全国のドクター9,304人の想いを取材
クリニック・病院 161,131件の情報を掲載(2020年10月27日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市磯子区
  4. 新杉田駅
  5. 杉田ファミリークリニック
  6. 遠藤 雅直 院長

遠藤 雅直 院長の独自取材記事

杉田ファミリークリニック

(横浜市磯子区/新杉田駅)

最終更新日:2020/10/22

179001

新杉田駅から徒歩1分。ハマシップモールの3階に「杉田ファミリークリニック」はある。横浜市立大学附属病院や国立病院機構横浜医療センターの神経内科で診療に携わってきた遠藤雅直院長。「脳から全身を診ていくことができるから」と専門の脳神経内科を選んだそう。地域のかかりつけ医として、脳神経内科の専門性とMRIなどの高度な設備を生かして、大学病院と地域をつなぐ中継地点のようなクリニックをめざしたいと抱負を語る。医学の道をめざす前は、イタリア料理のシェフだった経験もある。「たくさんの経験をしたことでより多くの患者さんに寄り添うことができると思います」と、どんな悩みも親身になってくれそうだ。そんな院長に診療方針や今後の展望など話を聞いた。
(取材日2016年8月19日)

かかりつけ医をめざし、開業した脳神経内科専門の医師

いろいろな経験をした上で医者になったようですね。

1

はい。いろいろな職業をやっていたからこそ、働いている人の雰囲気がわかることがあります。クリニックには、いろいろな患者さんが来院されます。大学卒業後は、横浜市立大学の研修ローテーションを経て、神経内科に入局し、大学病院や関連病院で診療に携わっていました。脳神経内科を選んだのは新しい治療法が開発され治療できる疾患も増えてきたところにやりがいを感じたこと、また脳を含めた全身を診る診療科というところに惹かれました。医師になる前の経験、脳神経内科の専門的知識など、すべての知識と経験を生かして、今後も地域の皆さまにより良い医療を提供していきたいと思います。

この新杉田で開業されたきっかけは?

医師となった時から、ゆくゆくは地域に根差したクリニックを開業したいと考えていました。実際に地域に住んでいてこそ把握できるニーズもありますから、自宅のある杉田周辺で場所を探していたのです。MRIを導入できるスペースのある物件というのはなかなかないので、このハマシップモールが建つと知ってここだと思いました。杉田は、庶民的で古くからお住まいの方も多いエリアですが、新しいマンション開発も進み、若いご家族も多い地域です。そのような環境が、地域に密着したクリニックにしたいという私たちの目標にぴったりだと思いました。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

20180515 2

地域に密着したかかりつけ医でありながら、高度な医療安全を重視すること、そして先進設備を持ち合わせて、脳神経内科の専門的な医療を提供するという点でしょうか。脳神経内科に関しては大学病院レベルの高精度の診断や治療を、大学病院よりも便利に、患者さんの負担を軽減して提供できるように取り組んでいます。地域に根差した部分は、幅広くなんでも相談していただいて、適切な道筋をつけられるようにと考えています。開業に備えて、一般内科、小児科、皮膚科の研鑽も積みましたので安心して来院していただけると思います。現在、お子さんの患者さんも多く、またお子さんは皮膚のトラブルが多いですから、この分野もしっかりと対応していきたいですね。かかりつけ医となると、さまざまな症状の患者さんが来られますし、医療は日々進化しています。より良い医療をご提供できるよう、今後も研鑽を積んでいきたいですね。

リラックスしてMRIを受けられるよう検査環境も配慮

とても特徴のあるMRIが備えられているとお聞きしました。

20180515 3

そうなんです。1.5テスラのMRIで、これまでの装置よりも高精細に脳、脊椎、関節など全身の病気を発見することができます。また従来のMRI検査は、暗い空間での撮影で、「圧迫感があるので受けるのが怖い」とか「ガンガンする音がうるさい」という方が多いですよね。そこで、そんな患者さんの不安や負担を解消できるような検査環境システムを導入しました。検査室の色を患者さんの希望の色にすることができたり、場合によってはお好きな音楽を流すなど、リラックスして検査を受けていただけると思います。このタイプのMRIは日本でも先駆け的な導入だったということで、遠方からドクターが見学に来られたりもしています。

診療方針や、クリニックとして心がけていることを教えてください。

「ファミリークリニック」という名前には、私たちスタッフも、患者さんや地域の方々も大きな意味でファミリーと捉え、家族と接するように、安心していただける医療を提供したいという思いを込めています。またクリニックの診療方針として、「生命の尊厳を深く意識した医療の実践」、「安全で質の高い医療の提供」、「患者本位の医療サービスの向上」、「地域医療の連携」を掲げて、全員が名札の裏にカードを入れて、日々、胸に刻んでいます。また脳神経内科特有の配慮や対応が必要なこともあるので、スタッフには専門的な教育を行い、神経難病など治療法が見つかっていない病気を抱えた方への心のケアも重視しています。患者さんの求められる診療を提供する、患者さんに満足していただくという点では、医療はサービスと考え、患者さんへの接遇にも力を入れています。

ご専門である脳神経内科では、どのような診療を行われていますか。

20180515 4

脳神経内科にはさまざまな病気がありますが、特に最近、増えているのは認知症です。いくつかのタイプがあることもわかり、治療薬も開発されているので、できるだけ早くに確定診断を行い、適切な治療を提供する必要がありますが、それをすべて大学病院で対応するのは大変です。当院ではMRIによる鑑別診断ができ、専門的な治療にも対応できますので、基幹病院と地域をつなぐ中継地点のような存在として機能したいと考えています。神経難病は研究が進み、例えば筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、治療薬を連日点滴する新しい治療法が開発されるなど、外来レベルで対応できる治療が増えてきました。こうした治療は当院で十分に対応できますし、そうすれば患者さんも便利で負担が少なく、さらに大学病院は重篤な診療に専念できます。専門性とクリニックならではの利便性を生かした診療を提供したいと思いますね。

専門性も備えつつ、幅広く対応するかかりつけ医として

ところで、先生のプライベートについてもちょっと教えてください。

20200901 5

妻は看護師で脳神経内科の経験が長いので脳神経内科の患者さんの対応と、事務長としてクリニックの運営を縁の下の力持ちとして頑張ってくれています。勤務医時代は、家族で旅行やダイビングに行ったり、テーマパークに遊びに行ったりしていましたが、開業後は、なかなか休みもないような状態ですね。娘と一緒に過ごす時間も大切にしたいのですが、ちょっと残念です。幸い、元気に保育園に通ってくれているので助かっています。同じ保育園のお子さんやお母さんたちも気軽に来院してくださいますし、娘のおかげで子どもたちとの接し方もずいぶん慣れた気がします(笑)。

今後、力を入れていきたい分野などを教えてください。

クリニックならではのメリットを生かした、気軽に受けられる専門医療に力を入れていきたいですね。例えば、多発性硬化症(MS)は若い人に発症しやすいので、働いている方も多く、平日の日中、仕事を休んで大学病院や大きな病院にかかりにくいという方も多いのです。当院ならば夕方や土曜日にも来ていただけます。自己注射の治療を当院で継続することも可能です。頭痛の場合も、痛いときにすぐにMRIを撮って多角的に画像診断ができますので安心していただけると思います。また近隣の整形外科や婦人科のクリニックで画像診断が必要な場合には、当院でMRIを撮り、画像データを専門の医師に読影してもらい、診断をつけてクリニックに情報提供する「遠隔読影システム」も導入しました。高いレベルの病診連携で、地域医療の向上にも貢献していきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

20180515 6

私は、脳を含めた全身が診れる、日本神経学会神経内科専門医として地域に根差したクリニックを開業したいと願っていました。「脳のことが気になっても、すぐにどこに行けばよいかわからない」、「一度、脳の検査を受けたいがなかなか行きづらい」という方も多いようです。当院では、気軽にMRI検査を受けていただけるように工夫し、また脳ドックも行っていますのでぜひご利用ください。ファミリークリニックという名前のとおり、地域の方々を家族のように親身に診療していきたいと思っています。頭痛や認知症、パーキンソン病など、脳や神経に関わることはもちろん、一般内科や小児科、皮膚科についてもかかりつけ医としてなんでもご相談ください。お待ちしております。

Access