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重大な病気のサインを見逃さない
脳卒中予防のためのMRI検査

杉田ファミリークリニック

(横浜市磯子区/新杉田駅)

最終更新日:2020/08/13

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  • 保険診療

2018年の日本人の死因の第4位である脳卒中。突然襲ってくることが多いことから、漠然とした不安を抱える人も少なくないかもしれない。そこで、大切になるのが脳卒中の予防だ。しかし、脳卒中を予防するといっても、具体的にどのような検査や治療をすればいいのか、わかっている人はほとんどいないのではないだろうか。「脳卒中を予防するには、脳にその原因となるような病変がないかを調べておくことに加え、そのリスクとなる生活習慣病などを治療しておくことが大切です」と話すのが、「杉田ファミリークリニック」の遠藤雅直院長だ。そこで今回は、脳神経疾患の診断と治療に豊富な経験を持つ遠藤院長に、脳卒中予防のためのMRI検査とその治療について、教えてもらった。(取材日2019年12月16日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q脳卒中とは、どのような病気ですか?
A

脳の血管が破れて起こる脳出血やくも膜下出血などと、脳の血管が血の塊などで詰まってしまう脳梗塞を合わせて脳卒中と言います。脳から出血するのと脳の血管が詰まるのでは大きな違いがありますが、いずれも血液が届かなくなることで脳に損傷が起こる恐ろしい病気です。脳卒中の一番のリスクは、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病で、血圧が高いことで血管や脳動脈瘤が破れたり、首の血管にできた血の塊が脳に飛んでいったり、脳の血管が動脈硬化を起こすことで血管が詰まったりします。加えて、不整脈が原因で脳梗塞にもなりますので、脳卒中を予防するには、それらの病気を治療しておくことが大切になります。

Qどのようなときに、MRI検査を受けたほうが良いのでしょうか?
A

健康診断で高血圧や糖尿病、脂質異常症など生活習慣病を指摘されたり、めまいやふらつきなどの症状がある場合、脳卒中や心筋梗塞の家族歴がある場合は、脳卒中発祥のリスクが高いため、一度、脳のMRI検査を受けることをお勧めします。特に高齢の場合は、以前に気づかずに起こしていた小さな脳出血や脳梗塞があることが少なくありませんから、50歳を過ぎたら一度、脳のMRI検査でそれらがないかを確認しておいたほうが良いでしょう。また、手足に力が入りにくくなる、ろれつが回らなくなる、激しい頭痛、首の後ろが張って痛くなるなどは、脳卒中発症のサインである場合もあるので、救急車を呼ぶなど、できる限り早く病院を受診しましょう。

QMRI検査では、どのようなことがわかりますか?
A

その時に起こっている脳梗塞や脳出血に加え、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や過去に自分が気づかないうちに起こした無症候性の梗塞や出血も見つかることがあります。そのときに急性期の脳出血やくも膜下出血、脳梗塞などを起こしている場合は、それらの治療に対応している基幹病院などに、速やかに搬送することになります。そして、脳動脈瘤や過去の脳梗塞、脳出血などの痕が見つかった場合や頸動脈狭窄などがある場合には、1年に1回程度、定期的に検査をして、変化をフォローする必要があります。何の問題も見つからなければ、その後、定期的にMRI検査を受ける必要はなく、生活習慣病などの治療を続けていくことになります。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診で症状などを確認

まず看護師による予診があり、めまいやふらつき、頭痛、健康診断の結果など、受診のきっかけとなった症状などについて聞かれる。激しい頭痛や手足の麻痺など、急を要するような状態であれば、優先的に対処することになるそう。同院では、先に看護師が症状を確認することで緊急性がないかを判断すると同時に、その後の診察や検査をスムーズに進めることができるような体制を整えているという。

2医師による診察でMRI検査の必要性を判断

めまいやふらつき、頭痛などの原因が脳にあると考えられる場合や、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある場合、脳卒中や心筋梗塞の家族歴があるなど将来的な脳卒中のリスクが高い場合に医師が必要と判断すれば、MRI検査を行う。特に症状はないが心配だから一度、脳のMRI検査を受けておきたいという場合は、脳ドックなどを利用することになる。同院では、予算などによって複数の脳ドックのコースを用意している。

3MRI検査で頭の中の状態を確認する

脳のMRI検査にかかる時間は20分前後。同院では、新鋭のMRI装置によって、脳自体や脳の血管などをより詳しく検査できるよう複数のシーケンスで撮影を行っているという。また、予約で埋まっていない限り、受診の当日に検査をすることが可能なことに加え、MRI室の照明を自分の好きな色に変えられたり、CDを持参して自分の好きな音楽を聞いたりと、リラックスしながら検査を受けることができるそうだ。

4検査結果の説明を受ける

検査結果は、基本的に当日中に判明。モニターで実際の画像を見ながら、脳の異常があればその説明がある。緊急性があれば、すぐに基幹病院に搬送するほか、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤が見つかった場合も基幹病院などが紹介され、そちらで手術などの治療をすることになる。特に高齢者の場合は以前、自分が気づかないうち起こした小さな脳出血や脳梗塞の痕が見つかることも少なくないそうだ。

5脳卒中を予防するための治療

検査結果を受けて、必要であれば高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や不整脈など、脳卒中を予防するために各症状に対しての治療を行う。脳動脈瘤や過去の小さな脳出血や脳梗塞の痕が見つかった場合には、それ以上に悪化させないためより厳格に生活習慣病などの治療を行うことに加え、1年に1回程度、定期的にMRI検査を行い状態をフォローしていくことも大切だという。

ドクターからのメッセージ

遠藤 雅直院長

脳卒中は、命の危険があったり、後遺症が残ることもあったりする恐ろしい病気ですから、予防が大切です。脳卒中に最も関係するのは生活習慣病ですから、まずは健康診断を受けて自分の健康状態を把握し、必要な場合にはしっかりと治療をしておくことです。また脳卒中や心筋梗塞の家族歴がある方も高リスクですから、当てはまる方は50歳になったら一度、脳に危険な病変がないか検査を受けることをお勧めします。そして脳卒中になると後遺症が残る場合がありますが、治療が早ければ回復が望めますので、めまいやふらつき、激しい頭痛、手足のまひやろれつが回らないなどの症状がある場合は、迷わず脳のMRI検査を受けたほうが良いでしょう。

Dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドックを受ける場合は自由診療となります:2万5000円~

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