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全身の健康や歯並びへの好影響が期待できる
子どもの「咬合育成」

Y&Y歯科クリニック

(筑紫野市/原田駅)

最終更新日:2024/08/15

Y&Y歯科クリニック 全身の健康や歯並びへの好影響が期待できる 子どもの「咬合育成」 Y&Y歯科クリニック 全身の健康や歯並びへの好影響が期待できる 子どもの「咬合育成」
  • 自由診療

近年歯と全身の健康との関連性が認知されるようになり、小児矯正に興味を持つ親も増えている。子どもの全身の健康や良い歯並びを得るためには、どうしたら良いのか。その解決策の一つと考えられるのが、口と呼吸の成長問題の改善が期待できる「咬合育成」だ。マウスピース型の装置を用いた咬合誘導や固定式の装置を用いた矯正によって習癖や歯並びの改善をめざすもので、将来的な歯列不正の予防を図ることができ、健康の要となる「鼻呼吸」を促すことで睡眠の改善、全身の健康にもつながる。その有用性に着目し、注力しているのが「Y&Y歯科クリニック」の矢部陽典院長、矢部裕子副院長だ。子どもの健やかな成長を目的とする咬合育成ではどのようなアプローチをするのか、歯列不正の予防にもつながる子どもの咬合育成について矢部副院長に話を聞いた。

(取材日2024年6月27日)

かかりつけ歯科だからこそできる。成長に合わせて行う、歯列不正予防や全身の健康にもつながる咬合育成

Q子どもの咬合育成について教えてください。
A
Y&Y歯科クリニック 口と鼻の成長問題の改善が期待できる咬合育成に注力する副院長

▲口と鼻の成長問題の改善が期待できる咬合育成に注力する副院長

子どもの咬合育成の一番の目的は「健康に生きる」ということです。口呼吸によって不正咬合、歯列不正、睡眠障害などさまざまな問題が引き起こされ、それに伴う扁桃腺の肥大、いびき、鼻詰まりなどが増え、口呼吸になると舌の位置が下がり、上顎が狭くなり、歯が並びきらないというお子さんは多いと思います。お口は食べるために何十年と使っていく器官ですし、しっかり食べられること、噛めることは、子どもの成長と健康につながります。咬合育成は、口呼吸による弊害を早いうちに改善することが見込め、「健康に生きる」ためのアプローチとしてとても有用なのです。

Qなぜ早期に咬合育成に取り組む必要があるのでしょう?
A
Y&Y歯科クリニック 患者の生活背景を理解しながら必要な治療を提供していく

▲患者の生活背景を理解しながら必要な治療を提供していく

鼻呼吸をすると、鼻が空気清浄機のような働きをして風邪をひきにくいといわれています。ウイルスなどを鼻が防御してくれるわけです。一方で口呼吸は口がポカンと開いている状態になり、ウイルスなどを取り込みやすくなります。扁桃腺も大きくなりやすいといわれていますね。口呼吸は睡眠の質にも関係があるといわれています。ですから、子どものうちに口呼吸といった習癖を改善することは将来的な健康を守ることにもつながります。また、すべての症例に当てはまるわけではありませんが、早い段階で一期矯正に取り組めば、永久歯に生え替わった後の抜歯を伴う矯正を防ぐことにもつながります。これも咬合育成のメリットの一つです。

Q咬合育成のタイミングや受診の目安を教えてください。
A
Y&Y歯科クリニック 噛み合わせは、子どもの成長にも影響を与える

▲噛み合わせは、子どもの成長にも影響を与える

早ければ5歳ぐらいが一つの目安になります。生え替わりの早いお子さんは幼稚園の年中、年長さんぐらいから前歯の永久歯が生え始め、この時期にいろいろなトラブルが発見されやすくなります。幼すぎると、装置をなかなか着けてもらえないこともあるので、小学校低学年ぐらいから始めるのが理想的ですね。装置を着けて舌の位置を正していくことで、適切な上顎の成長と呼吸の改善につながります。

Q咬合育成では具体的にどのようなことを行うのですか?
A
Y&Y歯科クリニック 子どもが歯科を嫌いにならないように、という気持ちで向き合う

▲子どもが歯科を嫌いにならないように、という気持ちで向き合う

顎の成長を促し、歯が並ぶスペースを広げるためのアプローチを行います。小さいお子さんの場合は、マウスピース型装置を用いたりします。マウスピース型装置の良いところは取り外しができることです。そのため、歯磨きがしやすく口腔内を衛生的に保ちやすいです。ただ、日中2時間と夜間の装着時間を守らなくてはいけないので、忙しい親御さんの目が届きにくいという難しさがあります。現在では、固定式の拡大装置を装着する矯正治療のほうが、多いですね。装置を着けた直後は違和感もありますが、基本的にはすぐに順応できると思います。

Q子どもの診療で、先生が大切にされていることを教えてください。
A
Y&Y歯科クリニック 子どもの歯並びに対する親の意識が高まってきているという

▲子どもの歯並びに対する親の意識が高まってきているという

歯科医院に来ることを嫌いにならないでほしいというのが当院の願いです。ネガティブなイメージを持ってしまうと、大人になってからも、何か症状がない限り歯科医院には行かなくなってしまいます。1、2歳の子どもたちは怖くて泣いてしまうことがありますが、帰る時には「バイバイ」「また来てね」と言って笑顔で見送ることができるよう心がけています。小学生の低学年ぐらいまでは親御さんがしっかり歯磨きをしてくれますが、高学年や思春期になるとそうはいかないですよね。中学、高校の一時期、歯科の定期検診から離れてしまう人も一定数いますが、せっかく親御さんが守ってくれた口の中ですから、きれいなまま保ってもらいたいと思います。

ドクターからのメッセージ

矢部 裕子副院長

子どもの虫歯の予防も大事です。1歳半検診をきっかけに、定期的に歯科に通っていただく方が多いです。やはり虫歯の発見も早いほうが良いですし、虫歯をつくらないために、どのような生活を心がければ良いのかを保護者の方にも知っていただきたいと思います。理想は妊娠中のお母さまが検診でお越しいただくことです。また、3歳までに定着した飲み込み方は大人になっても続くともいわれていますから、早い時期から咬合育成を始めることも大切。予防の観点からも、何か異常があった時にはすぐ発見できるような生活習慣がベストだと思います。当院では、お子さんがおいしくご飯を食べるための手助けをしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

一期矯正/40万円~、マウスピース型装置を用いた咬合誘導/6万円~(1装置) ※マウスピース型装置だけで治療が終わるケースは少ないです ※マウスピース型装置は永久的に使用できないため、交換の必要性があります

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