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田村 亮介 院長の独自取材記事

芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2025/07/14

田村亮介院長 芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科 main

阪神本線・芦屋駅からすぐの立地にあり、形成外科と皮膚科の両輪で地域医療の一翼を担ってきた「芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科」。2024年にすぐ近所のビルへ移転し、また新たな1ページを刻むことになった。院長の田村亮介先生は、大学病院をはじめとするさまざまな臨床や研究の現場で幅広い経験を積んだ医学博士。疾患や傷の治療はもちろん、手術痕に対する処置や美容的な悩みにも対応している。そんな田村院長が得意とする形成外科の日帰り手術や皮膚科診療を追いながら、日々の診療で大切にしているコンセプトや院名に冠した「ファミリー」に込められた思いについて話を聞いた。

(取材日2024年10月26日)

幅広い経験とスキルを生かし、地域に貢献していきたい

まずは移転後のクリニックの状況をお聞かせください。

田村亮介院長 芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科1

当院はもともと皮膚科だった医院を医療法人が継承し、さらに2021年に院名ともども私が引き継いだことから始まりました。数年間、そこで診療を続けていましたが、ビルの老朽化に伴って建て替えるということで2024年の10月に移転したのが現在の場所です。以前よりさらに駅に近くなりましたが、階段の上り下りやトイレなどで患者さんには少し不便をおかけしています。東の書店側からお越しいただければ階段を使わずにアクセスできますので、どうかご理解いただければと思います。医療設備などは以前と変わらず2つの処置室や手術室などがそろい、スタッフは看護師や受付を含めて10人以上が在籍。土曜は、神戸大学の助教で私と同じ日本形成外科学会形成外科専門医の先生が私に代わって日帰り手術を担当します。

形成外科では、どのような診療が受けられますか?

一般的な切り傷やすり傷、やけどといったケガの治療のほか、当院ではできものの除去や眼瞼下垂症などの日帰り手術も行っています。私は形成外科のスペシャリストとして、これまでさまざまな手術を行ってきました。傷痕をなるべくきれいに治すのが形成外科医の第一の使命ですから、特に顔周りの特殊な手術はまさに腕の見せどころ。これまでに十分な知識と経験を培いながら技術を磨いてきましたので、手術が必要と診断された患者さんに対してためらわずに提案できることも当院の強みです。また、術後の傷口の痛みやかゆみにもしっかりと対応します。形成外科の治療は皆さんに希望を与える仕事ですから、そこには私も非常にやりがいを感じています。

先生は皮膚科診療も得意にされているとか。

田村亮介院長 芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科2

はい。形成外科専門医であるとともに皮膚科や創傷外科の分野の知識もありますので、小さなお子さんや皮膚のかぶれや外傷、若い方のニキビ、女性の肌トラブルから加齢に伴う皮膚疾患まで、あらゆる年齢層の皮膚の症状や悩みに幅広く対応しています。あざに関しても、青あざや茶あざであればQスイッチルビーレーザーを用いた治療が可能です。いずれも基本となるのは保険診療で、大切なのは検査機器だけに頼るのではなく、相応の知識や経験から総合的な診断を行うこと。例えばアトピー性皮膚炎のある方がまぶたの治療を受けようとすると、やはりアトピー性皮膚炎についての専門的な知識が欠かせません。こうした諸症状の原因の特定から治療法の選択、術後のアフターフォローまで、トータルにお応えできるのが形成外科と皮膚科を併科している当院の大きなメリットといえるでしょう。

患者を自分の家族と考えることが親身な診療の第一歩

診療で大切にされていることを教えてください。

田村亮介院長 芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科3

父が宝塚市内で内科クリニックを開業しており、小さい頃からよく「患者さんを自分の身内と思い、親身になって診ることが大切」と聞かされてきました。その父の言葉に従い、患者さんの言葉に真摯に耳を傾けることを今も心がけています。「ファミリークリニック」という院名は前の法人から引き継いだものですが、「来院された方を自分の大切なファミリー=家族のように考える」「家族を元気にすることで世界を元気にする」という私の医療理念にもマッチしていたので、そのまま掲げさせていただきました。家族は老若男女で構成されており、悩みは年齢ごとに一人ひとり異なります。その垣根を取り払い、すべての世代をハッピーにしたいというのが私の願いです。

こちらでは、まぶたの治療にも注力しておられますね。

まぶたと聞くと美容外科的な手術をイメージしがちですが、逆まつげ(下眼瞼内反症)や眼瞼下垂症に対する治療も形成外科の重要な役割の一つです。眼瞼下垂症は加齢によるまぶたの筋力低下で起こるのが一般的で、中にはハードコンタクトレンズの長期使用や白内障手術の影響、アレルギーなどでよく目をかく癖から発症するケースもあります。眼瞼下垂手術は保険が適用され、頭痛や肩凝りといった不快症状の解消につながることも期待できるほか、本来の目的ではありませんが見た目の印象が変わることも考えられます。ただし、自然なまぶたにするには非常に精密な手技が求められるため、安全・安心を優先するのであれば皮膚科・形成外科・美容皮膚科のそれぞれに豊富な実績のある、当院のようなクリニックで手術を受けることを強くお勧めします。

今後さらに力を入れていきたい治療はありますか?

田村亮介院長 芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科4

私が大学院時代に学んだ成果を生かそうと取り組んでいるのが、顔面神経麻痺によって生じる顔の変形や後遺症に対する表情の再建手術です。麻痺した側の眉毛やまぶた、口角が下がるなどして失われた左右の対称性を元のように戻す目的で行う手術で、前頭筋を釣り上げたり眼輪筋を引き締めたりしながら左右対称をめざします。顔の表情は、その方の人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。慢性顔面麻痺の治療を受けたものの、半年〜1年たっても麻痺が残っている。そうした方の表情を、なんとか取り戻してあげたいというのが私の強い思いです。日帰り手術で対応できる範囲には限りがありますが、「笑い」の再建などの大がかりな手術が必要な際には、私の出身である神戸大学の経験豊富なドクターをご紹介いたします。治療後も後遺症に悩んでおられるようであれば、ぜひ一度当院にお越しください。

「つくる」ことに興味を持ち、形成外科の道へ

先生が医師、あるいは形成外科医になったきっかけは?

田村亮介院長 芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科5

父と兄が内科医師、祖父も産婦人科の医師という環境でしたから、私が医師をめざしたのはごく自然な成り行きでした。形成外科を専門にしようと思ったのは大学を卒業後に勤務した病院の形成外科で、乳房再建や耳介形成術などを目にし、体の組織を使って再建するところに大きな魅力を感じたからです。また、外科医・麻酔科医・看護師が協力して手術などを行うチームワークや、傷痕をいかにきれいに治すかを考えることにも興味を持ちました。それで大学病院や市中病院で研鑽を重ね、美容皮膚科の診療技術も修得。とりわけ形成外科の医師としての第一歩を踏み出した神戸大学医学部附属病院での経験は、現在の私のベースとなっています。ほかにも大学院での研究を含む貴重な経験の一つ一つが現在の自分の糧となっています。

美容的なアプローチについてお聞かせください。

美容面は私の非常に得意とするところ。お肌の悩みについても、美容皮膚科的な観点を生かしつつ自由診療を含めて対応しています。自由診療は基本的に、保険診療で改善が見られない場合に検討するものとお考えください。いずれにしても適切な診断が絶対に欠かせず、何かトラブルが発生した際に適切な処置ができる医療機関であることが安全・安心に対する大きなアドバンテージといえるでしょう。私も皆さんのご要望に自信を持ってお応えしていますが、診療においてはガイドラインの遵守はもちろん、日々進化する新たな知識や技術のアップデートにも常に注意を払っています。

最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。

田村亮介院長 芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科6

小さなお子さんが転んでケガをした、思春期になってニキビに悩んでいる、中高年で眼瞼下垂症が気になるなど、各世代が抱えるさまざまなトラブルや悩みに対し、手術を含めてしっかりと対応していくことが私たちの使命。地域医療に貢献し、ひいては世の中を元気にしていきたいと本気で願っています。診療のコンセプトやスタンスは開業時から変わりませんが、何かあったときにまた相談したいと思えるような癒やしのあるクリニックをめざし、今後も真摯な気持ちで皆さんに寄り添っていきたいと考えています。気になることがあれば、些細なことであっても遠慮なく相談にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しわのケア/3万5300円~

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