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痛みやつらさは極力少なく
「歯科嫌い」の人に安心感を

松本歯科医院

(狛江市/狛江駅)

最終更新日:2023/08/29

松本歯科医院 痛みやつらさは極力少なく 「歯科嫌い」の人に安心感を 松本歯科医院 痛みやつらさは極力少なく 「歯科嫌い」の人に安心感を
  • 保険診療

過去の治療経験により抱いてしまった、歯科医院に対する「痛い、つらい、怖い」というイメージ。そのせいで歯科から足が遠のき、何年も受診していないという人も少なくないだろう。そんな現状を受けて、歯科医院のネガティブなイメージを払拭できるような診療に取り組むのが「松本歯科医院」の松本拓也院長だ。「定期メンテナンスやセルフケアで予防に努めることが、つらい目に合わないための一番の方法です。痛いばかりが歯科ではないことを、知っていただけたら」と話し、歯科への苦手意識や恐怖心を持つ患者への配慮を欠かさない。痛みやつらさの少ない治療の提供を通して、患者が末永く健康な口腔内環境を維持できるよう努める松本院長に、治療の流れや心がけていることなどについて、詳しく話を聞いた。

(取材日2022年10月11日)

できる限り痛みやつらさを抑えて治療を終えることで次の受診につなげ、口腔内環境の維持や向上をめざす

Qしばらく受診していない人には、どんな理由があるのでしょうか?
A
松本歯科医院 患者の気持ちに寄り添った診療を行う松本院長

▲患者の気持ちに寄り添った診療を行う松本院長

過去に治療で痛い、つらい思いをしたことから、歯科に苦手意識を持つ人が多いように見受けられます。治療中、歯科医師に怖いと言えずに我慢したことがある人も少なくないようです。また、しばらく受診していないと、お口の健康管理をさぼっていたと歯科医師に怒られるのでは、と考える方もいて、そうした不安も「歯科嫌い」に拍車をかけているのでしょう。当院では数年ぶりに歯科医院にいらした方や、お口の中の状態がかなり悪くなってから受診した場合でも、決して患者さんを責めるようなことはしません。また、過去に治療で嫌な思いをしたという方にも、お気持ちに寄り添い、通院しやすくなるような配慮をしています。

Q今と昔の歯科診療では、何が違うのでしょうか?
A
松本歯科医院 タブレットを使い、わかりやすく説明してもらえる

▲タブレットを使い、わかりやすく説明してもらえる

昔は歯科といえば症状が悪化してから頼る場所と考える方が多かったように思いますが、近年は歯科医師にも患者さんにも予防歯科の考え方が広まり、痛みが伴う大がかりな治療は減少傾向にあると感じます。予防歯科では将来的にできるだけ天然歯を残すことを目的に、定期的な歯科検診や口の中のクリーニングなどを行います。そうすることで歯を削ったり、抜いたりする事態にならないように歯や歯茎の状態のコントロールに努めるのです。歯科診療は日進月歩とはいえ、今も歯が痛む症状がある場合は治療に多少の痛みが伴うことは避けられませんし、時間もかかるもの。ですから、歯科が苦手な人は定期的なメンテナンスで予防することを心がけましょう。

Q治療の流れや工夫していることについて教えてください。
A
松本歯科医院 通院間隔なども患者のペースに配慮している

▲通院間隔なども患者のペースに配慮している

歯が痛くて仕方がないなど緊急性があれば、まずはそこを治療します。それ以外のケースでは、エックス線撮影などで口の中全体を診査・診断して、大きな問題がなければクリーニングや清掃指導などを実施。クリーニングなどのプロフェッショナルケアには何度か通院の必要がありますが、当院では約1ヵ月ごとにお願いするようにしています。毎週来るのも大変でしょうし、それくらい期間を空けたほうが、ケアによる清潔感や快適さを実感しやすく、通院し続けるモチベーションにもつながるからです。お口の中の状態も考慮しながら、どれくらいのペースなら無理なく継続できそうか、患者さんの気持ちをくんで進めるようにしています。

Q診察の際に心がけていることはありますか?
A
松本歯科医院 痛みやつらさを抑えた治療を心がける

▲痛みやつらさを抑えた治療を心がける

一番は、極力痛みやつらさを抑えた治療をすることです。例えば、「歯石取りが痛いから歯科に行きたくない」という声を耳にすることがあります。それは、歯科衛生士さんが患者さんの歯や歯茎の状態を良くしたいために頑張って歯石を取り除こうとするからなのですが、私の考えとしては、痛みを感じるほど無理に取るよりは、まず「クリーニングは痛くないもの」という認識を持っていただき、メンテナンスに通い続けてもらうことを重視しています。歯科に久しぶりに来て嫌な思いをせずに終われたら、また受診しようと思えるのではないでしょうか。患者さんが定期通院できるようになることこそ、口腔内環境の改善・維持につながると考えています。

Qセルフケア指導についても教えてください。
A
松本歯科医院 患者一人ひとりに合った歯ブラシや歯磨き粉の提案も行っている

▲患者一人ひとりに合った歯ブラシや歯磨き粉の提案も行っている

セルフケアでは磨き方も指導しますが、歯ブラシや歯磨き粉などの道具選びも重要です。適切な道具を使えば清掃効率が上がり、短時間できれいにしやすくなりますから、当院では患者さんに合った歯ブラシや歯磨き粉の提案も行っています。さらにもう一つ、ケア方法として大切なのが、フロスを使用すること。歯と歯の隙間の汚れから虫歯や歯周病になるケースはとても多いので、フロスの使用は予防に有用なんです。とはいえ、毎日フロスを使うとなると、慣れない人にとっては面倒に思えるでしょう。ですから、フロスによるケアの重要性をお話ししつつ、週に2~3回でも取り入れていけるように、少しずつ頑張っていきましょうとお伝えしています。

ドクターからのメッセージ

松本 拓也院長

何かしらの理由で「歯科嫌い」になり、長年受診してない人も多いと思います。ですが、歯科医院は決して痛い、つらい思いをするだけの場所ではありません。また、以前に予約をキャンセルしてしまって、気まずくて行けないと思っている人もいるかもしれませんが、気にしなくても大丈夫。それよりも患者さんのお口の健康が大切ですから、心配せずに受診していただきたいですね。当院では、痛みやつらさの少ない治療や、ケアをする快適さを感じてもらえるような診療を心がけ、通院間隔なども患者さんのペースに配慮しています。不安に寄り添いながら歯科に通う習慣づくりのお手伝いをしたいと思いますので、受診が久しぶりの方もぜひご相談ください。

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