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大谷 一文 院長の独自取材記事

新狭山歯科

(狭山市/新狭山駅)

最終更新日:2026/07/24

大谷一文院長 新狭山歯科 main

新狭山駅北口を出てすぐ、駅に隣接した場所に「新狭山歯科」はある。買い物ついでにも、学校や会社の行き帰りにも立ち寄りやすい好立地で、小さい子どもから高齢者まで多くの患者が訪れる。同院を2020年5月に開業した大谷一文院長は、「歯科医師が理想とする治療と、患者さんが望む治療が同じであるとは限らない」として、患者のニーズの中で最善を尽くす治療を提供。さらに、虫歯や歯周病を生活習慣と結びつく「慢性疾患」と捉え、「防げるものは防ぐ」という予防を軸にした診療を実践している。専門性を要するインプラント治療や矯正のほか、予防歯科にも対応。要望に寄り添い、納得いくまで説明する誠実な診療姿勢が印象的な大谷院長に、同院の診療についてじっくりと話を聞いた。

(取材日2025年11月28日/情報更新日2026年7月15日)

予防を軸に、世代を超えて口の健康を支える

診療の特色と、どのような患者さんが多いのか教えてください。

大谷一文院長 新狭山歯科1

当院は虫歯や歯周病の治療に加えて「できるだけ歯を削らない・抜かない」「防げるものは防ぐ」という予防を軸にした診療を大切にしています。虫歯や歯周病は生活習慣とも深く関わる慢性疾患であり、本来は悪くならない状態を維持していくことが理想です。そのため、痛みが出てから治療するのではなく、定期的なメンテナンスで口の中を整え、治療が必要な状態をつくらないことを基本としています。現在はお子さんから働き世代、ご高齢の方まで幅広い患者さんが通われており、お子さんでは予防目的、大人は過去に治療した歯の管理や歯周病、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方の口腔管理、ご高齢の方では噛む・飲み込む・話すといった口腔機能の維持を目的とした受診が中心です。年代ごとに悩みは異なりますが、「歯を長く残したい」「健康でいたい」という思いに応え、長く通っていただけるかかりつけの歯科医院でありたいと考えています。

治療を始める前には、どのようなお話をされるのでしょうか。

当院では、治療に対する私の考えや方針を初診時にお伝えし、使用する器具なども紹介させていただいた上で、治療を受けるかどうかを患者さんに決定していただいています。歯科医師として考えるお勧めの治療が、必ずしも患者さんにとって最適とは限りません。「今の痛みが取れればそれでいい」とお考えの方もいて当然です。私の意見を押しつけるのではなく、患者さんのニーズや思いをくみ取って納得感のある治療を行うために、カウンセリングを大事にしています。

患者さんの意思を大切にされているのですね。

大谷一文院長 新狭山歯科2

患者さんの体ですから、治療を受けるか受けないか、受けるならどの治療にするのかの決定権は患者さんにあります。歯科医師にできるのは、客観的なデータと専門知識をもとに、口腔内の現状と予想される今後の状態を説明すること。どの材料でどういった治療をすると口腔内にどんな影響があるのか、また治療しない場合はどうなる可能性があるのか、患者さんが理解できるまで話をすることが大切です。その上で、積極的な治療を望まれない方には現状維持という選択肢も含めてご説明し、当院での治療を望む方には、患者さんの希望にマッチした最善の治療を提供していきたいですね。もちろん、より専門的な治療が必要な歯の根の治療の難症例などは、歯科用CTを使ってしっかり診断をしてから提携している大学病院などへ紹介しています。

患者の思いに寄り添う、納得感のある歯科医療を

治療の際に大切にしていることはありますか?

大谷一文院長 新狭山歯科3

治療時の痛みをできる限り軽減することです。局所麻酔は必ず行いますし、薬の温度や針の注入角度、速度などのエビデンスを守ることで、痛みを抑えるようにしています。お子さんや歯科治療が初めての方、痛みに対する恐怖が大きい方の場合は、いきなり治療には入らず、まず歯科医院に慣れてもらうところからステップアップしていくことも多いですね。一度「怖い」「痛い」といった印象を持ってしまうと、歯科医院に足が向かなくなって治療が遅れてしまうリスクがあるからです。特に小さい時に痛い思いをすると、大人になってもなかなか恐怖心が取れません。長く、安心して歯科医院に通ってもらえるよう、ストレスを感じずに治療を受けてもらうことを心がけています。

お子さんの診療で、特に心がけていることはありますか?

お子さんは「何をされるかわからない」という不安や恐怖心がとても強いので、まずは怖がらせないことを一番大切にしています。いきなり治療に入るのではなく、声かけや雰囲気づくりから始めて、「ここは怖くない場所なんだ」と感じてもらうことを重視しています。虫歯は本来すぐにできるものではありませんので、日頃の生活習慣や歯磨きの習慣を保護者と一緒に見直していくことも大切にしています。もし痛みが出てしまった場合でも、「治療すればちゃんと安心できる」という経験をしてもらい、同じことを繰り返さないように防いでいけたらと考えています。

訪問診療にも対応されていると伺いました。

大谷一文院長 新狭山歯科4

高齢化が進む中で、歯科医院に通いたくても通えなくなる方が今後さらに増えてくると考え、当院でも訪問歯科診療を行っています。これまで通ってくださっていた患者さんでも、高齢による歩行困難や、脳梗塞の後遺症などで通院が難しくなる方がいらっしゃいますので、そのような場合には継続的にこちらから伺うようにしています。また、私は歯科医師会にも所属していますので、他院で対応が難しい患者さんをご紹介いただいて診察するケースもあります。訪問診療の数自体は多くはありませんが、通えなくなったからといって口腔ケアが途切れてしまわないよう、その方の状況に合わせた無理のない方法で診療を続けていくことを大切にしています。

健康寿命を支え、地域とともに歩む歯科医院

先生は、一度会社勤めをした後に歯科医師になられているのですね。

大谷一文院長 新狭山歯科5

はい。高校を卒業してから数年間、社会人として会社勤めをしていました。一念発起して歯科医師になろうと思ったのは、会社勤めの先に自分の理想の未来が見えなかったことと、もう一度勉強して大学を卒業したいという気持ちがずっと心の底にあったからです。仕事と両立しながら勉強をして歯学部に入り、勤務医を経て開業しました。仕事のフィールドは変わりましたが、コミュニケーションを通じて相手のニーズをくみ取り、求められるサービスを提供していく仕事の進め方は社会人の頃と変わりません。

新たに分院を開設されたそうですね。

現在、ありがたいことに多くの患者さんにご来院いただいており、ご不便をおかけしている状況が続いています。そうした背景もあり、今年3月に分院を開設しました。当院は駅前立地ですが、分院はショッピングモールの中にあり、24時間ジムや薬局、スーパー、100円ショップ、内科、整骨院などが集まる利便性の高い環境にあります。歯科を起点に、体のことも生活のことも一体で支えられるような、生活動線の中にある歯科医院をめざしています。立地が異なることで来院される患者さんの層も多少変わってくると思いますが、今の「防げるものは防ぐ」「できるだけ歯を残す」という診療の基本方針は変えず、当院と連携しながら、地域のニーズに合わせた歯科医療を提供していきたいと考えています。

最後に、地域の方々へのメッセージをお願いします。

大谷一文院長 新狭山歯科6

歯を守ることは、単に噛める・話せるという機能の問題だけではなく、全身の健康や健康寿命とも深く関わっています。歯がほとんど残っていない方や義歯を使っていない方では、認知症の発症リスクが高くなるという報告もあり、口の中の状態は体の状態と決して切り離せないものだと感じています。だからこそ当院が、歯のことを安心して相談できる場所として、結果的に体全体の健康を支える存在になれるよう努めていきます。何も症状がなくても、半年に1回は歯科でメンテナンスを受ける、それだけでも将来のリスクは大きく変わります。ぜひご自身にとって通いやすい歯科医院を見つけて、歯を守る習慣を続けていただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~、歯列矯正/33万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。