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木曽 祐美 院長の独自取材記事

立川さくら歯科クリニック

(立川市/立川駅)

最終更新日:2021/10/12

木曽祐美院長 立川さくら歯科クリニック main

立川駅より徒歩5分、賑やかな商業施設の中にある「立川さくら歯科クリニック」。2016年2月に開院したばかりだが、買い物がてら立ち寄る人が多く、すっかり地域に溶け込んでいるようだ。木曽祐美院長をはじめ女性スタッフが中心になり、患者と積極的にコミュニケーションを図っている。「この地域は患者さんが幅広いので、いろいろな悩みに対応できるように心がけています」と木曽院長。自身が2児の母ということもあり、妊婦や親子連れの患者には経験をもとにアドバイスをしている。「保育園や小学校の歯科検診では見つけられない虫歯もあります。ぜひ歯科医院の検診も受けてくださいね」と木曽院長は訴える。子どもの歯を守るために大切なことや、地域の歯科医療への思いを聞いた。

(取材日2016年11月15日)

買い物がてら、気軽に立ち寄れる歯科クリニック

歯科医師になったきっかけと経歴を教えてください。

木曽祐美院長 立川さくら歯科クリニック1

祖父と祖母が歯科医師だったので、その影響が大きいです。中学生の頃に、父と進路の話をしたときに歯科医師を勧められ、医療系を意識するように。高校2年生の頃には歯科医師を本格的にめざし、1996年に日本大学松戸歯学部に入学しました。卒業後は各地の歯科医院に勤めて、年齢も症状もさまざまな患者さんを診ました。それこそ小児歯科から義歯まで。おかげで幅広く対応できる経験を積めました。当院にお越しいただければ、どんな症状でもしっかり診ます。深い親知らずや口腔外科の手術は総合病院を紹介することもありますが、術後の抜糸や消毒などの処置は当院で可能です。

商業施設の中にある歯科クリニックは珍しいですね。

患者さんには、買い物がてら通院できて便利だと言われます。中には買い物中に当院を知り、その場で診察を希望される方も。「そういえば歯医者さんに行ってなかったな」と気づいて立ち寄ってくださるんですよ。当院は予約もできますが、当日お越しいただいても診察可能です。これは、思い立ったが吉日という方や、急に歯が痛くなった方に対応したいと思っているからです。来てくださったからには、安心してお帰りいただきたいという気持ち。それに痛いのを我慢するのはつらいですよね。とても混んでいるときに緊急性のない方がいらしたときは、お待たせしないように後日の予約を提案することはあります。

スタッフは女性中心だそうですが、地域の患者さんはいかがですか。

男性と女性は半々くらいの割合です。お子さん連れで来てくださるお母さんもいれば、仕事帰りに来られる男性も。私もスタッフも会話を心がけているので、親しみを感じていただけたらうれしいですね。年齢層はとても幅広いです。立川駅周辺には幼稚園や小学校があるので、お子さんもよく来られますよ。特に未就学児童が多いと思います。

女性ならではの歯の悩みはどのようなことがありますか。

木曽祐美院長 立川さくら歯科クリニック2

女性は妊娠、出産、更年期障害、閉経などがあり、男性より歯に影響が出やすいことでしょう。例えば妊娠中はつわり、出産後は多忙で歯磨きができない方が多いんです。子育てが一段落して歯科に行くと、すでにかなり悪くなってしまっているケースもあります。更年期障害になると触られるのが苦手になったり、閉経後は歯槽膿漏になったり。ホルモンのバランスも影響しているのかな、と思います。男性はライフスタイルの変化が少ないものの、仕事が忙しくて来院できず、お口の状態が悪くなってしまう方もいます。

自身の経験から妊婦や親子の診察にも工夫を施す

院長は2児のお母さんと伺っています。ご自身の経験は診察に役立っていますか。

木曽祐美院長 立川さくら歯科クリニック3

治療に来られるお母さんへの対応が変わりましたね。独身時代は教科書どおりに、「お子さんに虫歯ができるのはお母さんの責任ですから」と、ちょっと強めに言うこともあったんです。「甘いものをだらだら食べさせちゃダメ」とか。お子さんの歯を守りたい一心でした。まぁ、実際は無理ですよね(笑)。自分で育児をしたらわかりました。お友達にお菓子をもらったら、断るわけにもいかないでしょう。お付き合いもあるので、気にしすぎないほうがよいのではないかと思っています。甘いものを食べたら、すぐに水を飲んだりうがいをしたりする。いただくのは1日1個にする。こういった無理なく守れるゆるやかなルールを作っておくのがお勧めです。

妊娠中の方もいらっしゃるそうですが、どのような配慮をされているのでしょうか。

妊娠後期の妊婦さんは、ユニットを倒すとお腹の重みで気分が悪くなってしまう方もいるので、姿勢には気をつけています。麻酔やレントゲンは妊娠中でもほぼ影響はないといわれていますが、気にする方もいるので丁寧に説明するようにしています。要望もできる限りうかがいますよ。以前、何か飲んでいないと気持ち悪くなってしまうという方がいて、ドリンクを飲んでもらいながら治療をしたこともありました。妊婦さんの悩みとしては、食の好みが変わって甘いものばかり食べたくなるケース。これは仕方がないことですよね。気にしてストレスがたまるのもよくありません。安定期に入ったら歯のクリーニングに行こう、と前向きに思っていただきたいですね。妊婦さんのつらさが少しでもやわらぐように努めたいと思っています。

お子さんへの対応も変わりましたか。

木曽祐美院長 立川さくら歯科クリニック4

治療を頑張ってもらう工夫をするようになりました。プレゼントを用意しておいて、頑張ったお子さんにさしあげています。ただし、治療の前にはプレゼントがあることを言わないし、治療ができなかった子にはあげません。お子さん自身のために、自主的に治療ができるようになってほしいので、厳しくけじめをつけています。お母さんは、「歯医者さんの後はオモチャを買ってあげるから」とつい言ってしまいがち。オモチャは頑張ったとき限定のごほうびにしてはいかがでしょうか。お子さんのやる気もさらにアップすると思います(笑)。

歯科医院の定期検診の大切さを広く伝えていく

お子さんを持つお母さんに知っていただきたいことは?

木曽祐美院長 立川さくら歯科クリニック5

歯科医院で行う定期検診の大切さですね。幼稚園や小学校の歯科検診だけでは、虫歯を見つけられないことがあるからです。検診で虫歯がないと言われても、しばらく経てば穴があくほどの虫歯が見つかるケースもあります。小さいお子さんは歯と歯の間が虫歯になりやすく、見つかりにくいんですよ。学校の検診はレントゲンを撮らないので、わからないこともあります。当院ではお子さんの歯みがき指導も行っているので、定期的にお越しいただきたいですね。

お子さんは何歳頃から通院を始めればいいのでしょうか。

お口のチェックは歯が生えたタイミングです。でもクリニックの雰囲気に早く慣れておいたほうが後々の治療がスムーズ。私やスタッフと顔見知りになり、場所慣れもしておいたほうがいいと思います。お母さんの治療のときにぜひ一緒にお越しくださいね。実は私の子どもたちも主人に連れてきてもらっているんですよ(笑)。そのせいもあって、上の子は院内でも大丈夫そうでした。当院はバリアフリーにしているので、診察室までベビーカーも入れます。泣いてしまうお子さんは、お母さんの診察中に抱っこしていてもらうこともありますよ。

歯科医師としてお母さんとして、忙しい日々を送っていらっしゃいますね。

当院の休診日は祝祭日のみなので、院内にいる時間が多いですね。休日は家事をしたり、子どもたちとランチに出かけたりして過ごします。自分の趣味を楽しめるのはまだ先になりそうです。患者さんからは、「日曜日も診察しているから通いやすい」と言われることもあり、やりがいにつながっています。

今後はどのようなクリニックをめざしているのでしょうか。

木曽祐美院長 立川さくら歯科クリニック6

どなたでも気軽に入ってこられるような、親しみやすいクリニックが目標です。歯科医院は来たくない場所ですよね。なるべく痛くないような治療を心がけ、その印象を少しでもプラスに変えること。「気になるところがあるから寄ろうかな」と思っていただけたらうれしいですね。患者さんの要望もできる限り伺います。患者さんの層が幅広い地域なので、一人ひとりに合わせたコミュニケーションも大切にしていきたいと思います。心配なことがあれば、何でも相談してくださいね。

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