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山田 智彦 院長の独自取材記事

銀座整形外科

(中央区/銀座駅)

最終更新日:2026/06/05

山田智彦院長 銀座整形外科 main

銀座駅から徒歩3分という好立地にある「銀座整形外科」。2013年に山田智彦院長が開業して以来、全国から長引く痛みに悩む患者が訪れる。同院ではなかなか治らない腰痛、肩凝り、首痛といった慢性的な痛みや、手足のしびれなどに対し、全身の大小筋肉の緊張に着目した「まったく新しい概念」に基づく診療を中心に行っている。その中核を成すのが、筋肉の異常な緊張の緩和を図る「K点ブロック注射」だ。先進の超音波診断装置で原因を可視化し、Cアームと呼ばれる大学病院クラスの外科用エックス線透視装置を駆使。安全で精密な治療をめざす。そんな院長の痛みを諦めない姿勢の背景には、自身の壮絶な闘病生活を通して患者の不安を痛感した日々があったという。痛みに苦しむ人々の「最後の砦」となるべく奮闘する院長に、診療への思いを聞いた。

(取材日2026年4月27日)

筋緊張と多様な症状との関連を研究した経験を生かして

診療の特徴を教えてください。

山田智彦院長 銀座整形外科1

最大の特徴は、痛みのある局所を診るだけでなく、痛みの根本原因を探る「森を見る治療」を行う点です。特に長引く腰痛や肩凝りなどは、筋肉の緊張が複雑に絡み合って起きることが多くあります。そこで当院では新世代の超音波診断装置を導入し、全身の筋肉の緊張状態をリアルタイムに可視化・定量化します。これにより、筋肉の緊張緩和を目的とするK点ブロック注射などにフォーカスした、より適切な診断と治療を提供できるのが強みです。また、クリニックでありながらCアームという大学病院クラスの外科用エックス線透視装置を完備しているのも大きな特徴です。背骨の周りや股関節、足の奥深くの関節などへのブロック注射は誰もが不安に思われますが、このCアームによりミリ単位の精度でターゲットにアプローチできます。K点ブロック注射と合わせ、いかなる部位の深い痛みにも恐怖心を極力与えず、安全性と確実性を追求した治療ができると自負しています。

ラグジュアリーホテルのような、すてきな院内ですね。

ありがとうございます。実は、このホテルのような内装に当院の治療方針が深く根づいています。当院は、長引く痛みや手足のしびれなどに対して、筋肉の緊張に着目した治療を行っていますが、痛みを抱えた方はどうしても心身ともに緊張し、こわばった状態で来院されます。そのため、まずはエントランスや待合室に入った瞬間にほっと息をつき、リラックスしていただくことが治療の第一歩と考えたのです。従来のクリニックらしい無機質な空間ではなく、温かみがあり落ち着いて過ごせる空間にこだわりました。

先生が医師をめざされた道のり、整形外科を選ばれた理由も教えてください。

山田智彦院長 銀座整形外科2

医療や法曹の道に進む者が多い家系だったことが一つの理由です。父は小児股関節疾患において、さまざまな方面から信頼を得ていたエキスパートで、スポーツ整形外科の先駆け的な整形外科医師でした。母方の祖父は東京帝国大学(現・東京大学)の法学部を首席卒業した裁判官・弁護士。また、東京大学医学部に進学し、現在大学主任教授である従兄弟の背中を追い、私自身も従兄弟と同じ聖光学院で学問を探求しました。幼い頃は発明家が夢でしたが、こうした背景もあり最終的に医師の道を選びました。その後大きな転機となったのは、研修を終えた頃私自身が首のヘルニアで半身まひとなり、2度の手術を経験したこと。ベッドの上で痛みに耐えながら当時の脊椎治療の限界を知り、幼少期からの「物事の根本的な仕組みを解き明かしたい」という探求心に火がつきました。「それなら自分が脊椎や痛みの根本治療を確立しよう」と決意し、父と同じ整形外科道へ進みました。

保険診療に特化しつつ、諦めない治療に挑む

開業までのご経歴もお聞かせください。

山田智彦院長 銀座整形外科3

鹿児島大学医学部卒業後は横浜市立大学附属病院で初期研修を受け、横須賀共済病院整形外科に入職しました。途中、約2年にわたり在サウジアラビア日本国大使館でイラク戦争下での医療的邦人保護に従事した経験もあります。その後、日本鋼管病院で脊椎診療の専門性を深め、まだ先進的な治療だった経皮的内視鏡下椎間板摘出術を習得するために愛知県のクリニックで研鑽を積みました。開業したのは2013年。銀座を選んだのは東京駅周辺よりも日本各地からのアクセスが良好だからです。実際に、どこへ相談しても解決しない悩みを抱えて全国から患者さまが来られます。

痛みの根本的な原因についてどうお考えですか。

「痛みを感じるその場所、つまり局所に原因があるとは限らない」と考えています。例えば、腰が痛いからと腰だけを揉んで温めても、根本的な解決にはなりません。人間の体はすべてつながっているため、首の緊張が腰痛を引き起こすこともあります。一方で筋肉が過度に緊張して硬くなると、血流が悪くなり、神経が刺激されたことによる痛みからさらに筋肉がこわばるなど悪循環に陥ることもあります。また、痛みの原因は人それぞれです。筋肉の異常な緊張が原因となる方もいれば、脊椎や股関節といった、深い関節そのものにアプローチが必要な方もいらっしゃいます。だからこそ当院は、筋肉由来の痛みにK点ブロック注射を行い、深い関節や神経由来の痛みなどにはCアームを用いた透視下で精密にさまざまな注射を行うという、網羅的に痛みを撃退できるような体制を整えています。

保険診療のみに特化しているのはなぜですか。

山田智彦院長 銀座整形外科4

近年、整形外科領域で再生医療への注目度が高まり、自由診療で再生医療を行うクリニックも増えていますが、必ず問題が解決できるとは限りません。また、現在行われている整形外科領域の再生医療は他の多くの施設で行われているのに対し、当院が行う、全身の筋緊張を和らげるためのK点ブロック注射を軸とした、筋肉の緊張に着目するまったく新しい概念に基づく診療は、他に行っている施設はほぼありません。また、K点ブロック注射は保険診療ですが、検査、治療、アフターフォローまできめ細かな対応が必要なため自由診療で提供するのが一般的です。しかし、私には自ら患者として苦しんだ過去がありますから、同じように苦しまれている方に保険診療の手技として提供したいと考えました。それは、私が開業した理由でもあります。

患者の痛みに寄り添い、より良い治療法を追求

診療をされる際、大切にしていることは何ですか?

山田智彦院長 銀座整形外科5

患者さまが訴える痛みを「絶対に気のせいにしない、諦めない」ことです。エックス線画像に異常が映らなくても、患者さまが痛いとおっしゃるなら、そこには必ず原因が潜んでいると考えるのです。私が病に倒れた際も「必ずもっと良い治療法があるはずだ」と探求し続けてきました。その執念があるからこそ、あらゆる可能性を踏まえて根本原因を見つけ出せるのだと信じています。目の前の患者さまの「治りたい」という思いに決してさじを投げず、最後まで全力で応えたいです。

今後の展望をお聞かせください。

骨だけでなく筋肉の異常な緊張を可視化し、根本から解きほぐすことをめざす当院のアプローチを、長引く痛みで悩む方々にとって「当たり前の選択肢」にしていくことです。私自身が痛みに苦しみ、当時の治療指針に限界を感じたからこそ、この治療法をさらに研ぎ澄まし、より多くの方に届けていきたい。この銀座の地で「どこに行っても治らなかったけれど、ここに来てようやく原因がわかって痛みが取れた」と言っていただけるような、「最後の砦」「駆け込み寺」としての役割をより強固にしていきます。スタッフにも当院の治療をしっかり理解してほしいので、診療放射線技師、看護師、受付の全員をパートではなく常勤としました。スタッフ全員が患者さま一人ひとりを十分に理解し、一丸で温かい医療を届け続けたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

山田智彦院長 銀座整形外科6

長年、さまざまな治療を試しても治らない慢性的な痛み。それは決して患者さまのせいでも、年齢のせいでもありません。当院では、全身の筋肉の異常な緊張の他、背骨や深い関節の奥などに潜むあらゆる痛みの原因を逃さぬよう、組織弾性をリアルタイムに測定できる超音波診断装置やCアームを完備。筋肉の緊張にはK点ブロック注射で根本改善をめざし、深い関節の痛みにはCアームによるミリ単位の精密な注射で安全性・確実性にこだわったアプローチをいたします。そして何より大切なのは、安心感。当院では院長である私が診断から注射、ストレッチ指導まで一貫して担当する他、スタッフ全員が通院される方のお顔や治療内容を把握し、「痛みの駆け込み寺」として温かく見守ります。どんな小さな不安でも、一人で抱えず気軽に当院の扉を叩いてください。