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星加 義人 院長の独自取材記事

草加きたやクリニック

(草加市/獨協大学前〈草加松原〉駅)

最終更新日:2019/08/28

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幹線道路から一歩路地を入った静かな環境にある「草加きたやクリニック」は2016年6月に開業したクリニックだ。訪れる患者がリラックスできるように、との思いからナチュラルなウッドテイストでまとめた院内はまるでカフェのような趣で、病院が苦手な子どもでも落ち着いて診察が受けられそうな雰囲気になっている。順天堂大学をはじめいくつもの総合病院で呼吸器疾患専門の医師として研鑽を積んできた星加義人院長は、どんな疾患にも対応できるよう、いわば家庭医療を行う医師としての研鑽も積んできた人物。患者に対しては、やわらかな笑顔で丁寧でわかりやすい説明を心がけ、なんでも相談しやすいように、と心を砕く。そんな星加院長に日頃の診察にかける思いから今後の展望など、さまざまな話を聞いた。
(取材日2018年8月31日)

呼吸器を中心に家庭医療を行う医師として総合的に診療

天井が高くて開放感があり木の温かみが感じられる、すてきなクリニックですね。

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ありがとうございます。私が以前往診に伺っていた介護老人保険施設がこういったナチュラルテイストの造りをされていて、皆さん生き生きと楽しげに過ごされていらっしゃいました。自分がクリニックを造るときは、このように和やかな雰囲気にしたいと思っていましたので、木目調の壁紙などを使ってやわらかな感じにしました。ここはお隣にあった埼友草加病院が移転することになり、この地域の方がお困りになるので何らかの形で医療機関を造りたい、という話があり、縁あって開業させていただきました。ですので地域の皆さまのかかりつけ医として、どんな症状でも気軽に来院いただければと思っています。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

近隣の患者さんを中心に、お子さんから高齢の方まで幅広い方に来ていただいています。疾患もさまざまで、まさに私がめざしていたかかりつけ医の姿そのもの、といった感じです。一方で、この地域には呼吸器の専門の医師が少ないようで、長引く咳や喘息のご相談などで遠方からいらっしゃる方も多いですね。呼吸器疾患には体の全体に関わる疾患が多いので、私も勤務医時代にはさまざまなクリニックに勤務し、糖尿病や生活習慣病をはじめさまざまな慢性疾患から、在宅診療に至るまでいろいろな経験をしてきましたので、地域の患者さんの疾患を幅広く診ることができます。予防接種や禁煙治療も可能ですので、地域のかかりつけ医として疾患問わずなんでもご相談していただければと思っていますね。地域のかかりつけ医として年齢や疾患問わずなんでもご相談していただければと思っていますね。

医師をめざそうと思われたのはなぜでしょうか?

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実家は四国にあり祖父の代から続く「町の診療所」です。「医者の息子は医者」という周囲の視線に反発したこともありましたが、父の背中を見て育ったからでしょうね、結局、同じ道を歩みました。それでも、昔からのスポーツ好きと、テレビ番組で有名サッカーチームのチームドクターの特集を見て感銘を受けたことから、最初は整形外科を専門にしようと思っていたんです。ところが学生の時に、さまざまな診療科目をまたいで勉強できる機会があり、その中で、他科の連携が多く、感染症からがん、喘息まで幅広い疾患を診ることができる呼吸器内科の深さに惹かれて進路を変更しました。その後いくつかの総合病院勤務を経るうちに総合的に患者さんを診る必要性を痛感して家庭医療を行う医師を志すようになりました。

初期症状が少ない呼吸器疾患。気になったらすぐ受診を

日々の診察で心がけていらっしゃることはありますか?

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患者さんのお話をよく聞き、わかりやすく丁寧な説明を行うことですね。ご自分の体にどんなことが起こっているのかわからないと、誰しも不安になるかと思います。なので、できるだけ医療用語を使わない説明を心がけています。正確な診断も欠かせません。例えば、咳が長引くという症状でも、原因によって対処方法が違います。特に肺炎の場合は、咳止め薬を使ってしまうと重症化する恐れがあるので、きちんと原因を突き止められるように治療経過を取らせていただくこともあります。実は、呼吸器疾患は重症化するまで症状が出ないものも多いんです。病院勤務時代には、そのことでつらい経験をすることもありました。そんな中でも、患者さんのご家族から「最後は先生に見ていただけてよかった」と言っていただけた時は、精一杯やってよかったと思うと同時に切なく苦しい思いもこみ上げてきました。

睡眠時無呼吸症候群の症状や治療の流れについて教えてください。

自覚しにくい疾患ですが、夜間によく目覚めてしまう、睡眠時間は取れているのに日中眠気が強いといった症状があればご相談ください。睡眠時無呼吸症候群は、まず問診を行い、さらに検査が必要な場合には簡易検査のキットをお渡しするので患者さん自らご自宅で検査していただきます。この検査で判断できた場合はすぐ治療に入ります。簡易検査で判別が難しい場合は、精密検査が必要なため連携医療機関にて1泊2日の検査入院を行います。この検査は精密なデータ解析が行えるのですが、どうしても入院が難しい方には精度は落ちますが、ご自宅で詳しく検査する方法も準備しています。治療は、症状の重症度に合わせて生活習慣の改善指導、マウスピース、CPAPという治療用マスクを使った方法などを組み合わせます。睡眠時無呼吸症候群は、高血圧、心不全や脳梗塞を引き起こす原因にもなるので、早めに治療を始めることをお勧めします。

身近な呼吸器疾患で他に気をつけるべきものはありますか?

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喫煙者の方に多く発病するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)には注意が必要です。年齢が上がってくると誰しも階段を上るときに息切れがしたりするものですが、喫煙者の方、また過去に喫煙経験のある方の場合はCOPDから来ていることも多く、息切れを加齢のためなどと侮っては危険です。COPDは心臓などほかの臓器の合併症を引き起こすことも多く、早めの対処が必要です。COPDは完治はしませんが、場合によっては進行を食い止めることも、症状を楽にすることもできると考えられます。喫煙者の方で最近息切れがする、という方はぜひ検査を受けてください。禁煙をお考えの方は、禁煙治療も当院で行っています。最近は若い世代の方も禁煙に積極的です。保険適用の範囲も広がりましたのでぜひお気軽にご相談ください。

何事もなければOK。気軽に何でも相談できる雰囲気

スポーツがお好きとのことですが、どんなスポーツをされていたのですか?

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なんでも幅広く取り組むのが好きでして、小さい頃は野球、サッカー、中学はテニス、高校はラグビー、大学ではアメフトとゴルフ、といろいろやってきました。さまざまな診療科の勉強をしたいと思ったのと流れは同じなのかもしれません。また週に3〜4回くらいジムに通って鍛えていて、それが健康法兼ストレス解消法になっていますね。あとは食事にも気をつけていて、油物は極力減らしてタンパク質と炭水化物の摂取量のバランスも考えています。これに筋トレで筋肉をつけて代謝を上げることで、体脂肪率を下げるよう努力しています。あとは週末に子どもがスイミングスクールに通っているのですが、そのレッスンしている横のレーンで自分も泳いでいます。

今後、このクリニックをどのようにしていきたいとお考えでしょうか?

家族みんなでなんでも相談に来ていただけるようなクリニックになりたいですね。患者さんが雑談交じりにご相談いただけるような雰囲気をつくりたいと思っています。何科にかかっていいかわからないときなどにも気軽に聞いていただける医療の窓口的な役割を果たしたいと思っています。専門的な治療が必要な場合にはご紹介もします。また呼吸器の専門として肺がん患者さんも大勢診てきましたので、訪問診療の重要性も承知しています。現在は一人で診療をしているので、限りはありますが、対応していきたいと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いできますか?

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肺疾患には重症化するまで症状のないものや、ちょっとした咳や息切れが発端になるものも多いので、年に1度はレントゲンなどを含めた健康診断をお忘れなく。近隣の病院とも連携しています。24時間心電図測定器や超音波検査による心疾患検査、睡眠時無呼吸症の検査なども可能です。気にかかることがあれば、まずは気軽に受診してみてください。

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