするのは圧倒的に女性です。男性の場合、内視鏡検査を受けることすら嫌がる方がいますが。また、女性は更年期になると胃腸の調子を崩す人が増えますね。更年期障害は体のいろいろな部分に影響を及ぼすためです。不調を感じたら気軽にクリニックの扉をたたいてもらえればと思います。

ストレス解消法は?

学生時代はサッカー部に入っていて、ボールを蹴っているだけでストレス解消になりましたが、今はそういう機会もなくなりましたね。ストレス解消といえば、ほどよくお酒を飲むことくらいでしょうか。小さな子どもが2人いるので、外であまり飲むわけにもいかず、もっぱら家飲みですが(笑)。恵比寿でクリニックを開いていると話すと、「あの辺なら美味しいお店がたくさんあって、いいですね」と言われるんですが、行く時間はまずないですね。

医師としての先生の夢を聞かせてください。

18185 df 1 6 1309489977

医院の改装はかなってしまいましたから、これからは、より多くの患者さんを診て、地域のみなさんのお役立ちたいです。ここには父が開業した当時から通ってくださっている80、90代の患者さんがたくさんいます。もうすぐ100歳になる方もいらっしゃるんですよ。そんなふうに地元に密着してきたクリニックなので、今後もその姿勢は変わりません。ついでにもう少し遠い将来の話をしますと、まだ幼稚園に通っている長男が、「将来は僕もお医者さんになる」と、どこまで本気なのかはわかりませんが、そんなことを言っています。子どもを幼稚園に送っていく道すがら、患者さんにばったり出くわすことがあって、患者さんが「あなたもお医者さんになるの?」と子どもに聞くんですね。そんなこともあって、本人はその気になっているようなんです。もしそれが実現し、父・自分・息子の3代にわたって地域のみなさんの健康を支えられたら、とてもうれしいですね。

Access