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小松原 亮 院長の独自取材記事

リョウこどもとアレルギークリニック

(安城市/桜井駅)

最終更新日:2022/06/17

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名鉄西尾線桜井駅近く、住宅地の一角に「リョウこどもとアレルギークリニック」がある。この地域はファミリー世帯が多く、同院にも毎日多くの子どもたちが来院している。れんがの外壁や診察室のパステルカラーの壁紙、ステンドグラスの装飾など、アンティーク調にまとめられた同院は、子どもと母親双方が入りやすい雰囲気だ。院長の小松原亮先生は、穏やかな人柄で親近感を感じさせるドクター。日本アレルギー学会認定アレルギー専門医であり、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなど、さまざまなアレルギーに対する専門的な診療を行っている。自身も2児の父であり、接し方や説明の仕方などで患者の子どもたちや母親を優しく気遣うことも忘れない。そんな小松原先生に、治療に関することや診療への思いを語ってもらった。

(取材日2017年1月17日)

スポーツ医学がきっかけで医師の道を選択

先生が医師をめざした経緯を教えてください。

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テレビで見たニュースがきっかけです。僕が中学生の頃はJリーグが始まったばかりで、毎日のようにニュースで取り上げられていました。その中で、各チームにはスポーツ医学を専門にしている医師が在籍しているということを知ったんです。そんな職業があるんだと思い、スポーツ医学に興味を持って医師になろうと決意しました。でも、進学した山梨医科大学医学部(現・山梨大学医学部)にはスポーツ医学がなくて……。それでも医療についていろいろと学ぶうちに、小児科に興味を持つようになりました。昔から子どもが好きでしたから。小児科なら、子どもの成長を見守ることができるし、やりがいを感じたんです。卒業後に勤務していた総合病院では、アレルギー専門の先生にお世話になりました。そこで多くのことを学び、小児科の中でも特にアレルギー疾患を中心に診るようになりました。

院名や設計でこだわった部分を教えてください。

院名は、いくつかの候補から、文字数を考えて決めました。カタカナにしたり「こどもと」という変わった名前にしたりしています。院名を見てすぐにどんなクリニックなのかわかるようにしたいという思いもありました。当院を設計するにあたり、アンティーク調の店を設計したことのある建築士に依頼しました。優しい雰囲気のクリニックなら子どもたちも通いやすいだろうし、お母さんたちもやわらかい雰囲気が好きだろうなと思ったんです。壁紙の色やれんが、タイルなど、院内のさまざまな部分にこだわっています。

子どもたちはどんな症状で来院していますか?

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当院は小児全般を診ているので、やはり多いのは風邪に代表される感染症になります。アレルギー疾患で通院する人は全体の3分の1くらいです。また、乳児健診や予防接種も行っています。当院ではアレルギー疾患に対する専門的な診療が可能です。例えば食物アレルギーは、この数年で治療方針が大きく変わりました。以前は、アレルギー反応がでる食物は完全に取り除きましょうという方針でしたが、今は食べられるものがあれば食べていきましょうという方針です。ですが、無理に食べて危険な目にあってはいけません。そこで適切に指導するのがアレルギーを専門的に診れる医師の役割です。乳幼児期に発症した食物アレルギーは、成長とともに改善していくと言われています。しかし、治るスピードには個人差があるので、当院で適切に経過を観察していきます。

親たちの心配を解きほぐすのも医師の務め

診察時に心がけていることは何ですか?

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患者は子どもたちなので、怖がらせないようにできるだけ努力しています。特に会話するときはマスクを外すようにしています。マスクをした知らない人が目の前にいたら、子どもたちにとっては恐怖ですよね。診察時は、僕が感染症をもらってしまわないようにマスクをしていますが、会話するときや乳児健診、予防接種のときはマスクをできる限り着用しません。スタッフにも、状況に応じて可能な限りマスクを外して会話するように伝えています。

今、インターネット上でたくさんの医療情報がありますね。

そうですね。今はインターネットで検索すればたくさんの情報を得られます。例えば、熱があって、発疹があって、目も赤いと検索すると、はしかや川崎病などの病気がヒットします。誰もが医療に関して調べられるのは良い部分がありますが、過剰に心配する原因にもなっています。中には、症状的にそれはありえないだろうという病気を心配して来院されるお母さんもいました。そうしたお母さんたちの心配を解きほぐすのも医師の務めです。お子さんの症状を見て、なんだろうと検索するのは子どもに対する親の自然な愛情だと思います。でも、不安になるのは良くないので、きちんと説明して心配を取り除いていきます。

待ち時間を短縮させる取り組みもあるそうですね。

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当院では、初診時にカードを作成して、2回目以降はインターネットで予約ができるシステムを導入しています。混雑状況がわかるので、自宅でチェックしてから時間に合わせて来院しても大丈夫です。ただ、待ち時間を短くすることだけを考えていると、一人ひとりに充てる時間が短くなるし、時間をかけて診察すると待ち時間が長くなります。難しい問題です。特にアレルギー疾患は説明にどうしても時間が必要です。それで、当院にはアレルギーに関する専門知識を持った看護師が在籍しています。アレルギーに関する豊富な知識を持ち、指導もできるので、僕は診察に集中することができます。役割を分担することで、診察時間を短縮しながらも患者さんの満足度を高められます。当院の小児アレルギーに関する説明・指導を担当するスタッフは女性なので、お母さん方には話しやすいと思います。

アレルギーに対する診療をさらに重視していきたい

待合室には手紙や似顔絵が飾られていますね。

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診察した子どもたちにもらいました。最初は手紙や似顔絵を大切に保管していたんですが、せっかくなら飾っておこうと思い、専用のスペースをつくりました。手紙や似顔絵は診察のときに直接子どもたちからもらうんですが、うれしいですね。また、先日親御さんから「他の先生では、いつも泣いてしまうので、この子は亮先生の所じゃないとだめなんです」と言われたのですが、本当にうれしかったですし、このようなことが、とても励みになります。

今後の展望を教えてください。

アレルギー疾患に対する診療をさらに重視していきたいと考えています。僕が開業した理由は、地域医療としてアレルギー疾患を診たかったからです。大きな病院に行かなくても、町のクリニックで専門的な治療が受けられるようにしたい。そんな思いを持っています。子どもたちのアレルギー疾患は年々増加しています。今後も重要な分野であることは間違いないので、当院の強みを全面的に押し出していきたいです。また、子どもたちが楽しく当院に通えるようにしていきたいと考えています。「リョウ先生のところだから行きたい」と言ってもらえるクリニックにすることを目標にしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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アレルギーの症状は、判断が難しい場合があります。例えば、じんましんがあるとアレルギーを心配するかもしれませんが、そうじゃないこともあります。現在は、大きな病院だけでなく、町のクリニックでもアレルギーを専門に扱っているところがあります。1人で悩むのではなく、まずは気軽に相談して正しく診断してもらうことをお勧めします。大きな病院に行かなくてもクリニックで十分治療できることもあります。小児科の先生は優しい先生が多いので、心配なことがあれば気軽に相談してみてください。

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