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芹澤 敬子 院長、吉嶺 倫子 先生の独自取材記事

すみれが丘そよかぜクリニック

(横浜市都筑区/センター北駅)

最終更新日:2021/10/12

芹澤敬子院長、吉嶺倫子先生 すみれが丘そよかぜクリニック main

ブルーラインのセンター北駅、グリーンラインの北山田駅からそれぞれ車で5分、東急田園都市線の鷺沼駅からは車で10分ほど。神奈川県道102号沿いの、すみれが丘南交差点近くに「すみれが丘そよかぜクリニック」はある。ビル1階のクリニックに足を踏み入れると、優しいパステルカラーとやわらかな曲線を効果的に配した居心地の良い空間。女性専門のクリニックとしてスタートした後に門戸を広げ、現在では性別年齢問わず、幅広い層の患者を迎えているという。内科・漢方内科と皮膚科・形成外科を柱に、婦人科、心療内科と体の内外をトータルにケアすることをめざす同院の診療について、内科担当の芹澤敬子院長と皮膚科・形成外科担当の吉嶺倫子先生、二人の女性医師に話を聞いた。

(取材日2021年5月17日)

地域に寄り添い、人に寄り添う温かいクリニック

貴院の成り立ちと、患者さんの傾向を教えてください。

芹澤敬子院長、吉嶺倫子先生 すみれが丘そよかぜクリニック1

【芹澤院長】もともとは「すみれが丘女性医療クリニック」という女性専門の病院でしたが、2016年2月に「すみれが丘そよかぜクリニック」として老若男女皆さんのかかりつけ医となるべく、新たなスタートを切りました。診療科は内科、漢方内科と皮膚科、形成外科、美容皮膚科、婦人科、心療内科を掲げています。同じ都筑区にある「山本記念病院」の関連病院として、さらに患者さんに寄り添っていくことをめざして開設されたクリニックということもあり、近隣にお住まいの方を中心に、体の内外に起こる小さな不調からお気軽にご相談いただける場としてご活用いただいています。住宅街にあることから、主婦の方が多いでしょうか。女性医師が多いため「相談しやすくて良かった」とのお声をいただくこともあります。男女問わずお子さまからご高齢の方まで幅広い年齢層の方にご来院いただいており、中には3世代でご受診いただく方々もいらっしゃいます。

ゆったりとスペースを取った、居心地の良い空間ですね。

【芹澤院長】ありがとうございます。各線の駅から少し離れた立地にあるため、スペースに余裕があるのはメリットです。院内も広々としていて待機エリアもいくつか分散してあるので、感染症なども気にすることなくご受診いただけるかと思います。また、1階にあり、バリアフリーになっていますので、歩行が難しいご高齢の方やケガをした方、ベビーカーの赤ちゃんなどもご受診いただきやすいかと存じます。お困りの際にはぜひ頼っていただきたいですね。とはいえ、アクセスが良いわけではないため、まだまだ近隣の方を除いて十分に認知していただいているとは言えない状態。当院についてもっと多くの方に知っていただき、必要な方に頼られる医院になれればと思っています。

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか。

芹澤敬子院長、吉嶺倫子先生 すみれが丘そよかぜクリニック2

【芹澤院長】最適な治療は人によって異なっており、患者さんの数だけベストな医療が存在するものです。だからこそ、症状や体質はもちろん、生活背景や環境も考慮しながらそれぞれに合わせた対応でのサポートを心がけています。また、患者さんにわかりやすい説明を丁寧にご提供することも気をつけています。当院は女性医師が多いこともあり温かい雰囲気。スタッフも明るいベテランがそろっており、アットホームなムードが魅力です。男女問わず、ぜひお気軽にご来院ください。

ニキビから美容まで、幅広く対応する皮膚科・形成外科

吉嶺先生は皮膚科・形成外科のご担当なのですね。

芹澤敬子院長、吉嶺倫子先生 すみれが丘そよかぜクリニック3

【吉嶺先生】はい。私が担当している皮膚科・形成外科は当初週2日午後の数時間のみと限られた診療枠で開始しましたが、昨春から診療を大幅に拡大。現在は火曜日を除く毎日、午前午後の診療を行っています。ニキビやアトピー性皮膚炎に悩む学生さんから、30代40代の主婦の方やお子さままで、比較的若い世代の割合も多くなっています。

皮膚科・形成外科ではどのような診療が受けられるのでしょうか。

【吉嶺先生】形成外科領域では皮膚腫瘍の切除術などに対応していますが、こうした手術を行う女性医師は少なく、婦人科領域の皮膚腫瘍などをご相談いただくことも多いです。エコーとエックス線があるため腫瘍の診断もより精密に行え、悪性が疑われるものに対しては迅速に組織検査をして、必要に応じて専門の医療機関へとつなげています。皮膚科領域で圧倒的に多いご相談はニキビ・ニキビ痕とアトピー性皮膚炎。いずれも良い薬が開発され、ゴールが見える治療となってきました。アトピー性皮膚炎治療に関しては、近年主流になりつつある生物学的製剤およびJAK阻害剤を適応があれば積極的に提供しています。また、巻き爪、陥入爪の治療などにも対応。腋窩の多汗症においては保険適用のボツリヌス毒素製剤治療などを行っています。

美容皮膚科ではどのような診療を行っていらっしゃいますか。

芹澤敬子院長、吉嶺倫子先生 すみれが丘そよかぜクリニック4

【吉嶺先生】この辺りにお住まいの女性は美容に対する意識の高い方が多く、しみ、しわやニキビ痕といった美容に関わるご相談も多くお受けしています。当院は炭酸ガスレーザーを導入しており、これはほくろやイボの除去に加えて、ニキビ痕や傷痕などの瘢痕治療も行っています。また、眉間のしわに対するボツリヌス毒素製剤を用いたケアも得意としています。私自身は現在も都内の美容皮膚科での勤務を継続しており、技術の習得と新しい治療にふれる機会を持っています。日々アップデートされるこの分野の最初の一歩として、皆さんの疑問に知識を持ってお応えします。

長期間の治療ではモチベーション維持のため目標共有を

吉嶺先生が診療の際に心がけていらっしゃることはありますか。

芹澤敬子院長、吉嶺倫子先生 すみれが丘そよかぜクリニック5

【吉嶺先生】それぞれに最適な治療をご提案するために、お一人お一人ときちんと対峙して、その方が何にお困りで何を求めていらっしゃるのかなど、しっかりとお話を伺うようにしています。また、皮膚科では治療が長期間にわたることも多いため、手の届く範囲に目標を定めて、患者さんのモチベーションをサポートすることも心がけています。だらだらと治療を続けるのではなく、メリハリを持って、負担を抑えてより適した治療方法を提案できるようにしています。肌の環境や薬の塗り方一つで同じ薬でも人によって働き方が変わることも多いので、まずは基本を見直すことも重要だと感じています。

吉嶺先生はこれまで皮膚科・形成外科分野で幅広く研鑽を積まれてきたと伺いました。

【吉嶺先生】医学生の時に各科を回っていくのですが、形成外科の医局の雰囲気に惹かれて入局を決めました。形成外科は同じ疾患や手術でも、たくさんのアイデアを出し合って、術式を計画します。より良い結果を求めて、治療方針を立てる術前のカンファレンスはとても勉強になりました。今でも手術前は必ずアプローチの方法を熟考し臨んでいます。大学病院時代は手術と緊急時の処置を繰り返す毎日でした。特に重症のやけどの患者さんを多く受け入れる病院であり、急性期の全身管理から、救命後の機能改善のための再建手術まで多く学ぶことができました。その後都立病院勤務時には震災に直面したこともあり、緊急時の医療や離島医療も経験しました。素晴らしい上司や先輩にも恵まれたこともあり、これらの経験を通し、総合的に診療する力を養うことができましたし、形成外科医の一人として地域のために必要とされれば尽くしていきたいと思っています。

読者へのメッセージをひと言お願いできますか。

芹澤敬子院長、吉嶺倫子先生 すみれが丘そよかぜクリニック6

【吉嶺先生】皮膚科や形成外科はもちろん、美容皮膚科まで幅広くご相談いただけるのが強みです。美容に関する情報などは、当院のブログでも積極的に発信しています。また、寝たきりで重症褥瘡にお悩みの施設入居者の方や、不意の事故で外傷を負われた方などの対応にも力を入れていきたいと考えています。皮膚でお困りのことがあれば、また何か気になる情報があれば、赤ちゃんからお年寄りまで、男女問わずぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

5ミリ以下ほくろ切除 5500円/1個~、しわのケア/眉間ボツリヌス毒素製剤注射 2万2000円~、ニキビ跡・瘢痕治療 頬部 1万3200円/1回 そのほか部位別に治療費設定あり

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