噛み合わせやむし歯、歯周病など
予防歯科で歯のトラブル対策を
すこやか歯科
(松山市/福音寺駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
「次にメンテナンスに来るのが楽しみ」。患者からそう思ってもらえるクリニックをめざしているのが「すこやか歯科」だ。噛み合わせ治療に詳しい岡原健至院長と歯周病を専門とする岡原美穂副院長は、不正な噛み合わせやむし歯、歯周病など歯のトラブルを未然に防ぐための予防歯科に力を入れている。「予防歯科にとって大切なのは、継続すること」という2人に、定期メンテナンスではどんなことをするのか、また、噛み合わせやむし歯や歯周病との関係、日常生活で気をつけるべきことについて話を聞いた。
(取材日2021年1月27日)
目次
予防歯科の取り組みの第一歩は、 定期メンテナンスに通うことから。歯科医師と二人三脚で予防を
- Q貴院の定期メンテナンスについて教えてください。
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A
【健至院長】むし歯や歯周病の予防のため、およそ3ヵ月に1度の頻度で通院してもらい、歯の健康状態をチェックしています。毎回、噛み合わせに問題はないか、歯垢や歯石はどのくらいたまっているか、むし歯はないかなど口の中全体を確認します。その後、歯石除去や着色除去を行い、歯の表面をPMTCでなめらかにしていき、フッ素塗布で仕上げます。 【美穂副院長】ご自分で口の中の状態はわかりにくいものです。良くなっていることはしっかりお伝えし、磨き残しがあった場合はブラッシングの仕方や歯間ブラシやデンタルフロスの使い方を具体的に指導していくことでモチベーションも維持してもらいます。
- Q先生方の予防歯科へのお考えをお聞かせください。
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A
【健至院長】私たちは予防を何より大切に考えています。患者さんには、初診時に定期メンテナンスの重要性について説明し、治療後にも画像やデータをお見せして予防の重要性や全身の病気との関連性、実際に定期メンテナンスを受けられている患者さんの声などをお伝えします。歯は台所のシンクと似ています。シンクを放っておくと汚れがつき、それがたまっていくと取ることが難しくなります。歯も汚れがこびりつくと通常のお手入れでは取ることができず、むし歯で歯が溶けたり、歯周病で骨が溶けたりする要因となるのです。シンクの掃除が定期的に必要なように、また髪のお手入れに美容室に定期的に通うように、歯も定期的なケアが不可欠です。
- Q歯周病にも定期メンテナンスが重要なのですね。
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A
【美穂副院長】歯周病の原因は、ばい菌です。歯周病は歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうこともある疾患です。歯周ポケット2~3ミリの箇所にあるばい菌は、ご自身の歯磨きでも掃除することができるのですが、4~5ミリ以上深い所になるとブラシが届きません。そのままにしておくと、炎症が起き、膿も生じてしまいます。そうなる前にクリニックでケアをしておくことが肝要です。残念ながら一度溶けた骨は元には戻りませんが、きちんと治療をし、メンテナンスで清潔な状態を維持することで進行や再発を防ぐことがめざせます。
- Q予防と噛み合わせにはどのような関わりがあるのですか?
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A
【健至院長】噛み合わせが悪いと、歯と歯の接触バランスが悪くなります。力がかかりすぎる歯と、まったく力がかかっていない歯ができ、力がかかっている歯には、たいへん大きな負荷がかかり、ヒビ割れが起きてしまいやすいのです。そのヒビからばい菌が侵入し、むし歯になり、さらに歯周病へと発展していくこともあります。そのため、定期メンテナンスに入る前に、噛み合わせを整えることが大切です。場合によっては、歯を削ったり、かぶせ物をすることもありますが、基本的にはマウスピースを装着し、噛み合わせを調整していきます。
- Q日常生活で気をつけることはありますか?
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A
【健至院長】定期的にメンテナンスに通院してもらうことも大切ですが、毎日のお手入れも重要です。毎食後、丁寧なブラッシングができれば理想ですが、まずは、1日1回、就寝前のブラッシングを歯間ブラシも使って、口の中をきれいにすることを心がけてくださいとお願いしています。 【美穂副院長】就寝中は唾液が減るため、口の中のばい菌が特に増殖しやすいので頑張ってくださいね。また、だらだらと食べることもむし歯を作る要因になります。小さいお子さんがいるご家庭の場合は、家族ぐるみでメリハリのある食生活の習慣づけができるといいですね。お菓子もキシリトール入りのものを試してみるのもいいでしょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/70万円~(税別)、マウスピース型装置を用いた矯正/35万円~(税別)、小児矯正I期/30万円~(税別)、小児矯正II期/30万円~(税別)