医療法人社団悠佳会 あおぞら赤ちゃん子どもクリニック亀有足立小児科

医療法人社団悠佳会 あおぞら赤ちゃん子どもクリニック亀有足立小児科

岡田 拓也院長

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クリニック名が織り込まれたかわいい絨毯マットが迎え入れてくれる「あおぞら赤ちゃん子どもクリニック亀有足立小児科」。カラフルなキッズスペースやペガサスのイラストが飛び交うブルーの壁など、待合室は楽しい雰囲気だ。このクリニックは、足立区東和に2016年7月、岡田拓也院長が開業。名前には子どもたちが元気に青空の下で遊べるようにとの意味が込められている。岡田院長は日本医科大学小児科学教室時代の恩師が専門領域を尋ねられた際に答えた「小児科医は子どもが専門」という言葉を胸に、より良い小児科医療の提供をめざす。院長自身、2人の幼児の父親だが「娘ができてから実体験を通じて話ができるようになった」と笑う。そんな岡田院長に新しいクリニックへの思いを語ってもらった。
(取材日2016年8月1日)

相談だけでも気軽に来られるために感染予防を徹底

―開業にあたってどんな点にこだわられたのですか?

ここで開業する以前、北戸田のクリニックに院長として勤めていましたが、その時に自分だったらこんなふうにしたいと考えていたことが多々ありました。今回はそれらをできるだけ実現しています。一つは感染予防のために個室の診察室を8部屋設置したことです。受付を挟んで右側にある5部屋は風邪などの診察に使用し、左側の3部屋は予防接種や健診、ぜんそくやアトピーの定期受診などに使用しています。病院に行って感染症にかかってしまっては本末転倒ですから、相談ごとだけでも気軽に来院できるよう用途別に個室にし、診療の際は私が移動する形にしています。換気にも配慮して個室の空気が院内に流れないようにしています。また、子どもたちにとってクリニックは楽しい所と感じてもらえるように待合室は遊び場のような雰囲気にしました。広いキッズスペースを用意して、壁の下半分はマグネット仕様にして、マグネットのおもちゃで遊べるようにしています。

―そもそもなぜ小児科医になろうと思われたのですか?

私が小さい頃から、祖父母が患っていまして、祖父は小学6年の時に心筋梗塞で倒れ、祖母は3歳の時に脳梗塞を起こしました。ずっと患者側の立場で育ってきたのですが、小学6年生の時に心筋梗塞を起こした祖父を助けていただいたことが強く心に残っていて、いつか恩返しをしたいと思い、医師をめざしたのです。日本医科大学を卒業後、脳外科や心臓外科の選択肢もありましたが、重大疾患に陥ってからの医療ではなく、病気にならないための予防が重要と考え、予防医療を志望。予防医療には、乳児健診や予防接種などもあり、そこから小児科医へと進展しました。子どもの時の思いが28年間たってようやく実現した思いです。子どもたちには何も罪がないですし、誰も悪くない。なのに病気にかかってしまう。そんな子どもたちを何とかしてあげたい、病気にならないよう手助けしたいと思ったのです。

―診療の際、心がけていることはどんなことですか?

お母さんたちは、お子さんが風邪をひいたり急に発熱したりすると、焦ってしまうと思います。しかし、子どもは保育園や幼稚園で集団生活をはじめると皆さんだいたい2~3週間ほどで熱を出します。それは、それまでの生活で身に着けてきた細菌やウイルスがその子によって違うからなんです。つまり、風邪を何度もひくことは情報を交換し合い、徐々に強い子に育っているのです。咳は細菌やウイルスを外に排出するためで、発熱は体が細菌と闘っているサインなので無理に下げることはない、ということもわかりやすく説明して、お母さんの気持ちをクールダウンするようにしています。私自身、3歳と1歳の娘がいるのですが、小児科医として現場で診てきた経験からだけではなく、父としての実体験をもとに話せるようになりました。うちの子もそうですよ、と話すとお母さんたちも安心するようです。医療者として、親として、両方の立場で話せるようになりました。



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