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長引く痛みに悩んだらまずは相談を
MRIによる頭痛の検査

杉田ファミリークリニック

(横浜市磯子区/新杉田駅)

最終更新日:2019/12/06

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  • 保険診療

何の前触れもなく突然襲ってくる頭痛。そのつらい症状に苦しみながらも、頭痛で病院を受診するのに気が引けて、市販の頭痛薬などで対処している人も少なくないかもしれない。しかし、頭の中で何が起こっているのか、痛みだけがなくなれば問題ないのか、もっと良い治療方法はないのかなど、頭痛について知らないことばかりではないだろうか。加えて頭痛の影には、脳出血や脳腫瘍など、重大な病気が隠れていることもあるというから油断は禁物だ。そこで今回は、脳神経疾患の診断と治療に長年の経験を持つ「杉田ファミリークリニック」の遠藤雅直院長に、MRIによる頭痛の検査とその治療について教えてもらった。 (取材日2018年12月4日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q頭痛には、どのような種類があるのですか?
A

大きく分けて緊張性頭痛と片頭痛、数は少ないですが群発頭痛があります。緊張性頭痛は肩こりの頭痛と言われることもあり、首の骨がまっすぐになってしまっているストレートネックや頸椎症、スポーツや交通事故によるむち打ち症などによって、首や肩などにこりができ、筋肉が緊張してしまうことで頭痛を発症します。ギューっと締めつけられるような痛みが特徴です。片頭痛は、日常生活の継続が難しくなり寝込んでしまうような、激しいズキンズキンとする拍動性の痛みが、緊張性頭痛に比較して強く出るのが特徴です。また頭痛は、頭の中の出血など重大な病気のサインのこともありますから、我慢せずに一度、病院を受診することをお勧めします。

QMRI検査では、どのようなことがわかりますか?
A

脳出血や脳梗塞、脳腫瘍、脳血管病変、脳動脈瘤、子どもの場合には脳動静脈奇形や動静脈瘻、もやもや病など、頭の中で起こっている病気のほとんどはMRI検査と、同じ装置で脳の血管を観察するときに行うMRA検査でわかります。一方で緊張性頭痛や片頭痛では、MRIやMRAの検査で脳や血管に異常は認められません。つまり頭痛のときのMRI検査は、その原因となる病気などを探るために行うだけでなく、頭痛の陰にそれら重大な病気が隠れてないことを確認して、投薬などによる適切な治療につなげる意味もあります。そしてMRI検査は、CT検査のようにエックス線の被ばくがありませんから、お子さんでもご安心いただけるかと思います。

Qでは、どのようなときにMRIによる検査をするのですか?
A

頭痛だからといって必ずしもMRI検査をする必要はありません。痛みの種類や強さ、発熱や手足のしびれ、吐き気などの症状から、その頭痛は出血や脳腫瘍などが原因だと疑われる場合に加え、今まで飲んでいた薬が効かなくなった、頭痛の場所や種類がそれまでとは違う、これまでに頭のMRI検査を受けたことがない、前回の検査から年月がたっているときにも、スクリーニング的な意味でMRI検査を行います。緊張性頭痛では、頭に加えて頸椎ヘルニアや脊柱管狭窄症などを確認するため、首のMRI検査やエックス線撮影をすることもあります。子どもが頭を強くぶつけたときにも、頭の中で出血をしていないかなどを確認するために行います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診で自覚症状を確認

受付を済ませると、看護師による問診がある。ズキンズキンとする痛みや締めつけるような痛みなど、その種類や程度に加え、いつ頃から痛いのか、吐き気やめまい、発熱の有無などの自覚症状に加えて、脳のMRI検査を受けたことがあるか、あればその結果なども確認。同院では、先に看護師が症状を確認することで緊急性がないかを判断すると同時に、その後の診察や検査をスムーズに進めることができるように体制を整えている。

2診察で頭痛の種類を診断する

医師の診察を受ける。看護師による問診の確認と首や肩の筋肉の緊張などの診察をして、片頭痛なのか緊張性頭痛なのか、あるいはその両方、それら以外なのかを診断する。症状やこれまで一度もMRI検査を受けたことがない場合など、医師が必要だと判断し患者も同意した場合には、続けてMRI検査を行うことになるので、その説明がある。同院では基本的に、必要であれば受診をした当日中に、院内でMRI検査を受ける。

3MRI検査で状態を確認する

検査は脳に加えて、ストレートネックや頸椎症、脊柱管狭窄症などが疑われる場合には、首のMRI検査やエックス線撮影検査を行うことも。MRI検査にかかる時間は20分前後。一般的にMRI検査は薄暗い部屋で行われるが、同院では、検査室の照明を患者の好きな色に変えられたり、CDなどで持参した好きな音楽を聴いたりしながら、検査を受けることもできる。

4検査結果の説明

検査結果は、基本的に当日中に判明する。モニターで実際の画像を見ながら、脳の異常の有無やあればその説明がある。脳腫瘍や脳動脈瘤などの病気が見つかれば、大学病院などが紹介され、そちらで治療をすることになる。脳に何も問題がなければ、頭痛の治療を始める。同院では遠隔読影システムを導入しており、もし遠藤院長一人で判断が難しい場合には、外部の専門家が画像を精査してくれ、より精密な診断に努めているのだそう。

5投薬などによる頭痛の治療

基本は薬物治療。内服薬に加え、より鎮痛効果が期待できる点鼻薬や注射薬などもある。初診の場合は、2週間から1ヵ月程度をかけて状況を確認しながら処方を検討。薬が決まったら一定期間ごとに診察を受けながら、薬物療法を続ける。緊張性頭痛では、薬物療法のほかに麻酔薬を筋肉に注射するトリガーポイント注射や湿布、マッサージ、ストレッチなどで首や肩の筋肉の緊張をほぐすことで、症状改善が期待できることもあるそうだ。

ドクターからのメッセージ

遠藤 雅直院長

頭痛で病院に行ったり、検査を受けるのは大げさだと考えている人もいるかもしれません。しかし、頭痛にはいろいろな種類や原因があり、それぞれ適切な治療方法も違いますし、脳出血や脳腫瘍など重大な病気が隠れていることもあります。頭痛のときには一度検査を受けて、それらの病気が隠れてないか確認した上で適切な治療を行うことで、つらい痛みも改善につなげることが期待できます。病院では、気軽に受診しづらいイメージを持たれている方が多いかと思いますが、当院のような地域クリニックでしたら、受診もしやすいかと思いますし、必要であればその日に検査を行うことも可能です。

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