あざ・しみなどをレーザーでケア
皮膚科で診療をするメリットとは
うえだ皮膚科クリニック
(太宰府市/都府楼南駅)
最終更新日:2021/10/12


- 保険診療
- 自由診療
ほくろやあざ、しみなどのケアに活躍するレーザー。しかし「痛みが気になる」「このほくろは自由診療に該当するの?」と施術を悩んでいる人も多い。小児から高齢者まで幅広い患者が足を運ぶ「うえだ皮膚科クリニック」院長、上田明弘先生はこう語る。「スタッフ全員でフォローを行うため、安心して施術を受けていただければと思います。大事なのは事前のカウンセリング、そして施術後に継続すべき肌のケアです」。患者にどんな悩みがあり、それにどのように対処するのか、またどんなケアが望ましいのかを考慮しながら、医療機関だからできるこまやかなフォローで、患者の悩みにしっかり寄り添うという。納得した上で施術を受けてほしいと言葉に力を込める上田院長に、レーザーを用いた施術について話を聞いた。
(取材日2021年7月8日)
目次
あざやしみ、ほくろの除去に役立つレーザー。患者の悩みをカウンセリングで見極め、日頃のケアもフォロー
- Qレーザーを用いた施術を受けるメリットについて教えてください。
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A
▲多様なレーザー機器をそろえ、さまざまな施術に対応する
当院ではレーザーを使用したあざ・しみ・ほくろの施術に対応しております。まれにほくろの中には悪性のものがあり最初のカウンセリングで良性・悪性の診察を行います。検査が必要になった際はその理由などもしっかり説明し、保険診療での検査をお勧めすることも。あざは太田母斑や異所性蒙古斑は保険治療にて行えますし、あざ治療は場合によって早い段階で治療したほうがよい場合もあるためご相談ください。あざやしみ、ほくろなどを除去できればコンプレックスが解消され、精神的に充実することが期待できる点ももちろんですが、その施術自体を日本皮膚科学会認定皮膚科専門医の厳しい目でチェックできる点が大きなメリットではないでしょうか。
- Q施術の痛みや、施術後の注意点について教えてください。
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A
▲治療後はゆっくり休めるようにリカバリールームを設けている
正直に言いますと、レーザー施術で痛みは生じます。痛みも軽いものから重いものまで幅広く、施術内容や人によって感じ方も変わります。痛みが予想される場合は、局所麻酔や外用剤による表面麻酔を使うこともあるためご安心ください。患者さんに声をかけ、痛みの度合いなどをその都度確認しながら施術を行っていきます。あと大事なのは、施術後のケアです。施術後のケアによりその後の治療効果が変わるので、当日治療して終わりではなく、ダウンタイムもあるため施術後のアドバイスもしっかり行います。日々のケアをどれほど行えるかが、施術後の経過にも関わってくるんです。
- Qどんな種類のしみがあるのでしょうか?
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A
▲気になる紫外線対策も、一人ひとりの肌質に合わせて対策を伝える
紫外線が原因になるいわゆる通常よくしみといわれる日光性の色素斑、スキンケア時の摩擦やホルモンバランスにより出現する肝斑、遺伝性素因があり紫外線照射により出現するそばかすといわれる雀卵斑、また比較的20代前半から両頬に見られる茶色から灰色の粒状の真皮メラノサイトーシスといったさまざまなタイプのものがあります。しみが1種類なのかまたいくつかまたがってるかなど患者さんによってさまざまでありそれにより治療の方法、期間、回数が異なります。施術前のカウンセリングでその方に合った治療法をご提案し決めていきます。
- Q患者さんの症状に応じ、保険診療での対応も行っているのですね。
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A
▲検査や治療についても、安心して臨めるようにしっかりと説明する
しみに関してはすべて自費診療になりますが、ほくろに関しては自費診療か検査、手術は保険診療での扱いになります。「ほくろを除去したい」というお悩みがあっても、レーザーがいいか、手術がいいかなどは、ほくろのある部位などによっても変わるため、カウンセリングを行いご希望に応じて方法を決めます。また脂漏性角化症といった厚みのあるしみや首によくできるスキンタッグといったイボも自費によるレーザー治療を受けていただけます。液体窒素での保険治療でもできますが、両者のメリット、デメリットがあるためカウンセリング後に選択していただけます。皮膚がんなど悪性腫瘍の疑いがあれば、まずは保険診療による検査をお勧めします。
- Qこちらのクリニックならではの特徴を教えてください。
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A
▲施術前の緊張が少しでもほぐれるようにスタッフが優しくフォロー
やはりカウンセリングは重要で、そこで診療の道筋が決まります。例えば、自由診療でしか対応できないようなものはともかく、ほくろは悪性腫瘍の可能性も捨てきれないため、保険診療ともクロスオーバーする部分があります。そういった部分を見逃さず、患者さんの希望を聞きながら、その方にとって最善の診療を提供していくのは、保険診療でも自由診療でも同じですから。設備面では、ピコレーザーを採用したことで、以前は難しかった施術にも対応できるようになり、幅が広がりました。スタッフもよく施術に関する勉強をしているようですし、さまざまな面で患者さんのフォローができる体制が整っているのではないかと感じています。
自由診療費用の目安
自由診療とはレーザーを用いた施術:ほくろ/1個4000円~、イボ/3000円~、しみ/3000円~(イボ・しみは大きさにより値段が変わります)