全国のドクター8,884人の想いを取材
クリニック・病院 161,496件の情報を掲載(2020年1月18日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 目黒区
  4. 祐天寺駅
  5. 祐天寺おひさまこどもクリニック
  6. 吉田 雅樹 院長

吉田 雅樹 院長の独自取材記事

祐天寺おひさまこどもクリニック

(目黒区/祐天寺駅)

最終更新日:2019/08/28

179168

東急東横線・祐天寺駅から徒歩5分の好立地にある「祐天寺おひさまこどもクリニック」は開院間もない小児科クリニック。院長の吉田雅樹先生は、千葉大学医学部付属病院、国立成育医療センター、千葉県こども病院など、10年以上、第一線の小児科の臨床現場で経験を積んだ後、念願だった地域のかかりつけ医院を開院。自然光が豊かに降り注ぐ真新しいクリニックに足を踏み入れると、太陽やかわいい動物たちが描かれた壁一面のイラストが目に入り、ワクワクするような空間が広がっている。インタビューでは、終始、笑顔とともに和やかな雰囲気で受け答えする姿に、子どもたちとすぐに打ち解ける人柄であることがすぐに伝わってきた。吉田院長に小児科診療への思いや今後の展望などについてじっくりと語ってもらった。
(取材日2016年10月13日)

患者家族のライフスタイルに合わせて朝8時から診療

診療時間がとても長いのが特徴的ですね。

1

平日は午前8時から正午、午後4時から7時までが診療時間です。診療時間を長く設定したのは、共働きのご両親のお役に立ちたいという思いからです。午前8時からクリニックが開いていると、保育園に預ける前に診療を受けることができます。またインフルエンザなど感染症の場合は、保育園によっては完治後に「治癒証明書」や「登園許可書」の提出が必要なことも。そんな時も、朝イチで受診すれば、その日から預けることができます。同時に子どもにとっても必要ないお休みが一日少なくなるので、朝8時からクリニックが開いていることは親子にとって良いことだと考えました。それに、単純に早起きすることは健康にもいいですしね(笑)。おかげさまで、働く親御さんからも長い診療時間は好評です。

診療で大切にしていることを教えてください。

まずは極力子どもを泣かさないように気を付けています。泣いてしまうと胸の音を聞いても正確な診断ができませんし、その他、いろいろと診察が制限されてしまいますので。私もスタッフも白衣を着ていないのも、内装を楽しい雰囲気にしたのも、お子さんが怖がらないようにという思いからです。実際の診療では常に先進的な知見に基づいた医療を提供し続けるため、学会などに積極的に参加して情報収集をした上で、それが本当に適切なのかを検討を重ねた上で取捨選択していきます。これまでの長い臨床経験を生かしながら、地域のかかりつけ医として病気の時だけでなく、子どもたちが成長する過程で直面するさまざまな問題にも取り組んでいきたいですね。ちなみにロゴマークのタヌキはどう見ても私です(笑)。タヌキ先生とゆかいな仲間たちという感じで、皆さまをお迎えしています。

クリニック名をはじめ、全体的にとてもかわいらしい印象です。

2

クリニック名は私がつけました。「おひさま」という言葉は、第一に子どもらしくかわいくわかりやすい印象なので。そして、太陽はすべての命の源ですからね。そして、このクリニックが子ども達を照らすような存在でありたいという願いも込めました。内装はとにかく子ども達が楽しめる環境にしようと明るい雰囲気にしました。待ち合いの壁一面の絵は、まさにそれを象徴しています。具体的な設備としては、プレイコーナーやベビーベッドを設置し、トイレにはおむつ交換スペースとベビーチェアを用意しています。待ち合いをL字型にして、大きなお子さんやご両親がリラックスできる落ち着いた雰囲気のスペースも確保して、さまざまな方にとって心地よい空間をつくるために工夫しました。またベビーカーのまま2階に上がれるエレベーターがあり、ベビーカー置き場もあります。

クリニックだからこそ患者の日常感を壊さないように

先生が医師を志したきっかけは何ですか?

3

きっかけは子どもの頃に通っていたかかりつけ医院の先生です。その先生は優しくていつも穏やかな笑顔で患者の私を迎えてくださって、子どもながらにその医院に行くと大きな安心感がありました。親にも「ほかの病院は嫌だ、その病院がいい」と言っていたほどです。「将来何になりたい?」と母親に聞かれて、無邪気に「その先生みたいになる!」と答えていましたね。不思議とそれが現実になって今があるという感じです。その先生のことはいつも心にあったので、開業したいという思いをずっと持ち続けていました。ですので、その先生のように地域密着型のクリニックを開院することができて、大きな喜びを感じています。

小児科を専門に選んだ経緯や学生時代について教えてください。

実は最初から小児科志望ではなく、卒業後に専門にしようと決めました。というのも、先ほどお話しした憧れのかかりつけの先生も小児科専門でなく内科も標榜されていて、本当に「町のお医者さん」という方だったからです。もともとは小児科の医師だったらしいですけど、開業してから内科も始めたそうです。私もその先生のようになりたいと思って、まずは小児科を勉強してから内科に移ろうと考えていました。そうしたら、小児科にどっぷりはまってしまったというか(笑)、小児科が自分の性に合っていたようです。それでそのまま小児科を専門にすることにしました。勤務医時代は小児科の中でも腎臓を専門にしていました。開業後は地域の子ども達を広く受け入れるため、小児一般を診療しています。

大学病院、国立・県立病院での経験が長いですが、クリニックとの違いは?

4

10年以上の臨床経験を通じて思うのは、地域のクリニックは日常にあるもので、総合病院は非日常だということですね。患者さんが抱くイメージもクリニックは外来で総合病院は入院という印象があるのではないでしょうか。クリニックは気軽に行ける場所でありたいと考えています。ちょっと鼻水が出たくらいでも、子どもの成長のことでちょっと相談に来ましたと足を運べるような、地域に開かれていることが大切だと思います。医師の立場も両者では違います。総合病院の医師は患者さんが仮に非日常の生活になってしまったとしてもまずは病気にしっかり対応するのが第一ですが、クリニックは患者さんの日常感を壊さないようにすることが大切だと思います。

病気だけでなく育児の困り事を総合的に手助けしたい

小児科の医師としてやりがいを感じるのはどのような時ですか?

5

まずは単純に子どもと接するのが楽しいですね。子どもと会話したり、子どもと接する時間そのものが充実感をもたらしてくれます。また小児科は、内科などと違ってほとんどの場合、子ども達が割と短い期間で完治して元気に「バイバーイ!」と帰っていくので雰囲気も明るく、そういう点も小児科は自分に合っていたのかなと思います。生まれてから15歳までが小児科の範囲で、その間の心身の変化はとても大きいので診療で難しい面もありますが、その分、やりがいも大きいですね。

ところで、休日はどのように過ごしていますか?

温泉と旅行です。温泉は妻と一緒に出掛けます。お湯につかると気持ちよくリラックスできるので、いいリフレッシュになっています。そして温泉のもう一つの楽しみが、その土地のおいしい食べ物。食べ歩きが好きなので、「食」も温泉に出かける大きな動機になっています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

6

地域のクリニックは住民の皆さんにとって日常生活の一部として存在すべきだと考えています。気になることがあったら「どうしようかな?」ではなく、いつでも気軽に受診していただきたいですね。予防接種や健診も行っていますので、そのような時にも心配なことがあれば何でも声をかけてください。地域密着のプライマリ・ケア(総合的な医療)ですので、単に病気になったから薬を出すというだけでなく、例えば育児相談や発達の問題とか、親御さんが育児をする中で困ったことがあればサポートしたり手を差し伸べて差し上げたいと強く思っています。今後は勉強会というか、いろんな病気のことをお話するような機会もつくれたらと考えています。地域に開かれたクリニックとしてお子さんの成長を見守っていきたいと考えていますので、近所にちょっと出かける感覚でぜひお立ち寄りください。

Access