服部クリニック

服部クリニック

服部 高史院長

180956

JR東西線・学研都市線、徳庵駅からほど近いクリニックモールの2階にある「服部クリニック」。院長の服部高史先生は勤務医時代、大腸がんをはじめとする悪性腫瘍の外科手術や抗がん剤治療など数多く経験した、消化器外科のエキスパートだ。その医療スキルと知識を生かし、現在は「外科・内科の技術を持つ身近なかかりつけ医」として、消化器領域の治療をはじめ、生活習慣病の診療や痔の外科手術など、幅広い医療を提供し、患者の健康をサポートしている。診療モットーは、形式だけの医療ではなく、患者と真摯に向き合った医療を行うこと。「医師として」ではなく「人として」、真心で接する診療に日々取り組む服部先生に、地域医療にかける思いを聞いた。
(取材日2017年7月19日)

良心に恥じない、誠意ある医療を

―医局時代、外科の道に進まれたのはなぜですか?

各診療科が専門化、細分化される傾向にある中で、多臓器にわたる疾患をオールマイティに診察できる医師をめざすには、外科を学ぶのがいいのではないかと考え、大学卒業後は外科に入局しました。外科というと、けがなどを処置をする科と思われているかもしれませんが、実はがんの治療がメインです。当時の外科は、消化器外科を中心に、乳腺外科や呼吸器外科を包括する科でした。守備範囲が広いだけに研修医の頃は覚えることが多くて大変したが、経験を重ねていくにつれ、手術のみならず、術前・術後を通しての内科的疾患の管理、抗がん剤治療、麻酔、内視鏡や超音波検査といった検査、CT・レントゲンの読影など、幅広く対応できるようになりました。

―高い技術が求められる外科手術は、苦労も多かったのではないでしょか?

手術の技術というのは、経験を積めば積むほどスキルアップしていき、自分が直接患者さんを治している喜びを実感できるので、技術を磨くこと自体は大変だと感じることは少なく、やりがいのある仕事でした。むしろ、手術中に予期せぬことが起きた時に動じない精神力や判断力は、生きた経験からしか学ぶことができないもので、そういった力をつけられたことは僕にとって大きかったと思います。外科手術は人体に大きな負担を加えるので、その結果が術前よりも悪くなってしまっては意味がありません。手術に伴う合併症はある程度の確率で起こってしまうものですが、患者さんに任されて執刀する以上は、術後の合併症に対しても責任を持たなければなりません。責任と誠意をもって治療に取り組む姿勢は、今の診療にもそのまま引き継がれています。

―勤務医時代の出来事で、心に残るエピソードはありますか?

当直で勤務していた時、夜中の2時くらいに1人の患者さんが来られました。1年前に乳がんの手術を受けて、その傷が痛むのだと言われ、まだ若手だった当時の僕は、「こんな夜中に来て、1年前の傷が痛いなんて」と内心思いながら、痛み止めを処方しました。それから数日後、病院の廊下でその方に会ったのです。乳がんが再発して抗がん剤治療を受けることになったそうで、「あの時は、ありがとうございました」とお礼を言われました。その感謝の言葉に、僕はショックを受けました。正直なところ、そのときは深夜ということもあり早く診察を終わらせたいという気持ちでした。われわれの仕事は、誠意があってもなくても、感謝されることが多い仕事です。だからこそ、感謝されることに恥じない仕事をしていこうと、その時に固く決意しました。

記事更新日:2017/09/28


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