全国のドクター9,117人の想いを取材
クリニック・病院 161,403件の情報を掲載(2020年3月31日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 清須市
  4. 須ヶ口駅
  5. 医療法人清須呼吸器疾患研究会 須ヶ口クリニック
  6. 米田 有希子 院長

米田 有希子 院長の独自取材記事

須ヶ口クリニック

(清須市/須ヶ口駅)

最終更新日:2019/08/28

180935 %e9%a0%88%e3%83%b6%e5%8f%a3%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%8b%e3%83%83%e3%82%af

名鉄名古屋本線須ヶ口駅から徒歩5分の「須ヶ口クリニック」。2016年に「はるひ呼吸器病院」のサテライトクリニックとして開業し、「咳で苦しい」「喘息で通院が必要」など呼吸器症状を中心に、風邪症状や高血圧症、消化器疾患、糖尿病など幅広い診療を手がけている。天井が高くて開放感のある院内は、ホワイトと淡いグリーンで統一された心地良い空間なのが特徴。一般病院並みの診療が行える先進検査機器も導入している。近隣住民の患者はもちろん、「呼吸器科だから」という理由で通う患者も多いとか。今回、米田有希子院長に、呼吸器内科を専門にした理由や診療方針、同院で活躍しているスタッフやプライベートについて尋ねた。米田院長の率直で誠実な性格が垣間見れた取材となった。
(取材日2018年2月19日)

新型の検査機器を導入し、各専門のスタッフが対応

まず、先生が呼吸器科を選んだ理由から教えてください。

1

実は、もともとは精神科の医師になりたかったんです。学生の頃から見えないものに苦しんでいる人たちに関心があったので。でも、研修医時代に出会った呼吸器科の先輩方に影響を受けて、結果的に呼吸器科を選択することになりました。というのも、当時出会った呼吸器科の先輩方がとても情熱的で、やる気あふれる先生が多かったんです。みんな夜遅くまで楽しそうに働いていて、私も夜遅くまでいたら、いろんな症例を見せてくださったりしました。そんなすてきな出会いがあって、今呼吸器科で働いています。いずれの先輩方も人生の大先輩だと思っています。

クリニック開設の経緯について教えてください。

この地域には以前、「はるひ呼吸器病院」の前身である「豊和病院」があったのですが、建物の老朽化に伴い、清須市春日に移転改築することに。そのタイミングで病院名も「はるひ呼吸器病院」と改めることとなりました。ただ、これまで「豊和病院」に通院されていた患者さんが、そのまま「はるひ呼吸器病院」へ継続的に足を運ぶのは難しいのでは、とも考えられました。同じ清須市とはいえ、須ヶ口と春日は距離も離れていますので。そこで、これまで診させていただいていた患者さんを引き続き診ていくために、2016年に「はるひ呼吸器病院」のサテライトクリニックとして開設されたのです。

クリニックの特徴は何でしょう?

16列胸部CT、精密肺機能検査機器、緊急血液検査機器など新鋭の検査機器を導入しており、一般病院並みの診療が行えるのが特徴です。情報量が多いほうが、小さな見逃しを防ぎ、より確実な診療につながると思っています。正直なところ、淡い影はエックス線写真では見えないこともありますしね。また、精密な検査によって、単なる咳だと思っていたのが、喘息や肺気腫であったことが発覚したりもします。今後も検査機器をしっかりと活用しながら、患者さんの診療にあたっていきたいと考えています。

働いているスタッフの方々についても教えてください。

2

クリニックとしては珍しいほうだと思いますが、医師と看護師のほかに、検査技師と放射線技師も常勤しています。エックス線写真を撮る場合も、専門のスタッフが対応していますので、医師が診療室から席を外すようなことはありません。それぞれの専門性を生かしながら、よりスムーズで確実な診療が実現できていると思っています。肺活量の検査なども、看護師ではなく、専門のスタッフが行っていますよ。時間短縮にもつながっていると思います。当院では新型の検査機器はもちろん、専門性の高いスタッフをそろえていますので、患者さんには安心して通っていただけるとうれしいです。

軽い症状から重い症状まで、責任を持ってフォロー

クリニックの患者層はどのようになっていますか?

3

午前中は、近隣にお住まいの高齢の患者さんが多く、呼吸器疾患に限らず、風邪症状や高血圧症、消化器の諸症状、糖尿病など、さまざまな疾患で通っていただいています。もとは「はるひ呼吸器病院」まで通われていた患者さんで、家が近いことから当院が引き継いだ方もいらっしゃいます。午後は、駅が近いこともあって、40代から50代のお勤めの方が多いですね。また、最近では近所だからというきっかけだけでなく、「呼吸器科だから」という専門的な治療を求めて、といった理由で初診に来られる患者さんも増えてきました。当院は主に呼吸器に関する悩みを持つ患者さんを中心に診療するクリニックですが、地域に根付いたクリニックとして、幅広い患者さんに対応していきたいと思っています。

呼吸器疾患では、具体的にどのような症状の方が多いですか?

やはり、「咳で悩んでいる」という方が多い印象です。先ほどお話ししたように、精密検査を行い、喘息や肺気腫が発覚したケースもあります。また、高齢の患者さんでは、酸素ボンベが必要な慢性の呼吸不全や肺気腫を患っている方もよくいらっしゃいます。このような重い症状の患者さんに対しては、「はるひ呼吸器病院」と連携しながら、往診にも対応しています。酸素ボンベを持っていると、遠出や移動が難しくなってしまいますからね。当院では患者さん一人ひとりに対して、笑顔を絶やさず誠実な診療を行っていきたいと思っていますし、あらゆるお悩みに対応していくことをめざしています。

他院との連携も大切にされているのですね。

4

そうですね。サテライトクリニックですから、本院の「はるひ呼吸器病院」との連携はもちろん、必要があれば他病院へのご紹介も行っています。とはいえ、可能な限り、患者さんを最後まで当院で診て差し上げたいと考えています。たとえ大きな病院へ移ったとしても、ある程度症状が治まったら、また当院に通っていただくのが理想です。そのための体制はしっかりと整えていますので、軽い症状から重い症状まで責任を持ってフォローしていきたいと思います。

患者が困ったときに、いつでも相談に乗れるように

ところで、プライベートはどのようにお過ごしですか?

5

私は本を読むのが大好きなので、休日はひたすら読書にいそしんでいます。毎日いろんな方とお話ししているので、休日くらいは読書をしながら自分だけの時間を過ごしたいなと(笑)。乱読ですが、いろんなジャンルの本を楽しんでいますよ。そのほか、腰痛持ちなので、週1回はピラティスにも通っています。休日の自分だけの時間はいいリフレッシュになっています。こういった時間があるからこそ、より良い診療につながっているのだと思っています。

これまでのキャリアで印象的だったことはありますか?

そうですね、私がまだ駆け出しの医師だった頃、呼吸器科を専門とする女性医師が少なかったんです。医局に入った時も、医師15人中、女性は2人だけでした。呼吸器科の患者さんは高齢の男性が多いのもあって、女性医師だと不安に感じられる方もたくさんいらっしゃいました。最初に診療した際に、「え?」という反応をされることもしょっちゅうで……。患者さんだけでなく、そのご家族からも不安そうな反応をされることもよくありました。でも、「はじめは負の部分から入るから、あとは上がるだけ!」と考え、日々の診療に努めたのを覚えています。これまで女性特有の厳しさも経験してきたからこそ、打たれ強くなったと思います。

最後に、今後の展望を教えてください。

6

これからも患者さんが困ったときには、いつでも相談に乗れるよう体制を強化していきたいと考えています。軽い症状から重い症状まで責任を持ってしっかりとフォローしながら、患者さんの最期まで診て差し上げることが、私の目標です。「はるひ呼吸器病院」と連携しながら、往診や救急時の対応も行っていきたいと思っています。地域住民の方々にとって「親しみやすいクリニック」になれるよう、今後もスタッフ一同努力していきたいと思います。体に関してお困り事がありましたら、なんでもお気軽にご相談いただければうれしいですね。これからも患者さんに“安心”をお届けしていきたいです。

Access