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増田 洋祐 院長の独自取材記事

ますだ皮ふクリニック

(安城市/安城駅)

最終更新日:2019/08/28

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住宅街の一角にある「ますだ皮ふクリニック」。診療では患者とのコミュニケーションを重視。患者が口にしたがらない悩みを引き出し、治療で解決してあげたいと意気込む。「患者さんの中には、こちらが気にならないような小さなあざや傷跡でも、すごく悩んでいるケースが多い」と話すのは増田洋祐院長。十分な診療時間を確保するため、スタッフの協力のもときめ細かい医療サービスを提供している。クリニックでは複数のレーザー治療器を導入。保険診療と自費診療のすみ分けを進め、患者の症例にあわせて、さまざまな選択肢を提供している。そんな増田院長に話を聞いた。
(取材日2016年12月22日)

技術で勝負したい、その思いは今も変わらない

医師をめざしたきっかけと、形成外科の道に進んだ理由を教えてください。

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父が耳鼻科の医師だったので、将来の仕事を考えたとき、真っ先に浮かんだのが医師でした。それに、自分の技術で何かを生み出していく仕事をしたいと思っていたので、当然のように医師をめざしました。形成外科に進もうと決めたのは、研修医の2年目の夏の頃でしょうか。医大に通っている時はどの科に進むのかを決めずに勉強していましたし、研修医になってもすぐには決められませんでした。そんなとき、形成外科の先生と出会いました。研修先の病院には形成外科がなかったのですが、形成外科の先生が週1回来て、皮膚科の中でさまざまなことを行っていました。将来的には自分でクリニックを開きたいと思っていましたし、技術で勝負をしたいと思っていたので、形成外科の先生が患者と接する姿を見て、これだと思いました。

形成外科のどこに魅力を感じていますか。

形成外科の魅力は、ちょっとしたこだわりが結果に出やすいことです。例えば、ケガをした場合でも、そこを縫って治すのか、縫わずに治すのかは医師の判断になります。正直なところ、傷は放置したままでも治るので、そんなにこだわらなくてもいいという考え方もあります。でも、研修医の時に救急外来でケガをして運ばれてきた患者さんを診て、傷跡を残さないようきれいに処置してあげたいという思いが強く沸きました。傷は表から見えるので、傷跡が残ればその子には一生ついて回ってしまいます。それではかわいそうですよね。実際に処置をした際、傷跡も目立たないほどきれいになることを通して、喜びだけでなく充実感も感じました。その経験も、形成外科へ進むきっかけの一つになった気がします。

開業に踏み切る決断をしたのはいつですか。

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大学病院に勤務していると大きな手術を経験できるので、技術を向上させる意味でも、できれば長く勤務したいと思っていました。ただ、開業医という地域に密着した医療の形も素敵なことだと考えていました。それと、いずれは自分の技術で勝負したいと思っていたので、あとはどのタイミングにするかという問題でした。そんな折、父が引退をし、その後を兄が継ぎました。それに刺激を受けたというわけではないのですが、その頃には自分の技術に自信を持てるようになっていたので、1年間の準備期間を経て開業に踏み切りました。

相談しにくい悩みを聞き出す、そのための配慮が重要

大学病院ではどんな治療をされていたのですか。

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形成外科の仕事はあまりよく知られていませんが、大きな病院では重症の火傷の患者さんの治療や、耳鼻科や脳外科などと合同で大きな手術をします。例えば、大きなケガでは、筋肉などが無くなってしまった場合、他の場所から組織を持ってきますが、それを顕微鏡で見ながら血管をつなぐといった手術も担当します。治療が全身に及ぶため、幅広い知識が求められますし、一人ではできないので複数の形成外科の医師とチームを組んで手術します。とても奥が深い分野です。大変だと思う時もありましたが、頑張れば患者さんの回復も早く、どんどん元気になっていく姿を見られるので、とてもやりがいを感じましたね。クリニックを開業してからは、そうした大きな手術をする機会はありませんが、大学病院での経験を生かして、患者さんの治療にあたっています。

クリニックの設計でこだわった点を教えてください。

クリニックは設計段階から設計士さんと話し合い、私の意見を取り入れてもらいました。最もこだわったのは、クリニックの雰囲気です。そもそも病院は、できれば行きたくない場所ですよね。だから、窮屈だったり圧迫感があるともっと嫌いになってしまいます。そのため、患者さんが落ち着けるよう、天井も高くして開放的な雰囲気にしたり、ホテルのような雰囲気の受付にしたりして、病院らしくない雰囲気をイメージしました。お子さん連れの女性にもやさしい設計になってますよ。例えば、女性用のトイレはベビーカーでも入れるよう広めに設計してありますし、お子さんが飽きないようにキッズスペースも設けました。

診療で心がけていることはありますか?

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基本的なことかもしれませんが、患者さんの話をしっかり聞いて、どんなことで悩んでいるのかを引き出し、それに対して対処法をしっかり示してあげることが最も大切だと思っています。特に皮膚の悩みは、こちらが見過ごしてしまいそうな小さなしみやニキビでも、患者さんはすごく悩んでいることがあります。ですから、患者さんの立場に立って、患者さんの言葉に耳を傾けなければなりません。それでも、女性の場合などは、初対面の男性の医師に話しづらいこともあるようです。なので、患者さんが待合室にいる間に、あらかじめスタッフに症状や悩みを聞いてもらい、その後の診察に生かしています。ワンクッション置くことで、かなりリラックスする患者さんも多いですね。それと、カルテ操作もクラークをつけて手伝ってもらっています。そうすることで、私は診察に集中できますし、患者さんとのコミュニケーションの時間がたっぷりとれるんですよ。

患者には、一歩進んだ治療法を提案していきたい

印象的な患者さんとのエピソードをお聞かせください。

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研修医時代の話なのですが、がんの手術を控えた患者さんと担当医の先生が手術についての話をしていたときのことです。当時、その場に私も同席をしており、担当医の先生が手術の内容など、詳しく患者さんに説明をしていました。そして最後に「何か質問はありますか」と聞くと、患者さんから「傷跡は残りますか」と聞いてこられたんです。生死にかかわる大きな手術についての話の中で、最後の質問が見た目に関する話だったのでとても驚きました。その一方で、傷跡が残るということが患者さんにとって重要なことだということも再認識し、形成外科の責任の重さと、この仕事のやりがいを感じましたね。だから、開業時には、ちょっとしたあざでもできるだけきれいに治してあげたいと思い、レーザー治療器を何種類か導入し、患者さんが抱える悩みを可能な限り解決できる環境も整えました。

開業して半年たちましたが、今後の方針を教えてください。

当クリニックには保険診療と自費診療がありますが、今後はすみ分けをさらに進めて、患者さんにさまざまな選択肢を提供していきたいと思っています。保険治療で言えば、アトピー性皮膚炎の痒みに対してや、白斑という皮膚が白くなる疾患には光治療が効いたり、子どものアザ治療にはレーザー治療が効いたり、その同様の機械を使って今度は自費診療でシミ治療したりと、どちらもオールマイティに診療することができるクリニックをめざしたいです。クリニックにはレーザー治療器他、何種類もあり、患者さんの症例に応じて幅広い選択肢を提案しています。相談だけでも構わないので、お気軽に来院してください。

最後ですが、読者へのメッセージをお願いします。

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開業以来、年齢や性別を問わず、たくさんの患者さんに来ていただいていますが、皮膚科の患者さんがもっと増えてくれるとうれしいです。先日来た患者さんも、長い間皮膚の悩みを抱えていましたが、どこの病院に行ったらいいのかわからなかったため、治療をしないままになっていました。当クリニックでは、形成外科だけでなく、皮膚の悩みにも幅広く対応しているので、治療をする・しないにかかわらず、まずは相談していただければ悩みが解決すると思います。また、最近では、小学校入学前のお子さんの受診が増えています。症例はさまざまですが、あざや傷あとが気になり、小学校に入ってから、からかわれるのではないか心配になって来るケースがみられます。症例によっては、小さいうちに処置をしたほうがあとが残らないケースもあるので、心配されているお母さんは気軽に相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザー治療…Qスイッチルビーレーザー350円(税別)/1発~
※レーザーの種類によって異なりますので、お問い合わせください。

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