専門スタッフのそろうチームで行う
負担の少ないインプラント治療
すとう歯科
(吹田市/吹田駅)
最終更新日:2022/04/05


- 自由診療
歯を失った時の治療法として挙げられる入れ歯やブリッジ、インプラント治療。中でも天然歯と遜色ない噛み心地と審美性、耐久性の高さが望めることから、幅広い年齢層に注目されているのがインプラント治療だ。病院だけでなくクリニックでも対応するところが増え、広がりをみせている。しかし、気軽に受けられるようになったといっても、患者の恐怖心や不安は今も昔も変わらないという。「チームで取り組むことで、患者さんの不安を極力排除した優しい治療をめざしています」と語るのは、「すとう歯科」の主藤健一郎院長。外部からインプラント治療を専門とする歯科医師と麻酔科の医師を招き、安全と安心に配慮した治療の提供に取り組んでいる。今回、静脈内鎮静法を用いたインプラント治療やチームで対応するメリットなどについて詳しく話を聞いた。
(取材日2022年3月16日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q貴院のインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
当院では、主に静脈内鎮静法を用いたインプラント治療を行っています。静脈内鎮静法とは、鎮静薬や麻酔薬を使い、治療に対する不安や恐怖心を抑えていく方法です。インプラント治療に興味があっても、手術に対して「痛い」「怖い」といったネガティブなイメージを持っている人は多く、手術に踏み切れないという方もいらっしゃいます。ですが、静脈内鎮静法を用いることで、うとうとと眠ったような状態で手術を受けることができるので、精神的にも安心して手術に臨むことができると思います。2~3時間くらいかかる手術も体感としては短く、「あっという間に終わった」と感じる方が大半でしょう。
- Q専門の先生と連携を密に取られているのですね。
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A
当院では、外部からインプラントを専門とする歯科医師と麻酔科の医師を招き、チームを組んで治療にあたっています。より長持ちするインプラントを提供するためには、正確な診断と適切な治療計画が重要です。一人の歯科医師が決定していくのではなく、チームで治療法を導き出し、一人ひとりに適した診療スケジュールを提案するように努めています。また、手術中は麻酔担当医が心拍数や血圧などに異常がないか常にモニターをチェックしていますので、高血圧や糖尿病など全身疾患のある方も安心して手術を受けていただけるでしょう。診査診断を受けてから手術するかどうかの判断ができますので、まずは受診していただきたいと思います。
- Q感染症対策についても教えてください。
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A
インプラント手術において、特に注意しなければいけないことの一つが感染症対策です。また、治療箇所を長持ちさせるといった面でも衛生対策は重要です。当院では、口腔外バキュームや高圧蒸気滅菌器などを導入し、器具はすべて滅菌処理したものを使用しているのはもちろん、空気中のエアロゾル感染にも配慮しています。また、手術準備に際してもガウンを着て行うなど細心の注意を払っているほか、診療とは別のお時間をしっかり設けており、院内環境の整備に努めると同時に、少しでも患者さんがリラックスして手術に臨めるように配慮しています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1診査診断、治療計画
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インプラント治療の入り口であり、最も重要な段階ともいえる診査診断からスタート。歯科用CT撮影や型採りをして口の中の状態をチェックし、骨の状態や噛み合わせなどに問題がないかを診ていく。さらに、インプラント治療を専門とする歯科医師と治療を行う歯科医師が協議して、虫歯・歯周病・破折など歯を失った根本原因まで究明。現在残っている歯がこれから喪失しないように将来的な問題点まで見つめた治療計画が提案される。
- 2歯周病や虫歯の治療、顎の骨の再生治療など、術前準備
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インプラントで治療した歯を長持ちさせるためにも、そもそも歯を喪失した原因を取り除くためにも、虫歯や歯周病があれば、まずその治療を行う。また、顎の骨が少なくインプラント埋入が難しいケースには、GBR(骨再生誘導法)やサイナスリフトといった骨造成を行う。難症例に対しても、インプラント治療を専門とする歯科医師と主治医である歯科医師がチームとなって、その人に応じたオーダーメイドの治療計画を立ててくれる。
- 3インプラント埋入手術
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手術当日。クリニックに着いたら、インプラント手術患者専用の問診票を記入。麻酔担当の医師によるカウンセリングを受けた後、点滴処置を行う。麻酔が作用してうとうととした状態になったら手術へ。歯茎を切開し、チタン製の人工歯根を埋入する。手術中は麻酔担当医が心拍数や血圧など全身状態を常にチェック。手術はおおよそ2~3時間で、目が覚めるまで30分ほど休憩して終了となる。
- 4かぶせ物の装着
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埋め込んだ人工歯根が安定するまでには3ヵ月ほどかかる。その間に数回来院し、傷口の消毒や口腔内のチェックを受ける。土台がしっかりしたら、セラミックのかぶせ物を作製し装着。同院では、作製時から何か変化があった場合対応しやすいスクリューリテイン方式を採用。また、かぶせ物作製では汚れのたまりやすい場所や噛み合わせなど、歯科技工士と細かにシミュレーションしてセルフケアがしやすい形の考慮に努めている。
- 5セルフケアの確認と定期メンテナンス
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インプラントを長持ちさせるためには術後のメンテナンスが欠かせない。手術直後からクリニックで口内環境を確認するため、定期的に来院してもらい適切な治療を行う。クリニックでは、口の中のクリーニングはもちろん、歯周病検査、虫歯や噛み合わせのチェックのほか、年に1度はエックス線撮影を行って状態を確認。また、歯磨き指導では、歯ブラシやフロスの当て方まで丁寧に教え、長く健康な状態が保てるよう指導しているそう。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント40万円〜(かぶせ物費用込み)、GBR(骨再生誘導法)/10万円~、サイナスリフト/20万円~、静脈内鎮静法6万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。