全国のドクター9,298人の想いを取材
クリニック・病院 161,126件の情報を掲載(2020年10月25日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市西区
  4. 横浜駅
  5. よこはま駅ビル眼科
  6. 熊谷 麻美 院長

熊谷 麻美 院長の独自取材記事

よこはま駅ビル眼科

(横浜市西区/横浜駅)

最終更新日:2020/04/01

180870

横浜駅直結、ルミネ横浜の6階に「よこはま駅ビル眼科」がある。幅広い世代のさまざまな眼疾患の診断治療にあたるが、中でも緑内障・弱視の早期発見と治療に力を入れている。緑内障については短時間かつ楽な姿勢で検査が可能な視野計を導入。検査予約も就業後や土日祝含めできるだけ取りやすいようにと配慮している。「緑内障の患者さんは定期的な視野検査が必要です。他の網膜疾患や小児の弱視治療など全てにおいて共通する課題ですが、仕事や育児で忙しい患者さんや御家族が通院を継続するための負担を軽減していきたい」と語る熊谷麻美院長は、患者とじっくり向き合い、コミュニケーションをとることを大切にしている。「患者さんから教えてもらうことがとても多い」という熊谷院長に診療への思いを語ってもらった。
(取材日2017年11月15日)

患者の負担をできるだけ減らすクリニック

どのような患者さんが通われていますか?

1

0歳から90歳代まで、幅広い年齢の患者さんがいらっしゃいます。ご近所にお住まいの方、勤務先が横浜の方はもちろん旅行中の方も。横浜駅はターミナル駅だなと感じます。患者さんは健康に対して意識が高い方が多い印象ですね。治療に関しても積極的かつ協力的でこちらも頑張らなくてはと思います。疾患の予防についての質問も多いです。セカンドオピニオンを求めてこられる方もいらっしゃいますね。

こちらで力を入れている治療について教えてください。

まず緑内障の早期発見と治療です。当院にはOCTという視神経や網膜の検査機器もあり、それと視野検査を組み合わせることで診断できます。視野検査にはいろいろありますが、短時間で検査可能なものを導入しました。楽な姿勢ででき、つい動いてしまう目の動きにも対応してくれて患者さんからはとても好評です。また小児の弱視の早期発見にも力を入れています。従来の検査方法は顎を乗せて覗き込むようにして検査するものです。今までの方法だと3、4歳くらいにならないと検査が難しかったんですが、最近導入した検査機器は、お母さんの膝の上で座ってもらっている間に検査が可能です。そのため、生後6ヵ月から遠視・近視や乱視などが検査できます。学童期まで見逃されてしまうこともある弱視は早期発見と治療で視力の向上が期待できるので、なるべく早いうちに一度検査を受けていただきたいです。

患者さんにとって、理想的な環境ですよね。

2

緑内障はパッと治る疾患ではありません。また初期は自覚症状もないため忙しいと通院できず、数年後にいらした時には悪化している、ということもあります。「治せない」疾患ではなく「早期発見で進行を遅らせることができる」疾患ととらえることで患者さんにも積極的に通院していただきたいと思います。必然的に患者さんとは長く付き合っていくことになりますからお互いに病気を理解した上で最適な治療法を相談していきたいと思っています。これは他のさまざまな眼疾患に対しても私が常に大切にしていることですね。

患者から多くのことを教わっている

医師をめざしたきっかけを教えてください。

3

小学校から高校卒業まで住んでいたのは横浜市港北区の日吉です。近所のかかりつけの先生が朗らかな優しい女性でとても親しみがありました。また小4の時に3週間ほど一人で入院したことがあるのですが、その時の担当の先生がまた女性。頼もしくとてもカッコよかったんです。初めは寂しかったのですが先生や看護学生さん、同室の患者さんや御家族にかわいがってもらいとても楽しく過ごせました。同時にこの入院で自分より大変な病気の子どもたちもたくさんいるんだ、と知ったことは貴重な体験でした。医者の家庭ではありませんでしたが将来の仕事を考えた時に「人と関わり、人の役に立ちたい」と強く思うようになったきっかけだったのだと思います。

なぜ眼科を選択されたのでしょうか。

医学部6年生の時に総合病院で研修しました。そのときたまたま指導医だった先生が多忙な外来や手術、レーザー治療などを颯爽と優しくこなす姿に憧れました。患者さんとのやり取りを聞かせていただき、視覚が大きくその人のQOL(Quality of life)に関わることも学びました。自分も眼科医としてやっていきたいと決めたのはこの経験からです。眼科は診断から治療まで自分で見ることができ、また赤ちゃんからお年寄りまで幅広い患者さんと関われることも私には魅力的でしたね。

患者さんとの印象深いエピソードがあれば教えてください。

4

数え上げればきりがないくらいあります。特に印象深い方として思い出すのは網膜に萎縮病変があったかなり強い白内障の患者さんですね。あまり視力の向上は期待できないとどの先生も手術を勧めていなかったのです。私が外来担当医になった時に「少しでも明るくなるかも」とお話ししたところ白内障の手術を受けたいと決意されました。0.1の視力が手術後0.2になりました。変化はわずかですが、明るく見え世界が変わったそうです。白内障になってからやめてしまっていた彫金を『見えるようになったから』と手術後再開され、外来でお礼にと小さな作品をいただきました。とてもうれしくて今でも大切にとってあります。その人の最善の「見える」を常に意識しようと考えるようになりました。

立地を生かし、地域医療に貢献していく

診療で心がけているのはどのようなことですか?

5

患者さんが何に困っているのかを、できるだけ共有したいと思っています。それが軽症だったりはっきりしないことであったりしても大切なのは患者さんがどう感じているかです。同じ病名でも患者さんの受け止め方や治療効果にはとても個人差があります。右眼と左眼で違う状況だったり、いくつもの病気が重なっていたり。それを患者さんにも理解していただくよう写真や模型で丁寧に説明することを心がけています。例えば目薬にしても「これを使って治ることもあれば治らないこともあります」「これで改善しなければ何日後に次はこうしましょう」と患者さんに説明しておくと安心して治療に取り組んでいただけるように思います。

患者さんと接する中で「患者さんは我慢しすぎている」と感じているそうですね。

パソコンやスマートフォンの普及で職種や世代を問わず目を酷使せざるを得ない環境になっています。お子さんははもちろん大人になってからも視力は常に変化しています。また白内障や網膜疾患、乱視などはゆっくり進行するので気づきにくいのです。何年も見えづらさを我慢して運転をしていたり、眼精疲労で疲れてつらいのに何の対策も取っていなかったり。すっきりしない時は何かがあるんです。日々の生活を快適にするために、ぜひ気楽に眼科に足を運んでいただけるといいなと思います。忙しくて真面目な方ほど自分で調べて何とかしようとされるのですが、ネットの情報は便利な反面情報が多すぎて臨床的な判断とは一致せず混乱してしまうこともあるので。

休日はどのように過ごされていますか?

読書や岩盤浴などのリラックスする時間と、軽いジョギングや日帰り散策などのアクティブな時間、両方バランス良く作るようにしています。学生時代は水泳と競技スキーをしていましたが最近はゴルフを始めました。基本的に体を動かすことが好きですね。また医食同源といいますが食べることも大好きなので、家族や友人と料理をしたりおいしいお店で食事をしたりする時間もホッとできる大切なひとときです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします

6

横浜駅直結というアクセスの良さを最大限に生かして、私はもちろん、サポートしてくださる先生方や医療スタッフ、皆で地域医療に貢献したいと日々奮闘しております。眼のことならどんなことでもご相談いただいて大丈夫です。必要に応じてさらに専門的な外来や他科を紹介することもありますが医療連携も含め患者さんにとって最善の医療を一緒に考えていけるクリニックでありたいと思っています。

Access